昨夜、夕食時にサラダを食べているときに、ドレッシングの味がいつもと違い、深みのある酸っぱさがあったので妻に確認をとったところ、昨年漬けたディルビネガーを加えたことが分かりました。
あと、生牡蠣にも、ディルビネガーと醤油のミックスがかかっていたことがわかりました。
思い返してみると、ハーブを育てて収穫をしたら、”とりあえず「ハーブビネガー」でしょ”ということで昨年の6月に漬けたものだったのですが、すっかりその存在を忘れていました。
今回サラダと生牡蠣にかかっていたディルビネガーのほかに、タラゴンビネガーを漬け込んでいました。酢は双方ともリンゴ酢を使用しています。
上の写真でもわかりますが、右側のディルビネガーについては、ディルの実の部分が白くなっており、リンゴ酢の鼻をつく刺激のある匂いも包み込むほどディルの独特の甘い香りが浸透していて、とてもいい風味に仕上がっています。
食事が終わったあとに、タラゴンビネガーの味が気になりましたので、とりあえず御ちょこを出してきて、タラゴンビネガーとディルビネガーを純粋に飲み比べをしてみました。
まずは、ディルビネガーを純粋に飲んでみましたが、やはりディルの特徴が前面に出てきていて、あの独特の香りとビネガーの調和がとれていて非常に美味しいです。
次にタラゴンビネガーを試飲してみました。
しかしながら、タラゴンの風味がいまいちわかりにくい感じになっていて、リンゴ酢の酸味自体はオリジナルのまま残っていて、ディルビネガーよりも断然酸味が強かったです。
タラゴンには、フレンチタラゴンとロシアンタラゴンに大きく品種が分かれるらしいのですが、私の庭で育てているタラゴンの品種が今までどちらに分類されるものかわからなかったので庭で採取して確認してみました。
一般的にはフレンチタラゴンは、ロシアンタラゴンより葉が太いらしいので、フレンチタラゴンの写真を見てみました。
明らかに葉の太さ、生え方が異なるので、庭のタラゴンはかなりの高確率で「ロシアンタラゴン」です。
ネット上のタラゴンに対する評価は、ほとんどがフレンチタラゴンを想定しているように映ります。エスビー食品のホームページでは、「アニスに似た甘さと独特の爽やかな風味をもつハーブ」という記載があるのですが、昨夜生で食べた限りでは、アニスの甘さはなかったですね。。ただ爽やかさはありました。
Wikipediaによると、「ロシアンは、草丈1.5m位になる多年草で、性質は強いが風味は落ちるため、料理に利用されることは少ない。」とあります。
タラゴンビネガーは一般的な評を見る限りは、タラゴンの甘みがあり肉料理に合うというものが多いので、(タラゴンビネガーがどういうものかを知るには)フレンチタラゴンで試さないといけないように思いますね。
来年の春、フレンチタラゴンを種か苗で植えて、改めて確かめてみたいと思います。