「MOON PEACH」のホームページで月桃についてちょっと勉強してみました

※VRINDAAM社アーユルヴェーダ・アロマフレグランス日本初上陸!バナーをクリック

先日、「アロマフェア2017 in 松屋銀座」へ行った時に、MHA(ミュゼホリスティックアロマ)という会社のブースで、月桃(ゲットウ)の葉を実際に触ってきたのですが、生命力が強い葉で、注目されている理由と言うのは少しわかりました。

MHAのブース。左側に見えるのが月桃の葉。壁に貼ってある紙にある写真が花です。ちょっと見にくいですが。。

ちょっとした「触れる体験」をした後、「月桃」のキーワードがよくひっかかるようになりました。

そんな中、MOON PEACH(ムーンピーチ)というブランドで、月桃の化粧品・オイル・バームの製造販売を行なっている「レセラ有限会社」代表取締役、且つ、ムーンピーチ開発者の”うすき友美さん”のストーリーを書いた記事を先日見ました。

そして、MOON PEACHのホームページを見ていたのですが、月桃について非常によくまとまっていたので、私自身の勉強の意味もあるのですが、ご紹介したいと思います。

月桃

学名:シマ月桃 Alpinia zerumbet  タイリン月桃 Alpinia uraiensis

別名:サンニン、サニ、(沖縄)、サネン(奄美)、ハナソウカ(大東島、八丈島)、シェルジンジャー(ハワイ)

生薬名:砂仁

原産地:亜熱帯地方

形 態:草丈2~3m、茎・直立、葉・2列に互生し楕円状針形。長さ40~70cm、幅5~9cm、上面は下面共に毛がなく、上面のみ光沢あり

花期:4~6月。花は柄を有し長さ4cmぐらい。総状花序を下垂し多数の花を開く。蕾の先がほんのり紅色。唇弁の縁が黄色、中央は紅色
種子は黒く多数で長さ4mm。花が枯れた後に実が出てきます。6-10月ぐらいにかけて緑から朱色へ変化していく

成分:種子、茎、葉、花に芳香があります。月桃葉精油は0.7%~1%含む。
主成分は1.8シネオール、アルピネン、ピネン、カルダモニン、α-カリオフィレン、セスキテルペンアルコールなどを含む。

原産地については、Wikipediaでも確認しましたが、赤道近くのアジアにも広く分布するようです。

また、ハワイでは、「シェルジンジャー」と呼ばれているように、ショウガ科に分類されています。

主成分として、1.8-シネオールが一番最初に出てきていますが、この成分は、ユーカリやローズマリーにも含まれている精油成分で、抗菌・抗ウィルス作用のある成分ですね。

「アロマフェア2017 in 松屋銀座」で月桃の精油の香りを嗅いだのですが、不覚にも香りを言葉で説明できるほどの記憶がない状況となっておりますので、、、今度、生活の木さんでじっくりと嗅いでこようと思います。。

祭り“鬼餅(ムーチーカーサ)”にみる月桃の厄よけ・抗酸化力

沖縄では「月桃」の抗菌作用が人々の暮らしの中で利用されてきました。
「鬼餅」は男の子は生まれながらに身体が弱かったことから、旧暦十ニ月八日に健康祈願として月桃ノ葉で包んだ餅を食べる伝統行事です。
“長寿のもと、病気知らず” などとして伝えられています。
月桃ノ葉の抗菌作用で餅にカビが何週間も生えないと云われています。

男性は大人になってからもチカラムーチー(白い餅に願いを込めて)を食べるそうです。
鬼餅を蒸した後の残り湯は玄関や家の周りに撒いて、家の中に邪気が入らない様お清めに利用します。
その年1年間、無事に過ごせた事に感謝し、翌年も無事に過ごせる様、祈るのです。

民話や民間療法として健胃、生理痛などの緩和をさせる為に種子を用いられてきた記述も残っています。

やはり、1.8-シネオールの抗菌作用が生活の中で利用されてきたんですね。

沖縄では、月桃は祭事にはよく使われており、且つ、昔から民間療法として使用されてきたことも記述として残っているらしいので、本当に生活に深く根付いたハーブと言うことができるのかもしれません。

MOON PEACHが考える 月桃の2つのチカラについて

“浄化”
昔から月桃が生活に根付き利用されてきた力
要らないものを外へ出し巡る方向へ持っていきカラダを輝かせるチカラ。
“再生”
保湿や保護、補給を助け肌な身体を内側からサポート。
近年の研究で明らかになってきた弾力や毛細血管を修復を助けるチカラ。

この青字の部分は、女性にとっては目をひくポイントなのかもしれません。この青字の詳細説明が以下に続きます。。

コラーゲンとの関係

 

