メディカルハーブ界の人気講師「おおそねみちる」さんのセミナーを初受講するため、茨城県へ行ってきました。

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ハーブ・アロマのことについて日々学びを深めていく上で、「本を読む 」という行為は、事典的な内容のものを反復することで、”身体に知識を落とし込む”という側面と、著者の考え・体験を中心に纏められた内容のものは、”次の行動のきっかけづくり”という側面の両方で捉えています。

つい最近読んだ本の中で、とても刺激を受けた本は、食卓研究家/TABEL株式会社の新田理恵さんの以下の本です。

この本は、薬草の知識が為になったというよりは、新田理恵さんが日々どのようなことを考えて薬草と向き合っているかという点において、自分自身の現在地点、及び、今後の方向性を見つめ直す上で非常に参考になりました。

以前、”薬草大学NORM”という新田理恵さん主催のイベントに参加し、直接お話したことがあるのですが、”小さな体から躍動感のある落ち着いた力強いエネルギーに溢れている人”という印象を受けました。この本を読むと、その印象が形作られている理由がよくわかります。

【過去の参考記事:はじめての「薬草大学NORM」で、充実した時間を過ごしてきました。

あと、私自身がハーブティーのブレンドをする上で最も参考にしているのが、薬剤師・ハーバルプラクティショナーの”おおそねみちる”さんが書いた以下の本です。

人間の症状について多面的な視点から記述がされているので、「なぜこのブレンドなのか」という点における納得感を持てるんです。

約2ヵ月前に、”おおそねみちる”さんのセミナー(入門セミナー)が茨城県日立市で開催されるという情報を得たのですが、どんな雰囲気の方なのかを直接感じ取りたいという想いが強かった為、昨日受講してきましたので簡単にレポートしたいと思います。

今回受けたセミナーの概要は以下です。

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講座名:生活に役立てる身近なハーブ講座

講師:おおそねみちる(薬剤師、JAMHAメディカルハーバルプラクショナー)

日時:2019年3月23日(土)14時から15時30分まで

場所:BiViつくば交流サロン

定員:30名(抽選) 最小決行人数5名

材料費:ひとり500円(試飲+お持ち帰り用茶葉1杯分)

持ち物:マグカップとハンカチ

内容:4種のハーブを試飲しながらの座学
1)ハーブとは
2)春のハーブと解毒のお話し
3)花粉症のお話しなど
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おおそねみちるさんが話し出して、この人が人気講師である理由の一部がわかってきました。

身体の仕組みについての知識がとにかく深いので、食物の作用を説明する際も、「なぜ身体にその作用がもたらされるのか」という点の理解がスッとしやすいので、話にのめりこんでしまいます。

また、茨城県特有のイントネーションで軽いジョークをポンポン挟んできますので、絶えず会場が笑顔と笑いに包まれていますので、「この人の授業をまた受けたい」という人がたくさん出てくるんだろうなと想像できました。

こちらは会場で配られたグリーンリーフ(おおそねみちるさんが代表)の予定表です。講師として忙しい日々を送られているのがわかります。

当日配られたパンフレットは4ページあったのですが、それぞれのページ毎にお話頂いたエッセンスについてご紹介します。

(1ページ目)植物ハーブとハーブブレンドティーの魅力について

セミナーの冒頭で、「私はとにかくハーブのことが大好きで、そのハーブの魅力を一人でも多くの人に伝えたいという一心で講師として全国を走り回っています」という言葉が印象的でした。

その言葉通り、”この人は本当にハーブのことが大好きなんだ”ということが強く伝わってきますので、聞いている側も話が飽きないです。

それはおおそねさんのハーブに対する探求心によって、膨大な知識の引出しがあるからです。

(2ページ目)本能(生きるための判断をする爬虫類脳)を使うことの大切さが書かれています

日々ハーブと触れ合うことは、5感を働かせることでもある。特に嗅覚は本能へ直結している感覚器官であるので、本能を起動させるうえでも大事な器官ということを改めて理解しました。

こんな感じで嗅覚と脳との関連性を説明してくださいました。
(3ページ目)味の心身への影響、及び、ブレンドのコツ
当日は、このような感じでドライハーブが次々と回されてきて香りに対する自分の感じ方を5段階評価(2+、+、0、-、2-)をするということをしました。

この時にプラスに振れる場合は、自分自身の身体が欲しているハーブという説明がありました。これまで、香りを嗅いでその日のブレンドを判断するということをほとんどしていなかったので、「ブレンドの楽しみ方」をより深く学んだ感じがします。

「香りは良いけど、味がイマイチ。逆に、香りはイマイチだけど、味は良い。というそれぞれのケースがあります。そこからさらに、味を良くしたり、香りを良くしたりするために微調整をすればいいんです。」というおおそねさんの話は意外と新鮮でした。香りと味の関連性をそこまで意識していなかったということだと思います。

”五感をフルに活用してこそブレンドの楽しさがわかってくる”ということだと思います。

(4ページ目)春の解毒の代表ハーブ。おおそねみちるさんがチョイスしている上記の16種のハーブはしっかりと覚えておきたいです。

以下は、おおそねみちるさんのコメントで重要だと思った部分について、今後の自分の研究用として羅列します。

■胃の粘膜の働き大事。胃の壁は4層からなる。
■ロキソニンを水なしで飲むと危険。粘膜を突き破る。
■マローブルー・納豆・ゼリーなどは胃の粘膜を保護する上で大事
■胃酸によって胃が溶けないのは、粘膜によって保護されているから
■コーヒー・紅茶は粘膜を乾かしてしまうので、一日に何杯も飲むのは良くない。紅茶+ピールはおすすめ。コーヒーを夜飲むなら薄めに。
■ナッツ系は粘膜を守る(メモ:中東系でナッツが好まれる理由との繋がりを確認)
■リコリスは「ハーブのステロイド」と呼ばれる
■ダンディライオンなどの”根(ルート)”は、ローストをするかしないかで成分が変わるものが多い。(効能変化)
■逆流性胃炎に良いブレンドは、ミント+カモミール。(ミントのシソ科タンニンに抗菌作用。精油のLメントール有用)
■リンデン+オレンジジュースのブレンド有名(胃にいい)
■牛乳のたんぱく質が胃の粘膜を保護
■胃の粘膜は3日で入れ替わる
■胃の粘膜が無くなるとウィルスが血管に流れ込む可能性上がる(乾燥が、風邪・インフルに良くない理由がわかる)
■風邪・インフルのウィルスが好む環境は、気温10度以下&乾燥
■流すには水。お通じを良くするには、食物繊維&菌類(プロバイオティクス)。
■春に肝臓の解毒しないと、夏バテを引き起こす。
■フキノトウ等の新芽はエネルギーが高く、かつ、毒(アク)も持っている。食べ過ぎは逆に毒を蓄積する。
■ハーブの一番の効能は何か?と言われたら「抗酸化」と答える
■レントゲン後2日~3日以内にミルクシスルを摂取し被ばくを消す
■補酵素(コエンザイム)=ビタミン・ミネラル⇒体で作り出せない
■補酵素がはいると酵素のスイッチが入る(=肝臓・腸の解毒)
■化学物質のきつい臭いの場所で仕事をしている人は、嗅毛が抜けて二度と生えない。香りを感じ取るセンサーが起動しなくなる。
■12指腸潰瘍と交感神経優位・副交感神経優位の関連性
■ダンディライオン・アーティチョークは油系の解毒に強い

以上。

今後、おおそねみちるさんの長時間のセミナーがあれば、また茨城県へ足を運んでみようと思います。

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