今から3年前に、中世において魔除けとして用いられたオレンジポマンダーを作って以来、その香りに魅了され、毎年作るようになりました。
ミイラづくりとほぼ同様の製法のため、生のオレンジを使っているにも関わらず何年経っても腐らないということを知ったとき、大きな衝撃を受けたのを記憶しています。
【過去記事:人生初のポマンダーづくりに挑戦。オレンジとクローブが交わったときの香りが最高にいいです。】(2018年11月19日)
※オレンジポマンダーの知識は、以下のページにシンプルに分かりやすく説明されています。
11月~12月のクラフトとして、フルーツポマンダーづくりは習慣化したのですが、夏場のクラフトして、ラベンダーバンドルズを作るのを習慣化したいと思っていました。
でも、ちょっと難しそうで少し躊躇していた部分があったのですが、以下の記事を見ると意外に簡単に作れそうな気がし、来年から作る意欲が沸いてきました。
季節の花でハーブクラフト、芳香剤や防虫剤になるラベンダースティックのつくり方|ハーブ農家のハーブ生活
ハーブ農家の小川さんにラベンダーを使ったハーブクラフト、ラベンダーバンドルズのつくり方を教えていただきました。ラベンダーバンドルズは、芳香剤としてリラックス効果をもたらすほか、クローゼットや収納の中に入れておくと防虫効果も期待できます。
おうち時間が増えたので、何か新しいことをしてみたい。そんな時はハーブクラフトをつくってみてはいかがですか? 今回は、今の時期、盛りを迎えるラベンダーを使った楽しみ方をご紹介します。
ラベンダーバンドルズとは
ラベンダーの香りは古くからリラックスのみでなく、防虫や殺菌など、生活の衛生管理にも役立ってきました。
バンドルズはフレッシュのラベンダーを利用して作る、ハーブの工芸品です。香りは1年くらい楽しむことができ、芳香剤としてのみでなく、ストレスの緩和、防虫、殺菌などにも役立ちます。
ラベンダーバンドルズのつくり方
材料(1本分)
◎ ラベンダー 奇数本 ◎ リボン 1m ※ ラベンダーは11、13、15本がオススメです。はじめての方は、少ない本数からつくってみましょう。
つくり方
1 ラベンダーを奇数本、準備し、茎についた葉を落とす。
2 花の付け根で合わせてリボンできつく結ぶ。
3 リボンで結んだ付け根からラベンダーの茎を折り曲げる。※この時、そのまま曲げると、ポキっと折れてしまうので、爪先でつまんでねじるように折り曲げる。
4 リボンをラベンダーの茎の間に、上下上下とくぐらせていく。
5 ラベンダーの花が隠れるまでリボンを巻き終わったら、リボンを結ぶ。
6 茎の長さを揃えて切ったり、結び目をリボンで巻いたり、自分流にアレンジすると世界に一つだけのラベンダーバンドルズの完成!
※ つくってから1〜2週間経つと、ラベンダーの蕾が乾燥して小さくなり、編み上げたリボンがたるんできます。その時は、竹串などでリボンを引っ張り、たるみをなおして下さい。
ハーブのクラフト
ハーブのクラフト(工芸品)はハーブの楽しみ方の一つ。
ラベンダーバンドルズ、リース、ポマンダー、ポプリ、スパイスアートなどのハーブクラフトは、生活の中に彩りや香りを与えてくれるだけでなく、薬や医学が発達してない時代に、魔除けやお守りとして使われていました。衛生管理グッズの先駆けですね。
季節や気候の趣を楽しみながら、自然に寄り添って生活環境を整える。とても贅沢な時間だと感じます。無理せず、楽しみながら自然の魅力を感じてみて下さい。
それではハーブで素敵な一日を!
小川 穣
AGRU代表・NPO日本コミュニティーガーデニング協会会長。
ハーブ・果実の生産及び収穫や加工品の販売を行いながら、暮らしに役立つグリーン・食関連の地域プロジェクトや農やハーブに関する講座の講師として活動している。AGRU
●Facebook:AGRU
●Instagram:@ herbsbyagruNPO日本コミュニティーガーデニング協会
●Facebook:NPO日本コミュニティーガーデニング協会※天然生活の2021年7月25日の記事(https://tennenseikatsu.jp/_ct/17468467)より抜粋
この記事を見ると、”難しそう”という心理的な障壁が一気に取り払われました。
来年以降、ラベンダーバンドルズ作りを習慣化し、毎年のラベンダーシーズンにおけるハーバルライフに彩りを添えていきたいと思います。
楽しみになってきました。