家にいながらフィンランド旅を楽しめる本『フィンランドでかなえる100の夢』は、北欧好きにはとても面白そう!

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今まで何度か北欧についての情報を取り上げてきましたが、取り上げるごとに、北欧への興味がぐんぐん高まってきます。

日本における北欧文化の情報は”フィンランド”に少し偏っているようにも感じるのですが、スウェーデンとノルウェーの様々な文化的な側面についても知りたいことが多いです。

以下が、本ブログで過去に取り上げた北欧関連の記事です。

(フィンランド)

本場フィンランドのサウナ事情に触れることで、サウナと植物の関連などがわかり、北欧に対する興味がさらに沸いてきました。(2019年9月10日)

自然豊かな森でハーブを摘みながら、自然を尊重するフィンランドの人たちの姿に触れた記事を読んで(2019年7月19日)

ハーブ農園内で宿泊しながら、ハーブ・アロマを心ゆくまで体験できるフィンランド式「ウェルビーイング・ステイ」(2018年12月13日)

(スウェーデン)

一年以上ぶりにIKEA(イケア)に行き、ハーブ・スーパーフード関連の飲食物を少しだけまとめ買いしました。(2018年5月2日)

北欧へ行ったことのない私にとって、上記の限られた情報だけを見てもテンションがかなり上がるのですが、今日は「フィンランドを旅行している気分になれる」という楽しそうな本をご紹介したいと思います。北欧好きにはたまらない一冊かもしれません。

空想のフィンランド旅を楽しもう!

先月は「東京近郊でできる、秋の北欧散歩」を紹介しましたが、今月は「おうちで楽しめるフィンランド旅」を紹介したいと思います。

それは何かと言いますと、いつでも好きなときに、例えば、寝る前のほんのわずかな時間でも、本を開きさえすれば、あっという間にフィンランドにトリップできる一冊『フィンランドでかなえる100の夢』(ダイヤモンド社)です。

実はこの本、私が、ライター・編集者の内山さつきと、2014年から活動を続けている、ユニットkukkameriの新刊。(手前味噌ですみません!)

本書では、オーロラ観賞や、雪景色を駆け抜ける犬ぞりライドなど、いつかフィンランドで体験してみたいという、とっておきの旅から、ヘルシンキの隠れ家的な美術館、大統領御用達の老舗ベーカリーのような気軽に立ち寄れるお店まで、さまざまなジャンルのおすすめ体験&スポットを厳選して100個紹介しています。

本といっても、頭からしっかりと読んでいく必要はなく、「今日は美しいハーブ農園の世界へ」とか、「週末は時間があるので、小さな町めぐりでもしようかな?」など、気になるトピックからつまみ読みができます。どのページも写真とイラストをたっぷり掲載しているので、眺めているだけでも旅している気分になれますよ!

中身はこんな感じです(制作中の写真より)。

なかでも特に印象に残っているのは、2019年12月に、フィンランド北部ラップランド地方のクーサモで体験した、スモークサウナ&アイススイミング。

フィンランドのサウナは、薪サウナ、電気サウナ、スモークサウナと、数種類あって、各家庭にあるのは電気サウナが一般的です。伝統的なスモークサウナは、朝から薪をくべて、夕方になってようやく入れるというような、非常に手間のかかるもの。またサウナ室内が煤で汚れてしまうので、メンテナンスも大変です。

でもこうして手間ひまかけて温められた空気は、非常にまろやかで、これを一度経験すると、やみつきに!

熱々になった石に水をかけ、水蒸気が発生することをフィンランド語で「ロウリュ」といいますが、このロウリュによって、室内の温度が上昇。さらに、白樺の枝を束ねたヴィヒタで、体をたたくと血行がよくなります。

自分でバシバシとたたいても気持ちいいですが、横になって誰かに背中をたたいてもらうのは格別です。優しくパンパンではなく、けっこう強めにバシバシです。

10〜15分ほどじっくり温まったら、水着(もしくは裸!)のまま外へ。氷点下10℃を下回るキーンと冷えた外気にふれてクールダウンします。それを何度か繰り返すと体の芯からしっかりと温まり、「今だ!」という瞬間が訪れます。さあ、いよいよ氷の張った湖へゴー!

