今まで全く知らなかったのですが、11月1日は「紅茶の日」だそうです。
なぜ、11月1日にその日が制定されたかは、日本紅茶協会のホームページに記されています。
海難にあってロシアに漂着した日本人、伊勢の国(現在の三重県)の船主、大黒屋光太夫他2名は、ロシアに10年間滞在せざるを得なかった。
帰国の許可を得るまでの辛苦の生活のなかで、ロシアの上流社会に普及しつつあったお茶会に招かれる幸運に恵まれた。とりわけ1791年の11月には女帝エカテリーナ2世にも接見の栄に浴し、茶会にも招かれたと考えられている。
そこから、大黒屋光太夫が日本人として初めて外国での正式の茶会で紅茶を飲んだ最初の人として、この日が定められた。
このことに基づいて、日本紅茶協会が1983年(昭和58年)に11月1日を「紅茶の日」と定めた。
※日本紅茶協会ホームページより
日本人が初めて紅茶を飲んだのが1791年11月1日ということで、日本紅茶協会が1983年以降11月1日を「紅茶の日」と定めたとあります。
日本紅茶協会としては、日本の中で紅茶を普及させることをミッションとして掲げているので、記念日的なものを制定して広く認知させる手段が必要だったのだと思います。
今年エスビー食品が、8月2日を「ハーブの日」と定めましたが、1983年当時の紅茶の日本での普及率というのは、ハーブ同様まだ低かったんだと推測できます。
現時点では紅茶自体は非常に一般的になっていますので、30年以上の時を経て、日本紅茶協会の目論見は実現できているのかもしれません。勝手な推測ですが。。
神戸のモロゾフ製菓が、昭和11年に「バレンタインデーに男性から女性にチョコレートを渡しましょう」というキャッチコピーを日本で最初に始めたと言われていますが、”日本に西洋文化を普及させる”という観点において、日本紅茶協会やエスビー食品と考え方は似ていると思います。
ちょっと話を戻します。「紅茶の日」に絡み、いくつかキャンペーンが行われているようなのですが、調べた限りでは全国区で行なわれるものは現時点で3つに集約されることがわかりました。ひとつずつピックアップしたいと思います。
アフタヌーンティー
紅茶の日(11月1日)限定: お好きな紅茶(単品)が111円で楽しめる!
「一杯の紅茶でちょっといい一日になりますように。」 そんな思いを込めて、11月1日にちなんだスペシャルプライス111円で、お好きな紅茶が楽しめる1日限りのスペシャルイベント「TEA DAY」を、全国のアフタヌーンティー・ティールームのほか、アフタヌーンティー・ラブアンドテーブル、アフタヌーンティー・ティースタンドの89店舗で開催します。
アフタヌーンティーが提案するオリジナルブレンドや、フルーツやハーブを使ったアレンジティー、女性に人気のディカフェなど、バリエーション豊かなラインナップをご用意していますので、ぜひお気に入りの紅茶を見つけてください。
※PRTIMESの企業プレスリリース(2017年10月18日)より
カルディコーヒーファーム
とっておきの茶葉をセレクトした『紅茶の日バッグ』を数量限定で発売!(11月1日 AM10:00 発売開始)
株式会社キャメル珈琲が運営するカルディコーヒーファームでは、2017年11月1日(水)の「紅茶の日」にちなみ「紅茶の日バッグ」を数量限定で発売いたします。
エレガントでユニークなフランスの紅茶ブランド「ジャンナッツ」より、厳選した「アソートメントティーボックス」をはじめ、紅茶とのマリアージュをお楽しみいただける「ブールドネージュ」、ティーバッグやお菓子をのせる時に便利な「ステンレストレイ」をオリジナルのトートバッグに入れてご用意いたします。
また、11月1日(水)から11月30日(木)の期間中「ジャンナッツキャンペーン」を開催し、ストレートの茶葉からフレーバーティーまで豊富なラインナップをキャンペーン価格で取り揃えます。1杯の紅茶を通じて豊かな時間を過ごしてみませんか。
※PRTIMESの企業プレスリリース(2017年10月18日)より
ルピシア
2017年10月20日時点では、ルピシアのホームページにキャンペーンの情報はないのですが、以下の情報があります。
※紅茶の専門ページ by PINTORUより
以上の3店舗は家からさほど遠くはないので、11月1日にぶらっと見て回りたいと思います。
紅茶のことを書いていて思い出したのですが、今夏行った「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」では、紅茶とフルーツ・ハーブをブレンドしたお茶も沢山置いてあったので、シナモンと紅茶をブレンドしたシナモンティーを買いました。
今も飲んでいるのですが、非常に美味しいです。
紅茶とハーブ・フルーツのブレンドってすごく合うので、今後色々と試してみたいと思っています。
以前、蓼科ハーバルノート・シンプルズへ訪問したときの記事は以下です。
ご参考までに。