先日、ハーバリストのかたから、以下のタイム蜂蜜(Thyme Honey)を頂いたのですが、非常に美味しく日々楽しんでいます。
👇のページには、タイム蜂蜜についての興味深い記述がありますので、いくつか一部を抜粋します。
薬草であるタイムと、タイムから採れたはちみつは、遠い昔から健康によいものとして知られてきました。
タイムのはちみつは、「はちみつのブルーチーズ」と呼ばれてきました。芳醇な香り(アロマ)がありますが、この香りが「きつすぎる」と言われることもあります。まさにブルーチーズのように、好き嫌いがはっきりと分かれるはちみつなのです。
これまでの学術研究で、タイムのはちみつには他のはちみつに比べ高い抗酸化作用のあることが明らかにされています。また抗菌力および抗炎症力もあり、体によいミネラルも含まれています。タイムはちみつ成分で特に有用なものとして挙げられるのは、抗菌作用をもたらすフェノールカルバクロールとチモール、抗酸化作用があると考えられているフラボノイドヘスペレチンとクェルセチンです。
タイムはちみつに含まれるミネラルは、カルシウム、鉄、マグネシウム、リン、カリウムです。
タイムはちみつを添加した鼻炎用スプレイが鼻づまりに効くという科学的知見もあります。
ハーブがお料理によく利用されるように、はちみつもお料理で使われます。NZではちみつがいちばんよく使われるのは、肉料理、特にラムのつや出しのためです。
民間伝承薬としては、健康維持のためタイムはちみつをそのまま食します。
毎日ティースプーン一杯から二杯をお口に含み、ゆっくりと溶かしてから飲み込みます。これはタイムのはちみつが風邪に効き、あるいはその他の病気を防ぐと考えられているからです。
タイムはちみつ(またはタイムの精油)がニキビに効くとして直接肌に塗布されることもあります。
タイムはちみつは古代から賞賛されてきました。ギリシアの哲学者アリストテレス(紀元前384-322)は、タイムを最上のはちみつであると見なしていました。
古代ローマの詩人ウェルギリウス(紀元前70-19)の傑作長編叙事詩アエネーイスには、タイムはちみつの香りに触れた部分があります。古代ローマ の博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(23-79)は、著書の百科全書『博物誌』中でタイムはちみつを賞賛しています。
こういった記述を見て、タイム蜂蜜の魅力の世界に引きずり込まれていきました。
【関連記事:初秋の北海道ハーブ巡り記【ミツバチのためのハーブガーデン『ラ・ターブルベール』in 石狩市(後編)】】
☝の記事を読むことで、数千年にわたり、ハーブと蜂蜜が深い関りを維持している理由がわかります。
今日は、そんな蜂蜜に関連するニュースを取り上げたいと思います。
青葉台の養蜂団体 緑化に市から1500万 「人もハチも居心地よく」〈横浜市青葉区〉
養蜂を通じた地域活性化や緑化を進める「青葉台ハニービープロジェクト」は今年度、横浜市の「地域緑のまちづくり事業」に選ばれ、協定を結んだ。3年間で最大1500万円が青葉台の緑化活動に助成される。プロジェクトリーダーの村野浩一さんは「地域の皆さんと協力し、人にとってもミツバチにとっても居心地のよい青葉台にしたい」と話している。
♢
緑豊かなまちづくりを目指し、横浜市が民有地の緑化整備に対し3年間助成を行う同事業。
青葉台エリアの郵便局長10人と地域住民らでつくる同プロジェクトでは「民有地緑化と景観木保全」と「地域緑化活動」の2本柱で行う。共に地域住民も参加することができる。
「民有地緑化と景観木保全」では、青葉台公園にレンゲやエニシダ、ラベンダーなどを植栽して草木を増やす。近隣商店街や一般住宅にも協力を仰ぎ、プランターも設置予定。そのほか、郵便局のフェンスや東急スクエアのコンコースも緑化を進める。
「地域緑化活動」では、青葉台郵便局の屋上で行っているミツバチの飼育を軸に、講演会や街歩きイベント、ワークショップなどを開催予定。近隣の小学校や日体大SMG横浜などとも連携を進める。広報紙も継続的に発行する。
永続的な活動に
同プロジェクトでは、こうした取り組みを通して地域コミュニティの形成や活動の相互啓発、事業終了後も続く活動づくりを目指す。
5月13日には横浜市役所で調印式を実施。プロジェクトリーダーの村野さんは「企業がからむ事業事例は少ないと聞いている。郵便局と地域全体で進めていくことで、成功事例にしたい」と意気込みを見せた。市の担当者は「地域の重要な連絡窓口である郵便局。どんどん地域を巻き込んで活動してほしい。資金の支援は3年間だが、継続できる活動に育つよう市としてもサポートしていきたい」と話した。
参加募集などの問い合わせは青葉台駅前郵便局【電話】045・985・9585(担当:村野さん)
※タウンニュースの2022年5月19日の記事(https://www.townnews.co.jp/0101/2022/05/19/625522.html)より抜粋
養蜂関連の記事としては、規模が大きいと感じましたし、すごく新鮮な内容だと思います。
ミツバチと連携した街づくりをしていく上で、ハーブの植栽を増やしてくことが必須になりますし、様々な視点で社会にとってメリットが大きいはずなので、必ず成功させてほしいプロジェクトです。
成功事例ができる事で、日本全国に同様の活動が広がっていくことを期待したいです。
今後の活動が非常に楽しみです!