先日、近所の八百屋さんへ行った時に、以前ちょくちょくSNS上で見たことのあった【むかご】を見つけたので、珍しいと思いすぐに購入しました。
家に帰ってから生のまま試食すると、サクサクとした食感の中にネバネバ感も混ざり合い、形は大きく異なるものの山芋と似た食感でした。
八百屋さんでは、ご飯と一緒に炊いたり、バター炒めにすると美味しいということだったので、すぐにバター炒めにしてみました。
この投稿をInstagramで見る
バター炒めにすると山芋感は薄れ、小さなホクホクのジャガイモという感じになりました。
「むかご」でネット検索すると”ヤマノイモ属の蔓の付け根になる”という説明が多いのですが、実際に成っているところを見たことのない自分にとっては具体的なイメージがしにくいため、”むかご”のことをネット上でもう少し調べました。
すると全体像が見えてきましたので、参考になった情報ソースを切り取りながら、いくつか紹介したいと思います。(以下)
ころころとかわいい【むかご】は、 山芋の葉の付け根にできる球芽です。 いわば山芋のあかちゃん。
ささっとすすいでゆでるだけ、ご飯に入れて 一緒に炊くだけで、おいしく食べられるんです。
すごく簡単!しかもクセのない味はどんな料理にもあうんですよ。
食べないなんてもったいない! 断然おすすめ、ほんとにおすすめ!もうちょっと詳しく説明すると…
「むかご」とは、山芋の地上部分にできる直径1センチくらいの大きさの球芽のことです。
通常、山芋は地中に伸びて育っていく作物です。 ではその時地上部分はどうなっていくかというと、にょきにょきと蔓が伸びていくのです。 蔓は枝分かれして、また、たくさんの葉を付けます。 その枝分かれする部分に、ぽちっとできるのが「むかご」です。
地域によっては「ぬかご」とも言うのだとか。 呼び方も土地ごとにさまざまです。
栄養は山芋とほぼ同じで、実は山芋よりも高い栄養価を持っていたりもするのです。 日本人に不足しがちな鉄分やカリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。 さらに皮ごと食べることができるので、繊維も摂取することができます。
私たちは、「むかご」を『山芋のあかちゃん』と呼んでいます。 お母さん山芋によって、赤ちゃんの良さもさまざまなのですよ。
長芋、大和芋、ねっとり芋、自然薯、お母さん山芋の品種はたくさん。 それに、土地(きっと土質や気候の関係でしょう)や栽培方法(有機栽培など)によっても、できる作物の特徴は全然違いますから、 いろんなむかごの味や形があります。
日本の畑には、まだまだ誕生していない赤ちゃんむかごがたくさん眠っているはずです。
※チームむかごのHP(http://mukago.jp/about/whats)より一部抜粋
シンプルで分かりやすい説明です。しかも冒頭の絵を見ることで、一目で植物としての”むかご”のイメージをパッと掴めると思います。
漢字では『零余子(むかご)』と書きます。
『零』は、雨の滴の意味があり、
静かに落ちる様を表す際にも用いられます。
また、僅か、少ないの意味もあります。
つまり、むかごが小さいことや、茎からぽろりと落ちることなどから
この漢字になったと言われています。
※東京多摩成果株式会社のHP(http://www.tamaseika.co.jp/mail/%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%94%E5%85%A5%E8%8D%B7%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%99/)より一部抜粋
漢字の由来はピンときます。
◆消化酵素のアミラーゼ
ムカゴにはアミラーゼなどの酵素がたくさん含まれていて、米などでんぷんを含む食材の消化を助ける働きがあります。
◆アルギニンなどによる強精効果
山芋は昔から強精作用があるとされ、山のうなぎとも言われてきました。ムカゴにも同じようにこの生殖能力を強める効果があるとされるアルギニンが沢山含まれています。
◆粘り成分の働き
山芋やムカゴの粘り成分は多糖類のガラクタンやマンナンなどが、短いタンパク質と結合したもので、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用があり、老化防止や肌の若さを保つことにつながります。常食する事で基礎体力が増すともいわれています。血糖値上昇を抑制したり、コレステロール値を下げる効果もあり、高血圧の改善にも役立つとされています
※旬の食材百科(https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/mukago3.htm)より一部抜粋
”むかご”の主な栄養についての説明です。ミネラル類の他にも上記の特徴的な効果があるようです。
■むかごごはんの作り方
【材料】5~6人分
むかご 1カップ
米 3カップ
昆布15センチ角1枚、水、3カップ、酒大さじ2、しょうゆ大さじ1、塩少々【作り方】
① 米は洗って30分ほど水につけておく。
② むかごはきれいに洗ってザルにあげておく。
③ 炊飯器に材料をすべて入れ、炊く。
※お好みで白ごまや青のりを振ってもおいしいです。この他に、味噌汁の実にしてもいいですし、ゆでて塩を振っただけでもおいしくいただけます。
※私の根っこプロジェクトのHP(http://www.i-nekko.jp/shoku/2018-052709.html)より一部抜粋
むかごご飯、近々つくってみたいと思います。
最後に、”むかご”の収穫風景のリンクを貼ります。
”むかご”のこと、概要が把握できてきました。
”むかご”はとても美味しいので、今後のハーバルライフの中で活用していきたいと思います。