昨年、JAMHA(日本メディカルハーブ協会)のイベントで、茨城県の牛久大仏の近くにある『ツムラ漢方記念館』(ツムラの茨城工場内)へ行ったことがあります。
素晴らしい記念館だったのですが、JAMHAの貸し切りバスで東京から向かっている途中で事故渋滞にはまってしまい、記念館の滞在可能時間が大幅に縮小されてしまい、館内の説明員による説明が駆け足にならざるを得ず、自分の中では消化不良となってしまった経験がありました。
その体験レポをブログにアップすることも検討したのですが、内容としてまとまりのあるものに仕上げるのが難しかったため、断念したことがあります。
その後、改めて『ツムラ漢方記念館』に行けるといいなと思っていたのですが、非常にうれしいニュースが入ってきましたので紹介いたします。
ツムラが漢方について分かりやすく紹介するサイトを公開 「Hello! TSUMURA バーチャル漢方記念館」
ツムラ(東京都港区)は、漢方の歴史、漢方製剤ができるまでなどを紹介するサイト「Hello! TSUMURA バーチャル漢方記念館」を同社ホームページ内で公開を始めた。
ツムラ漢方記念館は、ツムラ茨城工場(茨城県阿見町)の敷地内にあり、漢方・生薬に関する歴史的書物や100種類以上の原料生薬の展示、漢方製剤の製造工程などについて紹介する施設だ。
主に医療関係者向けに公開(7月現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため見学中止)しているが、一般向けにパソコンやスマートフォンなどで疑似体験できるように初公開した。
バーチャル漢方記念館は、記念館の建物をフロアごとに切り取った形のイラスト画面から、レイアウトごとに「漢方の歴史」「ツムラの歴史」「漢方製剤ができるまで」などを動画やアニメで紹介している。
2階にある「ツムラと中将姫」コーナーでは、1893(明治26)年創業時から現在も販売されている冷え性などの婦人薬「中将湯(ちゅうじょうとう)」にまつわる物語を紹介。パッケージに描かれている薬草を研究したと伝えられる中将姫が、世話になった家というのが創業者の母方の実家という由来について説明している。
ツムラは、医療機関で処方される漢方薬(医薬品)を製造販売しており、医療用漢方製剤市場の約83%のシェアがあるという。「漢方は分かりづらいとの印象があるかもしれないが、バーチャル漢方記念館では『漢方製剤がどうやってできるか』などをアニメで簡単に知ることができる」としている。
※OVO(オーヴォ)の2020年7月21日の記事(https://ovo.kyodo.co.jp/news/culture/a-1489674)より抜粋
早速バーチャル記念館の1階と2階の展示について見てみましたが、すべてYouTubeの動画としてアップされていましたので以下に全て貼ります。
【1階】
(漢方の歴史)
(生薬展示ゾーン)
(プロモーション映像)
(ツムラの歴史)
(漢方Q&A)
【2階】
(漢方製剤ができるまで)
(ツムラと中将姫)
(生薬が工場に届くまで)
(ツムラのCSR)
漢方の歴史と、漢方業界における代表企業「ツムラ」の概要を把握する上で、役立つサイトです。Coming Soonという表示もあり、アップデートされていきそうですので定期的に訪問し、楽しんでいきたいと思います。
コロナ後に、おそらくJAMHAのイベントで、改めてツムラ漢方記念館へ行くことができるはずなので、その時を待ちたいと思います。