先日、自宅ハーブガーデンへ出てみると、マヌカが力強さを増して成長していることを確認できました。
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マヌカというと、日本ではマヌカハニーのイメージ一本という感じですが、ミツバチの蜜源となっているマヌカのことを植物として真正面から捉えたことがありませんでした。
今日はマヌカのことを、マヌカハニー以外の視点で見ていきたいと思います。
■マヌカの植物としての価値が記載された記事
マヌカツリーについて
この度の新型コロナウィルス対策の一つとして、「殺菌」や「免疫力アップ」というキーワードで、たいへん多くの方々にマヌカハニーを知っていただく事になりました。
しかしながら「マヌカハニー」という言葉だけが一人歩きをして、そもそもは「ニュージーランドにのみ自生するマヌカという木に咲く花の蜜」であることは意外と知られていないことも事実です。
そこで今回は、ハニーマークスのマヌカハニーを輸入してもらっている三幸貿易の伊藤社長に、このマヌカの木、「マヌカツリー」について寄稿してもらいました。『現在、マヌカハニーは比較的有名になりましたが、その蜜が採れるマヌカツリーについてはあまり知られていません。
ネットで調べると「フトモモ科の常緑低木。英語でTea Tree、日本語ではギョリュウバイ」という説明が書かれています。長らくこの説明が使い回されていますが、この説明は不充分な内容と言えます。Tea Treeはフトモモ科全般を指しており、アロマ精油のTea Tree等とは別種です。
又、直訳で「お茶の木」と説明される事もありますが、これも全く違います。ギョリュウバイはその名の通り、梅にも似た紅色の花が美しい樹種ですが、マヌカツリーは白い花が咲く亜種で、ギョリュウバイの中の一種に過ぎません。
そして、何よりも大切なのは、マヌカという名前はマオリ語、ニュージーランドの先住民族が古来大切にしてきた薬木の呼称なのです。近年、他国でもマヌカハニーと称した安価な蜂蜜が大量生産されていますが、マヌカハニーは「ニュージーランドにのみ自生するマヌカツリーから採れた蜂蜜」です。
マヌカ以外のTea Treeから採れた蜂蜜はTea Tree honeyと書くべきなのです。
但しこれはニュージーランド以外の蜂蜜に効果が無い、という意味ではありません。多くの蜂蜜は大なり小なり効能を持っており、それぞれに利点があります。ニュージーランドでは長年、マヌカハニーの研究と実証を重ねる事でグレード分けや、使用方法、厳正な検査とそれに基づく品質保証をしてきました。
これらはニュージーランド産ではない蜂蜜には当てはまりません。多くは公正で精密な検査も実施されずに流通しています。現在、ニュージーランド政府はUMF、MGO以外のマヌカハニーにもマヌカハニー固有の成分が規定値を満たしているかの検査をして、満たさない物はマヌカハニーと呼ぶことを許していません。
この様な厳しい規定はニュージーランド以外にありません。ニュージーランドのマヌカツリーは野生の為、シーズンは1月の数週間しか無く、採蜜量は天候に大きく左右されます(雨の日はミツバチが飛べない為)。
ここで採蜜量が少ないと一年の収入が激減する養蜂家が大半です。
そんな時期に外国産の安い蜂蜜がマヌカハニーとして海外に出回っていると聞いて、彼らは複雑な思いをしているそうです。2020年1月のニュージーランドは数年ぶりの好天に恵まれ、マヌカハニーは豊作でした。
皆さんが店頭でマヌカハニーを見かけた時、小さな白い花とマオリ語の由来を思い浮かべて下されば嬉しく思います。三幸貿易株式会社 代表取締役 伊藤 謙』
※HONEY JOURNALの2020年5月27日の記事(https://honeymarks.com/2020/05/27/%E3%83%9E%E3%83%8C%E3%82%AB%E3%83%84%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/)より抜粋
■マヌカの葉のハーブティーの記事
マヌカの葉っぱでお茶を作る☆
ニュージーランドの山にはそこかしこにマヌカツリーが生えています。
こないだも、お友達のまさぼんさんちの山を歩いたら自生のマヌカツリーがいっぱいあって、新芽を少し頂いて参りました。
写真右側のチクチクしている葉っぱがマヌカです
マヌカと言えば、殺菌作用や天然の抗生物質っと言われるマヌカハニーが有名ですよね。マヌカハニーはミツバチさんがこのマヌカの花から集めた蜜の事です。言ってみればマヌカとミツバチさんの共同出資産業ですね。
だけど、蜂蜜だけでなく、このマヌカは木そのものにも免疫力を強める作用や、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているんですよ♪
昔、イギリスのキャプテンクックが大航海をした時代、長期間船の上で生活する船員が、ビタミン不足による壊血病に陥った時、このマヌカの葉っぱのお茶が壊血病によく効くという事で、お茶の葉っぱにして船に大量に積み込んだそうです。今でもマヌカがニュージーランドティーツリーと呼ばれるのには、そんな歴史がありました。
さてさて、しばらく陰干しにしたマヌカの新芽から、奇麗な緑色の茶葉が作れました。
マオリハーブのカワカワをお茶にする時は、カワカワと一緒にレモングラスとジンジャーをブレンドするとすっごく美味しくなるので、マヌカハニーも何かとブレンドした方が美味しいのかな?って思っていた矢先に、仕事の取引先の方から素敵なプレゼントを頂きました。
オーガニックマヌカブレンドティーです。
このお茶とっても美味しくてしかも免疫力にものすごく効く!っとあります。原料を見てみるとすべてオーガニックのマヌカ・ペパーミント・レモンの皮・レモングラス・ローズヒップっとあります。
おおこれは!!!!うちにある材料でもほぼ出来るではないかね!こちら我が家自慢のドライハーブ棚。お庭のハーブや山で採ってきたマオリハーブ、ワイルドハーブを乾燥させ貯蔵してあります。
マヌカ・レモン・レモングラス・ワイルドミント・・・惜しい、ローズヒップだけなかったけど、ほぼ自家製ドライハーブで材料そろいました。
早速お茶にして頂いてみますと♪
おいしーーーーーー☆
いやぁ~予想以上に美味しく頂けました♪
また山でマヌカを見かけたら、新芽を頂いてこよっと♪※”ニュージーランド半自給自足生活”ブログの2014年2月12日の記事(https://ameblo.jp/nzjikyujisoku/entry-11770326734.html)より抜粋
■マヌカ精油の特徴・効能・成分に関する記事
以上です。
ネットで情報を見ていても、マヌカハニー以外の情報を見つけるのはなかなか大変。
ただ、今回取り上げた情報に触れたことで、マヌカをもっと広い視点で捉えていく必要性を強く感じました。
ニュージーランドへ行って、マヌカのことに関して調査をしたい!という新たな欲求が芽生えてきました。。