富良野へラベンダーを見に行ったら、これを食べてみたいというお話

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先日、「ラベンダーの街・上富良野で七輪が売れまくっている理由」というニュースを見ました。

一部抜粋します。

そんな町が一面の銀世界となったある冬の日。筆者の目をくぎ付けにしたのは、町内のホームセンター入口付近に山積みになっていた大量の七輪だった。

はてさて、この地域は石油でガンガン暖房を入れているはずなのに、なぜこんなに七輪が大量に売っているのか。まさかこれで暖を取るわけでもあるまいに……。

不思議に思い店の方に聞くと、驚愕の答が返ってきた。

■上富良野は養豚が盛ん

「あれは焼肉用ですよ。サガリを焼くんです。このあたりじゃどこの家庭にもありますよ」

サガリとは1頭からわずかしかとれない、内臓肉(横隔膜)のことである。一般的に牛を想像する人が多いが、上富良野では豚のことを指す。なぜなら、ここは約3000頭の母豚を飼育し、年間約6万頭にもおよぶ肉豚を出荷する道内で3番目、上川管内ではもっとも出荷頭数の多い養豚の町だからだ。

町内には豚の解体・加工処理を行う「かみふらの工房」(プリマハム関連会社=年間生産能力9200トン)もあることから、繁殖から肥育、と畜、精肉商品化までの一貫生産体制が整っている。

また、サガリは通常の肉に比べると鮮度が落ちやすく、昔から流通に乗せる前に地元で消費してきた歴史もある。とはいえ、無理に食べていたわけじゃない。町内で全て処理されているので鮮度が高く臭みもなし。ほどほどな弾力と濃厚な味わいがあるので病みつきになる。かくして、上富良野町で焼肉といえばサガリを指すようになり、町民がもっとも愛する焼肉となったわけだ。

私は北海道生まれで高校生まで北海道(苫小牧市)で育ったのですが、焼肉屋に行くと「サガリ」というのはありましたが、サガリというと確か「牛」しか無かったと思います。

横浜育ちの妻と結婚し、北海道の実家へ帰省した時に焼肉屋へ行き、「サガリ」という言葉を初めて聞いたそうなので、北海道独特の呼び名なのかもしれません。

焼肉の罠というホームページには、

ハラミ・サガリ
最近流行のハラミは横隔膜の辺りです。横隔膜の背中側をカクマク、肋骨側の厚い部分をサガリと呼びます。赤身に見えますが内臓肉なので、ローカロリーでロースなどに比べてサシが少なくヘルシーです。

とあるので、ハラミに属する特定部位という関係性で、サガリというのは全国区の呼び名っぽいですね。(北海道の方言から標準語になったパターンなのか?)

それと、北海道の帯広は「豚丼」で有名ということも知っていましたので、帯広が養豚が盛んであろうことは予想できていましたが、上富良野で養豚が盛んだったことはノーマークでした。

上富良野では「かみふらのポーク」というブランドで展開しているようなのですが、こだわりを感じる豚です。

谷口精肉店のHPより抜粋します。

上富良野の豚は、大雪山国立公園十勝岳の麓に広がる雄大な大地で、上富良野町内の生産者の方々によってエサ(飼料)にも気を配り、一般の豚とは違い『地養素』という木酢液を混ぜた飼料を食べて、愛情たっぷりに、大切に育てられています。

※       『地養素』とは、木酢精製液、海藻、ヨモギ、ゼオライト(結晶の中に小さな孔のあるアルミノ珪酸液のことで、吸着剤などに用いられています)の天然成分から作られています。

この地養素を含んだ飼料を食べて育った上富良野の豚たちは木酢液に含まれる有機酸により疲労物質である乳酸が溜まりにくく、ストレスの少ない、健康な豚に育ちます。

この豚が、味も質も他とはひと味違う、ヘルシーポーク『かみふらのポーク』です!!!


かなり勢いのあるメッセージです。養豚というとストレスが溜まった豚というイメージがありますが、そのストレスが溜まりにくい餌をあげていることでお肉が美味しいようです。試してみないとですね。

で、「豚」のサガリというのは、私自身北海道にいたときに食べた記憶はないけれども、最近は北海道全土で普通に食べられている可能性もあると思い、「豚 サガリ」でググってみました。

豚サガリを食べられるお店は、富良野以外でもあるようなのですが、「上富良野発祥」というのを謳っているお店がほとんどなので、上富良野の地元の人がたくさん豚のサガリを食べるというのは信ぴょう性が高いかもしれません。

そうなってくると、富良野にラベンダーを見に行ったら、豚のサガリを試食したくなってきました。

そこで、上富良野で豚サガリを食べれるお店を調べてみました。

まるます (昼も夜も七輪で食べられる焼き肉屋)

増屋焼肉店 (昼も夜も七輪で食べられる焼き肉屋)

焼肉秀(17:00に開店する焼き肉屋)

大阪苑(昼も夜も食べられる焼き肉屋)

焼き肉屋うの(恐らく17:00くらい開店の焼き肉屋)

三洞園(17:30開店の焼肉屋)

多田精肉店(お肉屋さんの中にある弁当屋さん)

この7店舗を押さえておけば間違えないと思います。

北海道以外に住んでいる人が、北海道に行ったら何を食べたいかというのをイメージしてみると、、、

カニ
イクラ
ウニ
ラーメン
寿司
ジンギスカン
海鮮丼
スープカレー

というのが思い浮かびますが、「ジンギスカン以外」の焼肉という発想はなかなか湧かないですね。おそらく。

でも、食べログの「富良野・美瑛・トマム 総合ランキングTOP100」の35位に上記で取り上げた【焼肉秀】が、49位に【まるます】がランクイン(2017年9月23日現在)されていましたので、割と上位のように思います。

ちなみに、1位から20位はなんだかお洒落なフレンチとかイタリアンのお店ばかりですね。。北海道にわざわざ行ってこんなものが食べたいのか?とちょっと疑問です。

話があちこち飛んでしまいましたが、、

富良野に行ったら、「豚のサガリ」を試してみるのも、一つの選択肢としていいかもしれません、というお話でした。

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