クミンというと、インド料理には欠かせないスパイスの一つであり、油をフライパンで熱する際にクミン(シード)を軽くちらし、油の香りづけをするイメージが強いです。
油と一緒に熱することで抜群にいい香りを発し、様々な料理の風味を引き立てるクミンの魅力については継続的に探究してきたいと考えています。
【過去の関連記事:消化不良に使えるアーユルヴェーダ式「ストレート・クミンティー」の作り方】(2020年12月27日)
クミンを効能の観点で見ると、”消化を促す”というのが代表的だと思いますが、以下のカレー料理研究家のスパイシー丸山さんのホームページに、「クミンが健康に良いとされる10の理由」という記事を引用している部分がありました。
クミンに関する今まで触れたことのない情報が多く、個人的に非常に参考になりました。
では、今日はそのクミンの香りを活用した魅力的な料理レシピを紹介したいと思います。
クミンの香りが食欲をそそる”アボカドと長いもの青じそ包み揚げ”|酒を呼ぶアボカドスナック7
さっと揚げることで、大葉とクミンの香りが引き立ちます。食欲をそそる香りをぜひ楽しんでください!爽やかなハーブや刺激のあるスパイスと出合うことで、マイルドでクリーミーなアボカドの魅力がアップ。インド・スパイス料理研究家の香取薫さんに、本格的なインド料理のテクニックから和のハーブを使った独創的な料理まで、酒を呼ぶ色鮮やかなスナックのつくり方を教わりました。
■“アボカドと長いもの青じそ包み揚げ”のつくり方
青じそに白だし。和の要素満載だが、クミン塩をつけて食べると一気にエキゾチックな香りに包まれる。ねっとりしたアボカドの舌ざわりもたまらない。
(1)クミン塩をつくる
フライパンにクミンシードを入れて中火にかけ、乾煎りする。香りが出てきたら弱火にして、こんがりしたらOK。まな板の上に広げてめん棒で粗くつぶし、塩を混ぜる。(2)下ごしらえ
アボカドは縦半割りにして種を除き、果肉をボウルに入れて粗くつぶす。
(3)長いもをすりおろす
長いもは皮をむいてすりおろす。
(4)混ぜ合わせる
2、3、白だしを混ぜる。
(5)揚げる
青じその裏側に4をひとさじ分のせて二つ折りにし、180℃に熱した油で揚げる。(6)仕上げ クミン塩をつけていただく。
教える人
香取 薫 インド・スパイス料理研究家
長年インドへ赴き、現地の主婦たちから家庭料理を習得。日本人に合わせたスパイス使いが得意で、料理教室などで本場の技を伝授。伝承医学・アーユルヴェーダにも精通する。『薫るスパイスレシピ』(山と渓谷社)など著書多数。
文:安井洋子 写真:竹之内祐幸
※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。
- 使えるdancyuアボカド
- A4変型 判( 88 頁)
ISBN: 9784833479349
2020年11月16日発売 / 880円(税込)※danchuの2021年3月30日の記事(https://dancyu.jp/recipe/2021_00004375.html)より抜粋