「モリンガ」は、含まれる栄養素の豊富さや機能性の高さから”奇跡の木”という愛称で知られているハーブであり、世界的に注目されているスーパーフードの一つです。
インドやスリランカなどでは、「300の病気を予防する薬箱の木」と呼ばれており、タンパク質やアミノ酸、ビタミンやミネラルが豊富で地球上でもっとも栄養価が高いとも言われ、生命力が高く、浄化・殺菌・抗酸化作用に優れるモリンガは、人間が持つ元来の自然治癒力を高めると言われています。
私も、そのモリンガのことについて、過去に記事で取り上げたことがあります。(以下)
【過去の参考記事:モリンガの種をはじめて試食。『仙豆』にふさわしい壮大なパワーを感じる不思議な味覚でした。】(2019年4月10日)
【過去の参考記事:最近よく見る「モリンガ」。そのお茶をはじめて飲んでみました。】(2018年11月3日)
このモリンガについては、沖縄県で育てられているという情報は聞いたことはあったのですが、その実情について具体的に調べたことはありませんでした。
そんな中、昨日、石垣島でモリンガ栽培をしているハーブ園を取り上げた記事を見つけました。沖縄県におけるモリンガ栽培の実情を知る上での取っ掛かりとなる内容だったので取り上げたいと思います。
今、大注目のスーパーフード 「モリンガ」の山がある〈石垣島アーユルヴェーダハーブ園もだま工房〉へ。
以前からモリンガの効能に注目していたと話す〈eatrip〉の野村友里さん。免疫力アップにつながる秘密とは?
モリンガをご存じだろうか。奇跡の木と呼ばれたりもする、今、大注目のスーパーフードだ。インドを原産とするワサビノキ科の木で、アーユルヴェーダで薬草として用いられてきたものだ。90種以上もの栄養素を含み、アフリカでは栄養補助食品としても使われているそう。実は沖縄では、20年以上も前にブームがあったとか。庭先に植えている家も多く、竹富島の〈ちいさな島宿 cago〉の主、松田マリコさんも「どこにでもいっぱいあるわよ」と、モリンガでスパイス塩を作っている。
以前からモリンガに注目していた野村友里さんが訪ねたのは、石垣島の〈石垣島アーユルヴェーダハーブ園もだま工房〉。軽トラで山の上のほうまで上がると、緑が美しいモリンガの木が密集している場所に到着。「これがモリンガですね。葉の色が美しい」と野村さん。代表の彦田治正さんは植物が好きで好きでこの道に入った。ハーブを育てながら、自然と人とが無理なく共存できるよう環境にも配慮。木と触れ、ハーブと触れることがこの上なく幸せそうである。
〈もだま工房〉ではモリンガ茶を「森のお茶」として販売中だ。次にお会いしたのは、モリンガ農家〈フリー アワ ソウル〉の河野泰輔さんと江梨子さん夫妻。読よみ谷たん村そんで完全無農薬で栽培しているが、リピーターも多いのと、必ずやってくる台風のリスクヘッジのため、8カ所に分けて栽培しているという。収穫したモリンガは、栄養を損なわない低温乾燥で、タブレット、ティーバッグ、パウダー、ドライリーフに加工。オンラインショップで購入可能だ。
〈もだま工房〉の山で、代表の彦田さんと野村さん。植物博士・彦田さんはモリンガの話を始めたら止まらない!
1.〈ちいさな島宿 cago(カゴ)〉/竹富島
石垣島の塩にモリンガ、クミン、ナッツなどを加えてブレンドしたモリンガソルト90g 1,200円(税・送料別、着払い)が人気。手づくりのため、製作には日数がかかる。
沖縄県八重山郡竹富町字竹富362
0980-85-2855
チェックイン15:00、チェックアウト10:00
1日3組のみ
http://taketomi-cago.com/2.〈石垣島アーユルヴェーダハーブ園 もだま工房〉/石垣島
植物博士の彦田さんが育てる「森のお茶」は、乾燥させたあとに焙煎。水溶性食物繊維などが豊富で免疫力向上に期待が。リーフの状態で30g 1,200円。ベジタリアンの方にもおすすめだそう。詳細はホームページで。質問はメールでのみ受け付ける。
沖縄県石垣市桴海478-2
0980-88-2494
http://tubokusa.com/3.〈フリー アワ ソウル〉/読谷
「モリンガのチカラ」タブレット250粒1,980円、4.パウダー30g 1,480円、5.ティーバッグ3g×15包1,780円(各税込)。すべて低温乾燥。JAS有機認証を取得しており、リピーターも多数。
沖縄県中頭郡読谷村字波平2113-2
098-989-8790
電話やFAXでの注文は9:00~17:00 土日祝休
http://freeoursoul.net/※パッケージは変更になる場合があります。
(Hanako WELLNESS 免疫力アップBOOK掲載/photo : Norio Kidera text : Michiko Watanabe)
※Hanako Tokyoの2020年12月18日の記事(https://hanako.tokyo/news/lifestyle/199778/)より抜粋
私がこの記事で注目したのは、「竹富島では、どこにでもモリンガがある」という主旨の内容です。