「香りの文化」が根付く淡路島にて、お線香の原料など、様々な香りにまつわる展示に出会いました。

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昨日の記事【淡路島の『パルシェ 香りの館 香りの湯』で、はじめてのレモンユーカリ蒸留体験をしてきました。】を書いたあとに、この『パルシェ 香りの館 香りの湯』について触れた記事を昨年10月に書いていたことに気付きました。

以下の過去記事です。

【過去の関連記事:【11月17日】「淡路島・香り文化とハーブ蒸留体験の旅」ツアーの募集内容を見て、”淡路島”に興味が出てきました。

この記事の中で、日本書記の以下の記述を記載しています。

「推古天皇3年(西暦595年)の夏4月、ひと囲いほどの香木(沈香)が淡路島に漂着した。島民は沈香を知らず、薪と共に竈(かまど)で焼いた。するとその煙は遠くまで類い希なる良い薫りを漂わせた。そこで、これは不思議だと思い朝廷に献上した。」

今回参加した「全国ハーブサミット」の中でも、淡路島の”香りの文化”の話の起点として、上記の日本書記の記載が引き合いに出されていました。

今日は、淡路島において香りの文化が如何に根づいてきたか、について語られた展示が「パルシェ」の”香りの館”の中にありましたので、ご紹介したいと思います。

香りの館の建屋です
「香りの町づくり」・・・フランス・グラース市(フランスの香水産業の発祥地)と淡路市一宮町が姉妹都市だということを初めて知りました。
「香りの町:一宮町」・・・ここの内容は冒頭の日本書記の記述のことに触れています。一宮町の線香は全国シェア70%というのは驚きです。
「日本一のお線香の町 一宮町」・・・線香づくりは、冬場の生活苦を凌ぐために始まった商売だったんですね。
「~香りのルーツ~日本編」・・・淡路島以外の香りの歴史についての記載があります。
「香りってなんでしょうか」・・・嗅覚の構造の説明はわかりやすいです。
「香り・匂い・臭い」
「香りのルーツ 世界編」・・・乳香・没薬の話はよく目にします。クレオパトラとバラの関係については初めて知りました。
「香りをこよなく愛した貴婦人たち」・・・香水産業は、ポンパドール夫人、マリー・アントワネット、ジョセフィーヌ・ボアールネの3人によって生まれ、発展してきたという記述は非常に興味深いです。特に、ポンパドール夫人は香料に深い関心を持っていた特筆すべき人物だったんですね。面白いです。

以降、その他の香りにまつわる展示です。

タブノキ・・・線香の主原料です。初めて見ました。
たぶ粉としな粉・・・それ自体に糊分を含むんですね。
白檀(サンダルウッド)
没薬(ミルラ)
乳香(オリバナム/フランキンセンス)
アランビック型蒸留器
アランビック型蒸留器の説明
麝香(じゃこう)
甘松(かんしょう)
山奈(さんな)
安息香(あんそくこう)
霍香(かっこう)
貝香(かいこう)
木香(もっこう)

知らないものばかりで、自分の無知を思い知らされました。今後、香りについての学びを深めていく中で上記の情報がリンクする瞬間があると思います。

それにしても、”お線香の原料”を今までの人生で全く意識したことが無かったので、パルシェへ訪問できたことは幸運でした。

神戸布引ハーブ園の「香りの資料館」の展示と併せて、上記の記事を読むといいかもしれません。

【過去の参考記事:神戸布引ハーブ園の初訪問レポート【香りの資料館編】

以上をもって、過去数日間にわたってお伝えした旅行記については終えたいと思います。

『パルシェ 香りの館 香りの湯』の情報

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2件のコメントがあります

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    こんにちは☀私もハーブサミット参加させて頂きました。香りの館パルシェも行きました。お香と石鹸作って帰りました♪また、ゆっくり行きたいと思いました!お目にかかってたかもですね(^^)

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      つかむら様、ハーブサミットに参加されていたのですね!もしかしたら、サミット会場やパルシェですれ違っていたかもしれませんね(^^)

      パルシェでお香と石鹸を作られていたのですが、私は次回、お香・石鹸づくりを体験してみたいです。

      私にとっては、初淡路島、且つ、初ハーブサミットで非常に刺激的な時間を過ごすことができました。

      いつかお会いできると嬉しいです。

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