AEAJの実験で「レモングラス精油」と「シトロネラ精油」を蚊が嫌うこと(忌避作用)を確認というニュースを見て

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ハーブを勉強しているひとにとって、レモングラスが虫を遠ざける作用(忌避作用)を持つことは知っていると思いますが、実際にそれを、比較対象を設けて実験したことがある人は少ないのではないでしょうか。

私も実際にハーブを育てる中で、レモン系のハーブは虫を寄せ付けないということは体験として持っていますが定量的な指標としてはもっていません。

ただ、つい最近、公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)のニュースで、『アロマテラピーに使用される「レモングラス精油」と「シトロネラ精油」に蚊の忌避作用があることを実験で確認しました』 というのが速報的に飛び込んできました。

以下で、実験の内容、及び、結果を詳しく見てみたいと思います。

実験概要

対象:30代~70代の男性3名

【私の感想:サンプル数が少なすぎると思います。世代別、性別、血液型別とかがあるともう少し面白い結果も見えたかもしれないと思います。】

精油:レモングラス精油、シトロネラ精油

【私の感想:イネ科以外のレモン系、つまり、レモンユーカリ、レモンティーツリー、レモンマートル等も含めて比較するとどうなのか気になります】

測定方法:各精油を無水エタノールに希釈して、1%、10%、20%の溶液を作り、被験者の前腕 (72㎠)に塗布(0.12ml)。塗布した部分に蚊(ヒトスジシマ蚊)を放した円筒のガラスリング (直径4cm、高さ12.5cm)を当て、5分後の蚊の吸血率を測定。

【私の感想:あとで出てくると思いますが、吸血率をどうやって求めたか気になります】

評価項目:無水エタノールのみ(精油無添加)を同量で塗布した場合の吸血率と比較し、蚊の忌避 率(%)を求めた。

実験結果

レモングラス精油とシトロネラ精油 ともに10%以上の濃度で皮膚につけた場合に、蚊の忌避作用があることを確認できました。

10%というのは、実用面に当てはめるとどのくらいの精油量になるか見てみたいと思います。

私は、息子のクワガタ採集等に付き合うときに、即席で、無水エタノール、精製水、ユーカリ精油を混ぜて虫除けスプレーを作るのですが、容器は「青色PETスプレー 50ml」を使用しています。

それを前提に、10%濃度にするには、どのくらいの精油の滴数か計算してみます。

【精油の滴数】=(50(ml)×0.10) ÷ 0.05 =100(滴)

100滴! 精油の使用量としては半端じゃない量です。。

また、数値結果は以下です。

30分後の忌避率は、レモングラス精油で24.4%~95.5%、シトロネラ精油で12%~58%でした。

ということですので、効き目の強さ・持続率はレモングラスの方に軍配が上がったということですね。

AEAJでは、肌に直接塗布する場合の濃度を1%以下で推奨しています。レモングラス精油やシトロネラ精油 を高濃度で皮膚に付けると刺激となる場合があるため、使用量や濃度に気を付けましょう。 

やはりそうですよね。。精油は1%が基本というのは、JAMHA(日本メディカルハーブ協会)のハーバルセラピスト養成講座でも習いましたから、10%濃度は皮膚に異変が起きる人が多いと思います。

よって、濃度1%でも、5分後の忌避率が40%あったレモングラス精油の使用が望ましいということだと思いますが、AEAJの今回のニュースではそこまでの言及は含まれていないようです。

参考までに、CAMP HACK(キャンプハック)というキャンプ好き向けのサイトで、10種類の虫よけスプレー・製品が紹介されていましたので、それらの製品を以下に貼ります。

「肌に優しい」というところにフォーカスされたものになっていましたので、敏感肌の方、及び、幼児向けにも使用できるので、有用な情報だと思います。

ほとんどが知らないものばかりでした。配合成分で比較すると興味深いです。

 

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