11月になり、空気が乾燥してくると、インフルエンザには用心していきたいというマインドが根付いてきました。
昨年は不覚にもインフルエンザにかかってしまったので、今年は、ハーブ・アロマでの予防対策をしっかりとしていきたいと思っています。
ただ先月、エキナセアチンキを仕込み、エルダーフラワーコーディアルも作ったものの、摂取は不定期となっており、自己管理の甘さを感じている今日この頃です。。
【過去の関連記事:インフルエンザに罹ったことで、現状のハーバルライフを見直す良いきっかけになりました。】
恐らく相性もあるのですが、糖分が入ったコーディアルを毎日飲むというは、ちょっとキツイので、コーディアルはたまに楽しむ感じがいいと思いました。
今回は大量に作ったのですが、来年以降はコーディアルについては適度な量に調整しようと思います。
あと、今年のインフルエンザ対策として、「クロモジ」と「イムネオール100」を取り入れることにしています。
【過去の参考記事:養命酒製造が発表した、和ハーブ『クロモジ』のインフルエンザウィルスに対する作用に関する実験について】
【過去の参考記事:「クロモジ」エキスのインフルエンザウイルス増殖抑制効果は、摂取して24時間後にウィルス感染しても抑制できる可能性があることが確認されたようです】
【過去の参考記事:インフルエンザ対策に試してみたいブレンド精油「イムネオール100」について】
予防対策の効果検証というのは、ミクロなレベルで検証していかないと非常に難しいと感じているので、「生活の中へ取り入れることで、症状が出る確率が明らかに減った」と感じるレベルへ到達できれば充分かなと思っています。
※今年、そのレベルに到達できたのは、レモングラス精油の水虫予防効果です。
【過去の参考記事:靴の水虫予防に“レモングラスの精油”は効果的なことを確認。副次的なメリットもわかりました。】
今日は、漢方薬として使われる「麻黄湯」のインフルエンザ治療への効果(インフルエンザにかかってしまった後のお話)について書かれたニュースをお伝えします。
インフルエンザ治療に使える「麻黄湯」 解熱効果はタミフルより上
【漢方の意外な実力】麻黄湯インフルエンザが、流行し始めています。その治療薬はタミフルやリレンザ、イナビル、ラピアクタ、ゾフルーザがありますが、漢方薬も保険適用されているのをご存じでしょうか。
インフルエンザの治療に使える漢方薬は、麻黄湯、柴胡桂枝湯、竹筎温胆湯の3種類。中でもポピュラーなのは、麻黄湯でしょう。ドラッグストアで市販薬が売られていますから、利用したことがある人もいるでしょう。
2007年の研究で、「タミフル単独」「タミフルと麻黄湯を併用」「麻黄湯単独」の3グループに分けて追跡したところ、「タミフル単独」と比べて麻黄湯を使用した2グループは、どちらも発熱時間が有意に短縮していました。
12年の研究では「麻黄湯」「タミフル」「リレンザ」の3グループで追跡。麻黄湯の発熱時間は、タミフルより有意に短かったものの、リレンザとは有意差なしの結果に。
こうした研究報告から麻黄湯は、少なくともタミフルより効果的ということが言えるでしょう。リレンザほかの薬については検討が必要ですが、麻黄湯は耐性問題がありませんから、その効果は侮れません。
タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスが増殖にかかわる酵素として知られるノイラミニダーゼの働きを阻害することで治療に結びつけています。
一方、麻黄湯は人間の免疫力を高めて、抗ウイルス効果を発揮。耐性問題がないのはそのためで、タミフルのような副作用リスクも少ないといえます。ただし、使い方に工夫が必要です。漢方薬は、単に病状だけでなくて、「証」という体質によって薬を使い分けます。
その麻黄湯は、風邪や初期のインフルエンザのほか、喘息にも保険適用がありますが、急な高熱と筋肉痛、寒けなどの症状があるものの、発汗がない人に使います。体力がある人に使い、体力がない人には不向きなのです。
同じような症状で、汗をかいて熱っぽく、寒けや頭痛があるようなときは柴胡桂枝湯です。こちらは、体力がない人に向いています。これらの薬でよくなったら、竹筎温胆湯へ。漢方薬は、段階に応じた使い分けも大切です。
(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)
※Rakuten Infoseek Newsの2019年11月9日の記事(https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_585389/)より抜粋
この記事を見ると、麻黄湯、柴胡桂枝湯を家においておきたいという気持ちになりましたが、同時に、その前にしっかりと予防しないと駄目だよな、と思いました。
あと、インフルエンザの解熱効果が、”タミフルより麻黄湯の方が効果的”というのは非常に興味深いです。
タミフル自体も、スターアニス(八角)を原料としていることを以前知って驚いたことがあります。
「インフルエンザ」という症状を切り口にすることで、様々な知識が広がっている自分の現状を顧みてみると、
ハーブの効能を理解していく上で、単に事典を一つ一つ調べていくというよりは、日々の生活の中で出会う症状にしっかりと向き合うことが起点になり、そこからハーブの持つ力を調べていくということが大事だということ感じています。