私自身が、今一番見てみたい光景の一つに、よくインドや、南フランス・プロヴァンス地方等で見られるような、「炉端に続くたくさんのお店によるスパイス・ハーブの量り売り」があります。
以前、東京・青山で開催されているファーマーズマーケットの中で、”東京スパイスハウス”というお店を見つけ、スパイス・ハーブの販売の仕方が、日本で通常見られる瓶に入ったものではなく、量り売り方式だったため、かなりテンションが上がったことがありました。
【過去の参考記事:【東京スパイスハウス】~Farmer’s Market @UNUで見つけた魅力的なお店 【Part-1】~】
先日、東京・自由が丘を歩いていた時に、東京スパイスハウスとは全く違う、今まで見たことのない雰囲気のスパイス専門店を偶然見つけましたのですが、とても面白かったのでご紹介します。
レピス・エピス(Lepice et Epice)のホームページの『レピス・エピスとは』の部分に、このお店の特徴が書いています。
香りを損なわないために極力ホールで販売していることや、「ちょっとだけ試してみたい」という要望に応えるため、レードル一杯から1グラム単位の量り売りの対応していることが書かれています。
また、同じ種類のスパイス・ハーブでも産地によって風味が異なるので、産地別の風味の違いも楽しんで欲しいというコンセプトもあるようです。
レピス・エピス(Lepice et Epice)のブログには、スパイス料理のレシピの記事が毎月数回投稿されていて面白いです。
スパイス台?棚?には様々なスパイス・ハーブ・塩が置かれています。
見ていて飽きないですし、味も全て確認できるので、いつしかスパイスの世界にどっぷりと浸っている自分がいました。
レピス・エピス(Lepice et Epice)のブログに、スマックの説明がわかりやすく書かれています。中近東料理では欠かせないウルシ科の植物だそうで、見た目は、ゆかりに似ています。
昨日の朝食で、ご飯にふりかけて食べましたが、まさにゆかりご飯で、とても美味しいです。(ゆかりよりも、少ししっとりしています)
エシャロットについては、日本で一般的に知られているエシャロットとは違うものです。日本で一般的にエシャロットとして知られているのは、らっきょうを土寄せして軟白栽培をし、若いうちに収穫したものだそうです。
以下に、エシャロットの特徴・食べ方について分かりやすく説明された記事を貼ります。
まだ料理には使っていないのですが、味見をしてみると甘みがあってとても美味しいです。
マニゲットは、珍しいスパイスの部類に含まれるようで、「まぼろしのペッパー」、「天国の種」、「パラダイスペッパー」などと呼ばれるショウガ科の植物で、16世紀にはイギリス女王エリザベス1世が好んで使用していたという情報もあります。
マニゲット(種子)に含まれるバラドールは、唐辛子に含まれるカプサイシンと似た構造をもち、基礎代謝を高める効果、脂肪燃焼を促進する効果が期待できるとして、美容界で注目されているようです。以下にカネボウ化粧品の関連記事を貼ります。
実際に味見してみると、表面の皮が厚く固めで、噛むとヒリヒリとした辛味が出てきます。
結構固いので、料理で活用する場合は、そのまま使うよりも細かくして隠し味的に使うのがいいかもしれません。
今回、レピス・エピス(Lepice et Epice)に出会ったことで、スパイスの世界が自分の中で徐々に開けていきそうな感じがします。