過去、マレーシアやシンガポールに、プライベートの旅行で行ったことのある方は、「カヤ(kaya)ジャム」・「カヤ(kaya)トースト」のことを知っていたり、食べたことがある人は多いと思います。
私自身は、過去に仕事で5回以上は行ったことがあるのですが、その時は全くこの言葉を聞いたことがありませんでした。
「カヤ(kaya)ジャム」・「カヤ(kaya)トースト」のことについては、Wikipediaの説明がシンプルでわかりやすいので以下に貼ります。
カヤジャム
カヤジャム(マレー語:Kaya インドネシア語:Seri Kaya)とは、食品の1種であり、ペースト状のスプレットの1種である。日本ではしばしばカヤジャムと呼ばれるものの、単にカヤとも呼ばれる。なお、マレー語で「カヤ」とは「豊かな」といった意味である。
材料と色について
カヤジャムは、ココナッツミルクと、カモの卵、または、ニワトリの卵のいずれかの卵とを使って作られる。ただし、より甘くするために、砂糖が加えられることもある。また、香り付けのためにニオイタコノキ(パンダン)の葉も使う場合がある。なお、一般的なカヤジャムの茶色っぽい色は、卵の黄身の色によるものではない。ニオイタコノキ(パンダン)の葉の添加量と、カヤジャムの中に含まれる糖分のキャラメル化の程度に依存して色が決まっている。利用法
カヤジャムは、ココナッツミルクの産地でもある東南アジア地域、特にマレーシアやシンガポールでよく食されている。パンにカヤジャムを塗ったカヤトーストは、これらの地域で朝食の定番となっており 、朝食を販売する店でも売られている。しかしながら、別に朝食として食べるものだと決まっているわけではなく、1日中好きな時に食べられている。また、パンではなく、他の食品に塗って食べる場合もある。つまりカヤジャムには、カヤトーストに使う以外の利用法も存在する。※Wikipediaより一部抜粋
パンダンは、東洋のバニラと言われていて、東南アジアのお菓子作りや料理作りに良く使われるハーブのようです。以下のサイトを見るとパンダンのことがよくわかると思います。
私が初めてカヤジャムの存在を知ったのは、自分がシンガポール・マレーシアに行っていたときではなく、
友人がシンガポールに行っていたときに、
「Kayaという表示があるお店を見つけたよ」
と、お店の写真付のメッセージをくれたときだったと記憶しています。
なぜそのようなメッセージをくれたかと言うと、私の苗字が「カヤモリ(kayamori)」で、ニックネームがkayaだったからという理由です。。
その存在を知ってから食べる機会が無かったのですが、ちょうど一週間程前に、”フードストアあおき”というお店に入った時、そのカヤジャムを見つけたのですぐに買いました。
買ったのは以下の2種類です。
ビン底の色を見ると、前者は茶色で、後者が緑色なので、Singapore Pandan Kayaの方がパンダンの量が多いのかと思ったのですが、そういうことではなさそうです。
表記を確認してみます。
若干自分の頭の中が整理されていない状態ですが、色よりもお味が一番大事です!
早速、それぞれを単体で味見してみました。
両方ともほとんど味は同じだったのですが、少し驚いたのは、「全くクセが無い」ということです。
「”ココナッツミルク”の風味が濃いのかな?」
と想像していたのですが、どちらかと言うと”卵と砂糖”の方が前面に出ていて、表現が非常に難しいのですが、
『ネトっとした”ずんだ餡(仙台名物)”』という感じです。
ずんだ餡を食べたことの無い人もいるかと思うので、あまり良くない表現だというのはわかっているのですが。。
でも、シンガポールの現地で食べたり、違うブランドのカヤジャムを食べるとまた違う風味になってくると思いますので、あくまで今回買ったブランドに関してということで捉えてください。
そして、今回は、食パンとクラッカーに塗って食べてみましたので写真を貼ります。
これらを食べた後に、シナモンをふりかけてみたのですが、結構相性いいです。
カヤジャム自体は味に角がないので、パンチのあるスパイスとの組み合わせは良さそうです。
以下のサイトは、シンガポールにあるカヤトーストを食べられるお店を5つ紹介しているのですが、名古屋のコメダ珈琲を思い浮かべました。マレーシア・シンガポールの人がカヤジャムをトーストに塗って食べるのは、名古屋の人が小倉あんのトーストを食べるのと同じような感じに見えてきました。
次回、シンガポール・マレーシアに行った時には、現地のお店でトライをしなくちゃです。また違う世界観が広がるような気がします。