3月に入り、日に日に気温が上昇してきて、いよいよ自宅庭におけるハーブのガーデニングの始動時期となってきました。
数年前に地植えから開始し、庭の地面に植えられる面積が徐々に減ってくると、鉢植えの比率が高くなってきました。
昨年は一気に鉢の数が増えて、恐らく20〜30個くらいの鉢が、東の庭、南の庭、及び、ウッドデッキの上に追加されたのではないかと思います。
そうなってくると、冬を越え、春に切り替わる時期になると、
『鉢の中の土はどう管理していったら良いのだろうか』
という疑問が沸いてきます。
「土は毎年全て変える必要があるのか?」
「前年の土を生かしつつ、何か手を加えることで翌年も鉢植えを継続可能か?」
など、、
以前家庭菜園を借りて、トマトやナスなどの野菜を育てていた時に連作障害の知識を得ていたので、特に一年草のハーブの鉢植えを継続していく上でどんなことに気をつけていけばいいのかが凄く気になっていました。
また、ローズマリーなどの多年草のハーブの鉢植えについても、定期的に植え替えをしたほうがいいという情報は得ていましたが、どのくらいのサイクルで行えばよいか、且つ、土は全て入れ替える必要があるのかどうかも併せて疑問を持っていました。
ネット上には、様々な情報があるのですが、園芸業者の立場からコメントをする場合は、ビジネス的観点も織り込まれている可能性もあるので、「毎年土を全て入れ替えて下さい」というコメントも書かれやすいのではないかという個人的な疑いもあります。
そんな中、そう言えば、同じ神奈川県に住んでいる人で、ハーブの鉢植えにおいて30年以上管理されて、且つ、結果を出し続けている方がいた事に気づきました。
「そうか、この人に聞けば、実践的な知恵を得られる!」
という確信を持ち、質問をしてみることにしました。
そうするとやはり30年以上の試行錯誤によりたどり着いた知恵を教えて頂くことができました。
ご本人の承諾が取れましたので、以下にその内容を公開致します。
【鉢植えのハーブ栽培における土の管理方法】
◎ローズマリーやタイムは、3年に一度植え替えし、土を入れ替える。土については、(ハーブ類全般に)鉢の土と新しい土を半分ほど混ぜて使用。
◎ローズマリーやタイムは、油粕の追肥を年4回ほど実施。
◎バジルや大葉は、生ごみを肥料にして、春先に石灰を撒いて消毒したら、2週間以上土を寝かせる。その間、種を蒔いたり、苗を植えたりしない。その後、油粕を追肥して植える。
◎オリーブの木は3年に一度植え替えし、土を完全に入れ替えるのが理想的。
◎鉢の植え替えは、4月の気候が落ち着いた頃に開始する。
◎花の咲くハーブは、液体肥料を土に挿す。
◎根の張った土は、根を綺麗に除き、夏にシートを広げて、太陽で消毒すると、再生土として使える
上記の内容は、ローズマリー・タイム、及び、バジル・大葉に限定されているように見える部分がありますが、それぞれ、『多年草』と『一年草』の枠組みで捉えて自分自身でも検証を重ねていきたいと思います。
今回教えて頂いた内容を、今年の4月から実践し、今後のハーバルライフにおいて充分に活かしていきたいと思います。
鉢植えしているハーブの土の管理については、今年の1月くらいからずっとモヤモヤした気持ちがあったので、一通り手法について頭の中が整理されたことで、今年のガーデニングに対する意気込みがグッと増しました。
【2019年3月16日追記】
※上記の知恵を教えて頂いた方から、以下のコメントを頂きました。◎一年草・多年草かについてあまり考えず、「根の張り具合」で考えてください。
◎ハーブティーを飲んだ後の茶葉を土に肥料として戻しています。