元々メディカルハーブから興味を持ち、様々なことを学んでいく中で、スパイスの世界についても当然のように興味を持ち、生活の中で積極的に取り入れようということで、我が家では、カルダモン、クローブ、オールスパイス、コリアンダーシード、ナツメグ等(パウダーやホール)の色々なスパイスを取り揃えています。
しかしながら、以前、自分自身の生活を振り返った時に、
「今、家にある食材とスパイスを組み合わせて、ささっとお手軽なおつまみ、デザートを作ろうと思ってもそのアイデアがすぐに浮かんでこない」
という課題があることに気付きました。
そこで、SNSやネット上で様々な具体的なレシピに触れたりしていたのですが、その時限りという感じでなかなか頭の中に定着しない状況が続いていました。
そんな中、先日、自宅の近くの駅構内を歩いているときに、鉄道会社が定期的に発行している沿線情報誌(私が手に取ったのはSALUSという東急電鉄が発行している雑誌の2019年9月号)をたまたま手に取ったのですが、
そんな今の自分自身の課題を解消していくことのできる考え方を見つけることができましたのでご紹介します。
(※私が参照したのは、「夏バテにはスパイス」という記事です)
上記の8種のスパイスを取り上げた内容の中で、【おいしい活用法】の中での情報の記載方法が非常に参考になり、自分自身が生活の中にもっとスパイスを取り入れていくことができそう!と感じました。
どういうことかと言うと、
(カルダモンパウダーは)乳製品との相性が◎
というように、大きな括りで、食材とスパイスの相性を結び付けているところです。
ヨーグルト:牛乳=5:5に、蜂蜜とカルダモンパウダーを加えることで、インド料理屋でよく飲む「ラッシー」になるというのは大きな発見でした。
あと、個人的に非常に参考になった情報を以下に列挙します。
■コリアンダーパウダー
⇒たんぱく質とよく調和する性質を持ち、肉料理・豆料理に加えると◎
⇒桃(甘みが引き立つ)とオレンジ(酸味がまろやかに)に合う
⇒ビールに加えると違った味わいになる
■カルダモンパウダー
⇒乳製品との相性が◎
⇒ラッシーの作り方(ヨーグルト:牛乳=5:5でよくかき混ぜ、蜂蜜とカルダモンパウダーを加える)
⇒バニラアイスに細かく刻んだパイナップルとカルダモンパウダーを適量混ぜるとトロピカルスイーツに変身
■クミンシード
⇒油で炒めて香りを出すのがポイント。
⇒クミンシード、にんにく、油を弱火にかけ、香りが出た後に、千切りの人参やきのこ、茹でたてのジャガイモなど好みの食材を入れ、塩・胡椒をふって炒める
■しょうが
⇒すりおろし薄い板状にして冷凍しておくと、必要な量だけ割って使えるので便利。
⇒しょうがと同量のハチミツに炭酸水と注げば即席ジンジャーエール
■シナモン
⇒パウダーは料理の仕上げに、スティックは煮立てて使う
⇒パウダーは、ジャム・フレンチトースト・かぼちゃサラダ・サツマイモの煮物に合う
⇒スティックは、カプチーノやココア、紅茶に加えると独特の風味がプラスされる
■唐辛子
⇒唐辛子に複数のスパイスを混ぜたチリパウダーはメキシカンな味わいで◎
⇒少量の油でミックスナッツを香ばしくなるまで炒め、チリパウダーと塩をまぶせばスパイシーナッツに
■花椒
⇒パウダーは料理の仕上げに使う。
⇒パウダー+塩を、揚げ物や餃子に添えると◎
⇒ホールは、煮込み料理や漬け込みに。
⇒ホール+めんつゆを温めて香りが出たら、茹で枝豆の加え、冷蔵庫に一晩置けばピリ辛おつまみに
■ターメリック
⇒米2合を30分うるかし、ターメリックパウダー小さじ1/2に塩少々を加え混ぜたあとに炊く。炊き上がりにバター10グラムを加え混ぜる
以上です。
今まで、本格的なカレーを作るワークショップに参加したことはありましたが、参加しているときは、「うめ~、すげ~」と連呼するのですが、時間が経ってみると結局は生活の中に取り入れられていないという状況が続いていました。
今回の記事に触れて、そのスパイスが使われるイメージをシンプルに頭の中で映像化しておくことで、生活の中にスパイスが活用できていくことがすんなりとイメージできました。