新鮮なアジアンハーブを食べて、アジアの食文化に触れてほしいという想いが込められた「アジアン・マルシェ」

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今、私が住んでいる神奈川県で、”ハーブ好きに最もお勧めしたいアジアン料理のお店はどこか?”と問われたら、神奈川県大和市の「いちょう団地」にあるタン・ハーというベトナム料理のお店と答えます。

【過去記事:「横浜のリトルベトナム」で、絶品ベトナム料理を堪能してきました。】(2020年11月15日)

いちょう団地には様々なアジア系国籍の住民が住んでおり、タン・ハーのお客さんの多くは日本人以外です。

その背景には、1975年に南ベトナム共和国が崩壊し、華僑系のベトナム・ラオス・カンボジア人が大量に難民となった際、日本政府が難民受け入れのため、1979年に大和市に「大和定住促進センター」を開設し、日本語教育や就職斡旋をおこなってきたことがあるようです。

今日は、新鮮なアジアのハーブと野菜を使ったお料理を食べることができる福岡県の魅力的なお店を取り上げたいと思います。

【高砂】アジアン・マルシェの新鮮なアジアンハーブで心も体も元気に!

こんにちは。特派員のsnowdropです。いよいよ本格的に秋の到来を感じる季節になってきましたね。秋といえば食欲の秋!ですが、今日は新鮮なアジアのハーブと野菜を使ったお料理を食べることができるお店をご紹介します。お話は「アジアン・マルシェ」店主の川辺久美さんにうかがいました。

新鮮なアジアのハーブと野菜が30種類以上!

お店につくと、まずは店頭に並ぶ新鮮なお野菜に目がとまります。しかも日本ではあまり見かけないアジアの野菜が勢ぞろいしています。
実はこれ、全て川辺さんご夫婦が育てた野菜なんです。小郡にある川辺農園で作られた野菜をここで販売されています。栽培されているアジア野菜・ハーブは年間30~40種類。農園からの直接販売なのでどれも採れたての新鮮なお野菜やハーブばかりです。

もともとは、アジア料理のレストランで新鮮な野菜を使ってもらおうと野菜作りを始めたんだそうです。本場の味を出すには本場の野菜を使わなければいけない。本場の野菜を輸入するとなると鮮度は落ちるし、金額も高くなる。なにより、現地の味を美味しく食べてもらうにはやはり新しい野菜が必要だ、ということで海外から輸入するのではなく、自分の手で育てようと思い立ったそうです。当初は飲食店だけを対象に販売していましたが、今では一般の方のご自宅でも使っていただけるよう店頭販売されています。

これだけ多くのアジア野菜を扱っているお店は日本でも数少ないようで、日本各地より注文が来るそうです。そんなお店が福岡にあるなんてほんとにラッキーです。
在住のタイ人やベトナム人も、「ここにあった!」といって食材を買いに来られるそうです。
国特有の野菜が手に入るお店があることは嬉しいことでしょうね。

タイ料理に欠かせないレモングラスの茎。レモングラスの葉の部分は手に入っても、茎の部分はなかなか手に入りません。

採れたての野菜が毎日数十種類店頭に並びます。

野菜たっぷりのアジア料理が食べられる!

「もっとアジアの野菜をぜひみなさんに食べてほしい」
川辺さんのそんな思いから、アジアン・マルシェでは新鮮野菜たっぷりのアジア飯を食べることができます。

実は川辺さんは、以前タイレストランの経営をしていた経歴の持ち主。
もともと私がお店を知ったのは、タイに住んでいたことのある私が「タイで食べたようなパンチのあるタイ料理を食べたい」といった時にこちらを友人から紹介されたのがきっかけでした。タイ料理店は数多くありますが、アジアン・マルシェの魅力は新鮮なアジア野菜をモリモリ食べられることなんです。
お料理はベトナム、タイをはじめとしたアジア料理が日替わりで食べることができます。
定番のものから季節によって変わるものなどが一日2~3種類用意されています。
これからの寒い時期には鍋料理もあるそうですよ。

この日は、夏シーズンのメニューだったタイの「カオヤム」をいただきました。写真下はタイの屋台で食べたカオヤム。この絶品カオヤムの味が忘れられませんでしたが、まさか福岡で食べることができるとは!!!

タイ南部料理「カオヤム」。エゴマ、ミント、レモングラスなどハーブがいっぱいです。

これはタイ南部地方で食べた「カオヤム」。ハーブや野菜の香りがたまらなく美味しかったんです。
これが日本で食べられるとは・・・。

定番メニューは付け合わせのお野菜ハーブがてんこ盛り

定番メニューはベトナム料理の「バインセオ」と「バインミー」。こちらのプレートにはてんこ盛りのハーブがのっています。パクチーやミントなど香りやくせのあるハーブもありますが、好きな人にはこれがもうたまらない。思いだしただけでもすぐに食べたくなります。

その他にも、台湾デザートの「豆花(トウファ)」は緑豆入りお豆腐のデザートでほんのり甘い優しいお味。ベトナム式のコーヒーもあります。目の前で淹れてもらえるので、初めての方には淹れ方や飲み方などちょっとしたサプライズですよ。
レモングラスのハーブティーは香りがとてもよく気持ちがとっても晴れやかになりました。

ベトナム料理のバインセオ。とてもやさしい味付けでやみつきになりそうです。

                      

つけ合わせのお野菜が山盛りです。

                    

ベトナムのサンドイッチ「バインミー」。お肉がボリューミーです。


食後に台湾デザート「豆花(トウファ)」


独特な淹れ方のベトナムコーヒーです。練乳を入れます。

                

        レモングラスのハーブティー。葉ではなく茎の部分で淹れます。 香りにうっとり。                           

 

調味料や雑貨もたくさんあります。

おうちでもアジア料理を作ってもらえるように、野菜だけでなく現地から日本に輸入されたスパイスや乾物、また直輸入された調理用品もたくさんあります。しかも、お値段がとってもお財布に優しくてあれもこれも欲しくなってしまいます。

スープを入れる陶器やステンレスのお弁当箱などがあります。

スパイスの種類も豊富です。

お米や乾麺、スープの素など。タイではみんな大好きインスタントラーメンもいろんな味が揃っています。

記事を書いているだけで、今すぐお店に行って食べたくなってきました。
アジアン・マルシェには新鮮なアジア野菜を食べてアジアの食文化に触れてほしいという川辺さんの思いがこめられた野菜やハーブがたくさんあります。まずはお店のご飯を食べてみてください。きっと心も体も元気になれると思います。

Asian Marche
福岡市中央区高砂1-22-21 エレガンテ薬院1F
電話番号 :092-523-5739
営業時間:10:00~17:00
定休日 :日曜日、毎月5日
https://www.asianmarche.jp/

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はHP等で最新情報の確認をしてください

※Livingふくおか・北九州の2021年11月15日の記事(https://mrs.living.jp/fukuoka/town_gourmet/reporter/4347319)より抜粋

メニューの一つ一つが本格的でテンションがあがります。

レモングラスのハーブティーを茎の部分をふんだんに使っているあたりも最高です。

こんなお店が自宅から徒歩圏内にあったら、私にとっては天国!

もし福岡県に行ったら、このお店は絶対に外せないです。

Asian Marcheの情報

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