昨年6月に、中南米のコスタリカへ行った際、コーヒー農園のお土産売り場にたくさんのチョコレートが売っていたのですが、そのチョコレートの半分以上が様々なハーブ・柑橘と組み合わせたもので、衝撃を受けたことがあります。
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そして、そのチョコレートを買い、日本へ帰国した後に、色々と試食したら非常に美味しく、このようなチョコレートが日本の中でも増えてきて欲しいなと当時思ったことがあります。
その後、私が毎週聴いているハーブのラジオの中で、ハイビスカス&ローズヒップのブレンドをチョコレートへ混ぜると美味しいという情報を聞き、それを実際に試したことがあります。
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これはかなりの絶品でした。秋になって少し涼しくなってきたら、また作ってみたいと思っています。
そして、昨日、ハーブ・柑橘をチョコレートへ取り入れた商品が今後日本の中で広く広がっていきそな予感がした記事を見つけましたので紹介します。
沖縄食材のチョコ人気 月桃やシークヮーサーなど4種 オキナワカカオの川合径さん カカオ豆栽培にも挑戦
【大宜味・国頭】セミの声が優しく響くやんばるで、沖縄の食材を使ったチョコレートが人気だ。7月末にリニューアルオープンした国頭村浜の「OKINAWA CACAO(オキナワカカオ)」には、店主の川合径さん(41)が作る食材の風味を生かしたチョコレートを求めて地元客や国内外から観光客が訪れる。「オキナワカカオのチョコレートが沖縄に訪れるきっかけになれば」と笑顔で語る。
チョコレートの味は4種類。沖縄のシナモンと呼ばれるカラキや月桃、やんばる酒造の泡盛「まるた」、シークヮーサーだ。皮まで使うため農薬不使用にこだわり、地元の食材を使って地域連携を目指す。川合さんは「全て沖縄産のチョコレートを作りたい」と大宜味村田嘉里でカカオ豆の栽培にも挑戦している。「まだ実はならないが花は咲いた。ゆくゆくは沖縄をカカオの産地にしたい」と農業にも精を出している。
店では小分けされたチョコレートはもちろん、出来たてのチョコレートをかけたジェラートやチョコレートドリンクも提供している。8月からは新商品の生チョコケーキを販売する予定だ。
宿泊できる体験型工房も計画している。畑でカカオの手入れをした後、チョコレート作りを体験して1泊することで集落に人の流れをつくることが狙い。「商品が作られている場所はこんな所でこんな人が住んでいる。こういう仕事があるというのを知ってほしい」と話し、持続可能な地域づくりに思いを巡らせている。
「チョコレートを通して笑顔をつくり、人との距離を縮めたい」。商品を売るだけでなく、地域が盛り上がる仕組みづくりにも熱を入れる。ホットな活動がやんばるから始まっている。店は月、火曜定休で午前11時から午後5時まで。
※琉球新報社の2019年8月7日の記事(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-967689.html)より抜粋
カラキ(オキナワニッケイ)、月桃、泡盛、シークヮーサーの4種類のチョイスは、魅力的でどの味も試してみたくなってしまいます。
以前、オキナワニッケイのことは記事として取り上げたことがあるので以下に貼ります。
【過去の参考記事:沖縄県と鹿児島県に自生している「オキナワニッケイ」のこと、少し調べてみました。】
今回のこの記事をみて、「OKINAWA CACAO(オキナワカカオ)」店主の川合径さんの志の高さを感じました。
オキナワカカオのHPを見てみると、Facebookページへのリンクがあり、そのタイトルが【オキナワカカオを地域連携で世界ブランドへ】とありますので、本気で世界展開を考えていることが伝わります。
「オキナワカカオとは」のページには以下のことが書かれています。
オキナワカカオ部は沖縄でカカオを育て、国産(沖縄産)チョコレートづくりの実現を目指す部活動です。
沖縄でのカカオ栽培、そして沖縄の食材を組み合わせたチョコレートづくりを行っていきます。
栽培から加工、流通まで一貫した工程を通して、沖縄での仕事づくり、人づくりにつなげ、地域と人の交流、発展、課題の解決など裾野の広いカカオ産業をつくっていきます。
将来的には沖縄を高品質なカカオマメ一大生産地と育てていき、輸出産業とすることを目指しています。
この内容を見ると楽しみになってきて、ゾクゾクします。
沖縄のハーブ・フルーツ・名産品を取り入れたチョコレートづくりというのは、世界展開を考えた場合に非常に合理的だと思います。
今後のOKINAWA CACAOの展開はウォッチしていきたいと思います。