皮膚のコラーゲン産生促進、コラーゲン分解抑制、繊維芽細胞の増殖などの作用があることがわかっています。

■コラーゲン
真皮中の成分、約90%を占め、真皮の主要構成成分として、皮膚のハリ・弾力性の維持を担っています。

■コラゲナーゼ
コラーゲン分解酵素のひとつ。

■繊維芽細胞
細胞マトリックス(コラーゲン、エラスチン、ムコ多糖、フィブロネクチン)を産生し、総合的に細胞間物質の代謝をコントロールしています。肌の母細胞ともいえるこの細胞は、紫外線や活性酸素で傷つくと不良品のコラーゲンやエラスチンを生成してしまいます。普段は静止状態ですが、いったん傷ができるなどの緊急事態になると、活発に分裂し、微妙な繊維構造を修復します。この細胞は20代を過ぎると増殖が低下することが知られています。

■ポリフェノール
活性酸素に対して戦う抗酸化物質です。(近藤和雄 博士/国立健康栄養研究所) ポリフェノールの効果は、活性酸素の除去、抗ガン作用、抗アレルギー作用など有用な働きが確認されています。このように、高い抗酸化作用で注目されている物質ですが、お肌への効果は、「紫外線から細胞を守る働き」「美白」「抗アレルギー」作用が期待されています。月桃エキスに含有される主成分はフラボノイドがあげられています。これは、ポリフェノールの一種で、水溶性ビタミン様物質です。ポリフェノールには、色々なタイプがありますが「抗酸化ポリフェノール」として効果を発揮しているのは、フラボノイドなのです。

■フラボノイド
活性酸素には4種類ありますが、もっとも強力なのはヒドロキシル・ラジカルです。フラボノイドはそれを強力に除去してくれます。免疫、発ガン、細胞変換、腫瘍の成長、ブドウ球菌に対する抗菌作用等、人間の免疫欠如ウィルスの生活過程において重要な酵素に対抗します。ビタミンEが脂溶性部分の酸化を防ぐのに対して、フラボノイドは、水溶性(体液や血液部分)の酸化を防ぎ細胞内の抗酸化作用もあるといわれています。さらに、肌の潤いや艶も保ちます。血流が改善され、むくみも解消し肌の栄養状態が良くなると、肌の色は健康色となり、停滞型の吹き出物も改善されます。 神経組織の副交感神経枝をリラックスさせる抗ストレス作用もあります。 今、話題のフラボノイド効果への研究はまだまだ進んでいます。

これを読むと、月桃が注目されている理由というのがよくわかってきました。

コラーゲンのことについては、JAMHA(日本メディカルハーブ協会)のハーバルセラピスト養成講座の中でもしっかりと出てきます。

皮膚は、表面から、表皮・真皮・皮下組織の順に構成されていて、表皮の数倍から10倍の厚さがある「真皮」は、60~80%が水で、それ以外の大半はコラーゲン(膠原線維)、エラスチン(弾性線維)、ヒアルロン酸で構成されています。

コラーゲンは皮膚の形を保つ大きな線維状のたんぱく質で、皮膚・腱・骨・血管などの結合組織を構成しているので、上記の実験結果は肉体的な若さを保つという観点で意味があることが分かります。

化粧水を買って経過観察をしてみたくなりました。

毛細血管修復

Tie2(タイツー)を活性化し、血管を安定化し、顕官を安定化させるチカラが備わっていると注目されています。
損傷した毛細血管の壁細胞に代わって、内皮細胞のTie2を活性化し、血管の炎症を防ぐと云われています。

いきなり、Tie2という言葉が出てきましたが、これは、血管の老化を防ぐタンパク受容体のことらしいのですが、こちらのリンクに「よくわかるTie2説明動画」というのがありますので興味のある方は見てみてください。

月桃精油(エッセンシャルオイル)について

月桃精油は貴重で採取するのが困難です。
100mL(計量カップ約半分)の精油を採取するには100kgの葉が必要となります。
月桃農家のおじさまがひたすら丁寧に苅り、丹念に精製してくれています。

ネット調べてみると、2mlで3000円台の製品が出てくるので、結構高いですね。

月と太陽と月桃

月桃は亜熱帯地方に降り注ぐほどの大量の太陽パワーと大量の水で育つ植物
月桃のチカラは、月の満ち欠けと同じ。欠けては(浄化)満ち(再生)命続く限り、地球を周って巡っています。

なるほどです。

いままで、月桃、月桃とキーワードだけはよく聞いていたのですが、月桃というのもがどういうものかの一端を知ると、より興味が沸いてきました。

過去、数回沖縄旅行に行っていましたが、もちろん当時は月桃の存在すら知らない状況でしたので、今後沖縄行くときには、月桃の情報をしっかりと集めてからにしたいと思います。

MOON PEACHの情報はこちら

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す