今まで、スーパーで売られているドライにされたプルーンというのはたまに食べてきましたが、
スーパーで見かけたら、「あ、たまに食べてみようかな」という感じで買っていました。
ストレートに言うと、「今日はプルーンが食べたい!」と思ってプルーンを買ったことがありません。
私自身のプルーンに対する気持ちはその程度なのですが、先日、成城石井で以下の商品を見かけました。
ハーブのことが好きな人間からすると、「南フランス」というワードにやはり反応してしまいます。
そして裏面を見ると。。
「プルーンが生まれたのは、フランス南西部・アジャン地域です。発祥は12世紀、この地の修道士が自給自足の暮らしを維持するため、様々なスモモを交配したのが始まりです。」
とあります。
アジャンという地は、プルーンが生まれた場所だったんですね。
文豪トルストイも自身の小説(La Mortd’ Ivan llitch 第10章)で、
「独特のうまみがある黒くてしわしわのプルーン。アジャン産のプルーンは、例え口の中に種しか残っていないような時でさえも、うまくてよだれが出てしまう」
と残している、という記載もあります。
また、このアジャンで育てられている12世紀に交配されたプルーンは「アント種」という種類で、別名「王のプルーン」と呼ばれているとのこと。
この内容を見ると、
「どのくらい美味しいプルーンなんだろう」
と興味が沸き、一袋購入しました。
そして、家に帰って、早速食べてみました。
そして口に運んでみましたが、、「うお~、うま!」という声が出てしまいました。
この感動を分かち合いたく、妻と長男にも食べてもらいましたが、2人とも
「今まで食べたプルーンの中でダントツに一番美味しい」
という評価でした。
「今まで食べてきたドライのプルーンは何だったの?」
というくらいの差があります。
噛んだ時の柔らかい食感と、絶妙な酸味と甘みのバランスが取れたうまみが口の中に広がり、細長い種が口の中で現れてきます。
そして、その種も美味しい。。
先程のトルストイの表現は誇張ではないことが、自分自身の感覚としてわかりました。
下の記事は、南フランス・アジャンを実際に訪れ、プルーンの生産・加工・販売を手掛けるプルーン農園のことをレポートした内容になっているのですが、アジャンのプルーンのことについて概要を把握することができると思います。
また、プルーンの栄養価・効能のことについては、こちらを参照してください。
あと、日本のプルーン栽培についてですが、国内の生産の7割は長野県産らしいです。
長野県の中でも”佐久地域”が、プルーンの栽培を日本で初めて産地化した有数の産地とのことです。
プルーンの産地化に取り組んだ第一人者の”高見澤良平さん”は、約40年前よりプルーンの産地化に取り組んでおり、自身が運営する「高見澤プルーン園」は、栽培規模は約2haあり、1,800本、15品種のプルーンを育てているとのことです。
こちらのプルーンの味はどんな感じなのか興味が沸いています。
今まで、ドライのプルーンにほとんど関心が無かったのですが、南フランス・アジャンのプルーンを食したのを機に、認識がガラッと変わりました。
人生は「キッカケ」ですね。
そのキッカケが現れる大前提は、「動いて行ってみる(行動)」だよなあ、と改めて痛感しました。
福村 靖代
7 9月 2018こんにちは。いつも興味深く拝見しています。山口県の福村です。ハーブは大好きで チョット勉強中です。
6月に大田区にいます娘のお産の手伝いで 東京に行きました折に JR蒲田駅の成城石井で アニスキャンデイを見つけて早速買って帰りました。気に入ってます。次回はプルーンを見つけます。
Rosemary6107
8 9月 2018福村様、いつもブログを見て頂きありがとうございます。
ハーブは楽しいですよね。
アニスキャンディーは、アニス・ドゥ・フラヴィニーの白い固いボールのものですかね! あれは私も好きです。成城石井はハーブ好きにとって色々と興味の沸く商品が多いと思います。
このプルーンは本当に美味しいのでぜひ試してみて頂きたいです。