この写真を見ただけでも、寒さにふるえてしまいそうですが、諦めずに入るコツは、足を水につけたときに躊躇せずにぐんぐん入ること。

さすがに長くは入っていられないので、軽く犬かきのように泳いだら、湖からあがってもう一度サウナへ。でも2回、3回とサウナと湖を行き来しているうちに、血行がぐんぐんよくなっていくのがわかります。今日はこれで最後!と決めて湖に浸かった後は、もう全身ぽっかぽか。水着姿のまま、しばらくこの雪景色を眺めていられるくらいでした。

ちなみに、サウナから湖の穴へと向かうときは、素足だと足の裏が痛いので、用意されていた手編みのソックスを履いていきました。

白樺のカゴに無造作にソックスを入れているだけなのですが、うん、かわいい! こういう日常使いを見つけるたびに、白樺のカゴを買い足したくなります。

そして、さすがデザイン大国フィンランド。

バスグッズも抜かりありません。

これはとあるサウナのシャワールームに置かれていたシャンプー&コンディショナー。

かわいいな〜と思っていたら、それもそのはず、マリメッコの元CEO、キルスティ・パーッカネンがデザインしたものでした。

右の2つは、ブルーベリーの一種の「ビルベリー」入り。ベリーのシャンプーなんて、いかにもフィンランドらしいですよね。スーパーで売っているので、フィンランドに訪れたときには、おみやげにぜひ。ちょっと重いですけど。

日本でも熱烈な「サウナー」が増えていて、そういう方たちと比べると私たちはそこまで熱狂的ではないのですが、こうして気づけば、新刊『フィンランドでかなえる100の夢』では、100項目のうち9つも、フィンランド各地のお気に入りサウナプレイスをとりあげていました。それぐらい、フィンランドでの体験を語る上で、サウナは外せないものでした。

再びフィンランドを旅することができるようになるまで、フィンランドでサウナ&スイミング体験ができるようになるまで、まだもうしばらく待つ必要がありそうですが、いつか旅するまでの間、本で空想の旅を楽しんでいただけたらうれしいです。

また、日本国内にもフィンランド式サウナが増えているので、まずは日本で、フィンランド式サウナを楽しむのもありですね!

そして、日本で味わえるフィンランド体験といえば、ただいま、この本の発売記念の展覧会「フィンランドに行きたい気持ちを満たそう」を東京・谷中のひるねこBOOKS にて開催中です。

タイトルの通り、いまはフィンランドに行くことができないけど、写真とイラストでフィンランドの空気を感じてもらえたらと思い、企画しました。

ラップランドの樹氷、ヘルシンキのクリスマスマーケット、かわいいサンタクロースなどなど、写真もイラストも本の掲載サイズより大きいサイズで見られるので、よりフィンランドの空気を感じてもらえると思います。また、会期中の11月22日(日)、23日(月・祝)は、コラボイベントとして、フィンランドのクラフトビールや雑貨の販売もあります。ぜひこの機会にお立ち寄りください。

kukkameri展

フィンランドに行きたい気持ちを満たそう

[会期]11月14日(土)〜30日(月)*17日(火)、18日(水)、24日(火)は休み

[時間]平日12時〜20時、土日祝12時〜18時半 *21日(土)は17時まで

[会場]ひるねこBOOKS

●営業時間等、最新情報は、ひるねこBOOKSさんのTwitterをご覧ください。

https://twitter.com/hirunekobooks

※OurAgeの2020年11月19日の記事(https://ourage.jp/column/life/lifestyle/227536/?utm_source=gunosy&utm_medium=referral)

非常に面白そうな本なので、先程購入しました。

抜粋記事中に、フィンランド式サウナでは必須の「ロウリュ」の説明がありますが、埼玉県飯能市の『ノーラ名栗』において、その体験ができることを先日紹介しました。

【過去の参考記事:北欧文化の体験を通じた人と人とのふれあいの場『ノーラ名栗』(埼玉・飯能市)に行ってみたいです。】(2020年10月22日)

国内において、北欧の文化を体験できるスポットを周り、情報を集めつつ、北欧めぐりをする日に備えたいと思います。

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