「雑穀」とは何か? 雑穀にまつわる知識を少し確認してみました。

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和食系のレストランに行き、セットメニューをオーダーした際に、白米にするか雑穀米にするかを聞かれることは割と多いと思います。

雑穀米の方が健康に良さそうだからと、それを選択する40代以降の割合は、20代、30代に比べて断然多いのではないかと推測しています。

私も40代ですが、8割方雑穀米を選択します。

雑穀というと、食物繊維が多そうとか、栄養価が高そうとか、ざっくりとしたイメージしかなく、ちゃんと向き合ったことが無かったのですが、雑穀の基本について取り上げた記事がありました。

雑穀のイメージについてあいまいな方も多いと思いますので、以下の記事をまずは取り上げます。

食後血糖値の急上昇を抑制!腸内環境も整える「雑穀」のトリセツ

今、各所で「雑穀」が注目されている。

定食屋さんに行けば、よく白米を雑穀米に変えることができる場合に遭遇する。

また、コンビニでは雑穀を使ったシリアルバーや菓子を目にすることが増えた。

しかし、その雑穀そのものや、その効果は、それほど知識がないのも事実。

今、その雑穀を使ったスイーツが、ダイエット・健康志向の層を中心に話題を集めている。

そこで、雑穀の定義などの基本から、トレンドの「雑穀スイーツ」まで、雑穀にまつわる知識を増やしておこう。

■雑穀はダイエットに使える、腸にも良い食品

雑穀は、噛みごたえがあって満足感が得られやすいため、ダイエッターの間では特に重宝されている食品の一つだ。

また、雑穀はGI値(血糖値上昇指数)が低いため、白米に混ぜて食べれば、食後血糖値の急上昇を防ぐことができる。

健康やダイエットにはふさわしい食品というわけだ。

そんな雑穀は、おやつとして食べることも、一つのダイエット法といえる。

このような満足感や低GI食品であることがベースとなり、人気の食品になっているといえそうだ。

栄養補給としての、雑穀バーやシリアルなどは、ちょっとした間食の定番になっている。

また、雑穀には水溶性食物繊維が多いため、腸の中でその内容のかさが増し、腸内を刺激することで、便秘解消効果が期待できる他、腸内環境が整うともいわれている。

■そもそも雑穀って何?

日本雑穀教会の定義によれば、雑穀とは「日本人が主食以外に利用している穀物の総称」だ。

主食は白米が主流だが、この主食以外のイネ科作物、イネ科作物以外、豆類、玄米や発芽玄米なども広義で雑穀と呼ぶそうだ。

例えば、キビ、アワ、ヒエ、モロコシ、ハトムギ、オオムギ、ソバ、アマランサス、キノア、ゴマなどがある。

いずれも、なんとなく聞いたことがあるけれど、どんなものかは分からない、というのが雑穀に対する多くの人の所感ではないだろうか。

また、雑穀は、それ単独では食べにくいため、白米に混ぜたり、グラノーラにして牛乳やヨーグルトと一緒に食べたりするなど、工夫も必要な食品でもある。

そんな雑穀の弱点を埋めるべく、もっとおいしく、もっと親しんで取り入れようとする試みが「雑穀スイーツ」だ。

■雑穀エキスパートおすすめの「雑穀スイーツ」と選び方

日常的に、気軽に雑穀を取り入れやすい「雑穀スイーツ」。

実際、どのようなものがあるのだろうか。雑穀エキスパートと雑穀マイスターの資格を持つ澁谷梨絵さんに、おすすめの雑穀スイーツを教えてもらった。

雑穀のスイーツでおすすめなのは、丸ごと雑穀の栄養価を摂ることができる“ポン菓子”や“シリアル”です。

雑穀をそのまま加工しているので、栄養価をすべて摂ることができ、食べながら身体の調子を整えてくれますよ。

中でも、“大麦”の入ったポン菓子やシリアルは、食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えてくれ、代謝を促すのでおすすめです」

ちなみに「ポン菓子」とは、「おこし」などのこと。

穀物の粒に含まれる水分を、圧力で膨張させて膨らませ、ポンとはじけ飛ばせて作る駄菓子だ。

また、澁谷さんは、雑穀スイーツを選ぶときのちょっとしたコツも教えてくれた。

雑穀スイーツを選ぶ際にチェックするポイントは、雑穀が入っている量です。

例えば、雑穀ケーキや雑穀クッキーなどは、とてもおいしくて食べやすいのですが、雑穀を粉末にして入れていることが多いんです。

その場合、結局、小麦粉の割合が多くなってしまい、雑穀の栄養価が薄まってしまうことも多いので、できれば、雑穀を多く摂ることのできる“雑穀の配合量が多い商品”を選ぶのをおすすめします

雑穀スイーツを選ぶときは、ぜひ、雑穀をしっかりと食べられるものを選んで、その栄養価を存分に享受しよう。

澁谷梨絵さん
日本で唯一の穀物のプロフェッショナル資格(5ツ星お米マイスター、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、薬膳インストラクター、雑穀マイスター、発酵食スペシャリスト)を持つ女性米屋。全国各地を自身で歩いて探し出したこだわり米を百貨店で販売し、且つ、女性の目線で日本人古来の米が持つヌカや麹の発酵技術を使った弁当・お惣菜を販売。米・雑穀・麹の第一人者。
◆オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/rie-shibuya/

取材・文/石原亜香利(@DIME編集部)

※Men’s Beautyの2019年8月26日の記事(https://beauty-men.jp/81717)

記事の内容としては、あまりインパクトはないかもしれませんが、個人的にはこの記事を読むことによって、

「シリアルバー」というのは、雑穀の食べにくさを克服しつつ、健康とダイエットに有効という面で付加価値の高い商品という捉え方をできるようになりました。

また、この記事を書かれた澁谷梨絵さんは、日本雑穀協会の雑穀エキスパートのようなのですが、

この協会のHPにある「雑穀とは」のページに、雑穀の種類の記載があるのですが、その説明が有益な内容だったので以下に全てご紹介します。

NASAが、キヌアが21世紀の主要食になるという発表をしていたことは全く知りませんでした。

今までの日本人としての人生の中で主食は「白米」を食べることが当たり前でしたが、地球環境の変化などによって、今後変化していく可能性があるということだと思います。

人類の主食となりうる雑穀に対する目線をしっかりと持たないといけないということを認識しました。

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