漢方に詳しい薬剤師が教える「ダイエットに有効とされる漢方薬 5種」

※広告

先日も少し書きましたが、私自身、約半年間の在宅勤務により運動不足になってしまい、身体がふっくらとし始めたため、9月頭からジム通い(週2~3回)を始めました。

筋力アップとダイエット、及び、健康維持を目的としてスタートしたのですが、約1か月半で2キロくらい体重が落ち、筋力も上がってきていることを実感でき、ものすごく体調が良くなってきています。

今まで、自分の身体の様々な部位に意識が通っていなかったことに日々気づかされ、身体の感覚が徐々に蘇ってきているという実感も伴っているので、ジムに通い始めて良かったと感じています。

健康寿命を延ばす上で、自分なりの大きな夢を抱き、適度な運動を継続した上で、ハーバルライフを存分に楽しんでいきたい!と強く思う今日この頃です。

今日は、漢方に詳しい薬剤師の山田桂子さんという方が教える「ダイエットに効く漢方薬」をテーマとした2つの異なる記事が、漢方薬の情報を得られるだけではなく、身体の機能を理解する上でも興味深い内容だったので取り上げたいと思います。

【1つ目の記事】

「防風通聖散」を薬剤師が徹底解説|のむだけで痩せる?お腹の脂肪を根本解決【漢方でカラダケア】

写真/Photo AC

ダイエットに有効な漢方薬として、近年「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」という漢方薬が話題だ。

防風通聖散という漢方薬は「肥満症」に効果があると認められている薬の1つ。肥満症に効く薬があるなんて、と驚く人もいるのでは?

しかし、漢方に詳しい薬剤師の山田桂子さんによると、肥満が気になるからと言ってこの漢方薬をのんでも、誰にでも効くわけではないそう。漢方薬は症状だけで選ぶのではなく、自分の体質に合わせて選ぶ必要があるとのこと。

では、防風通聖散はどのような体質の人に向いているのだろうか。特徴や効果を山田桂子さんに解説してもらった。

* * *

【1】防風通聖散ってどんな漢方薬?

◆防風通聖散はこんな人におすすめ

防風通聖散は、下記のような体質の人に合う漢方薬です。

□比較的体力がある
□お腹周りの皮下脂肪が特に多い
□血圧が高い
□便秘がち

逆に「体力がない、胃腸が弱い、普段から下痢をしやすい」こんな体質のかたには向いていません。ダイエットの鍵を握るのは、ずばり新陳代謝です。運動や食事のコントロールと同時に、新陳代謝をよい状態に整えていくと、よりダイエットの効果を得られます。

漢方で考えるダイエットは、主に「気・血・水」の滞りを解消することで「太りにくく、痩せやすい体質」を目指していきます。「気・血・水」とは漢方で考える体の構成要素のことをいいます。

「気」とは目には見えない生命エネルギーのことで、元気の「気」のことです。「血」とは全身に栄養を与える物質で主に「血液」を指します。「水」とは血液以外の体液を指し全身を潤してくれる働きがあります。

防風通聖散は、この「気・血・水」の流れを整えていくことで新陳代謝を促進します。特に、排便を促す生薬の働きにより、体に溜まった余分なものの排泄をサポートするため、高血圧に伴う頭痛、肩こり、のぼせ、むくみなどの症状を改善する効果も期待できるのです。

便秘やむくみといった「滞り」の症状は減量の妨げとなりますので、ダイエット中は避けたいものです。逆に、便秘を解消できるとダイエットもスムーズに進みます。

バランスの良い食生活と定期的な運動なども意識する中で、体全体の巡りを整えるサポートとして漢方薬を取り入れるのがいいでしょう。

◆ダイエットに成功した人の事例

頑張ってジムに通っても汗をかかず、努力の割には全然痩せずに悩んでいたお客さまは、防風通聖散を服用した3日後には排便がスムーズになり、1週間が経つ頃には、ジムで汗をかくようになったとのこと。これまでは、どんなに運動や半身浴をしても汗をかくことはなかったのに、今では日常生活でもちゃんと汗をかけるようになり、結果的にダイエットに成功したというお客さまの事例もあります。汗をかくようになったということは、新陳代謝が活発になったということです。

年齢とともに「汗をかきにくくなった」「運動している割に成果が出ない」「便秘がちになった」ということで悩んでいたかたは、この漢方薬をのむことで「便、尿、汗」という3つの排泄力がついてくることを体感されることが多いです。その結果、高血圧や高コレステロール血症などの生活習慣病が改善されたかたもいます。

◆防風通聖散に含まれる生薬

防風通聖散には、その名の通り「防風(ぼうふう)」という生薬が含まれています。セリ科の草本の一種で、この生薬は解熱、鎮痛、消炎作用があり、ニキビや蕁麻疹(じんましん)といった皮膚疾患やアレルギー性鼻炎などに使う漢方薬にも含まれています。

漢方薬ってそもそもどんなもの?

そもそも漢方薬とはどのようなものだと思いますか? 漢方薬は自然にある植物や鉱物などの生薬を組み合わせて作られており、一般的に、西洋薬よりも副作用が少ないと言われています。

また、症状の緩和、苦痛を和らげるための対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すので、同じ症状を繰り返したくないという思いに応えてくれます。

バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手というかたも、症状や体質に合った漢方薬を毎日のむだけなので、手間なく気軽に継続できる点がメリットです。

漢方薬を始めるときの注意点

実際に漢方薬を試してみたいと思ったときの入手方法としては、漢方クリニックで処方してもらう、漢方薬局やドラッグストアで購入する、オンラインで相談する、などの方法があります。

ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないだけでなく、副作用が起きることもあります。自己判断で購入せず、できる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。

お手頃価格で不調を改善したい、というかたにはAI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが効く漢方を見極めて、ご自宅まで届けてくれる「オンライン個別相談・AI漢方」などの、スマホで気軽に頼めるサービスを活用するのもおすすめです。

体質に合った漢方薬でスムーズなダイエットを

防風通聖散のダイエット効果をおさらいすると、以下の2点がポイントになります。

・「お腹周りの脂肪、便秘がち、高血圧」などが気になる人に。
・防風通聖散は、ダイエットの大敵である便秘など「滞り」の解消を特に得意とする。

思うようなダイエットの成果が得られないというときは、自分の体質に合った漢方薬を服用して「滞り」を解消することで、食事療法や運動療法の成果をより効果的に得ることができます。体重を減らすことだけにフォーカスするのではなく、便秘やむくみなど、さまざまな不調を総合的に整えることで理想的な体を目指してみてはいかがでしょうか。

教えてくれた人:漢方専門薬剤師・山田桂子さん

やまだ・けいこ。漢方専門薬剤師。10年で受けた漢方相談の人数は延べ1万5000人を超える、漢方のスペシャリスト。自身も12年間もの無月経を漢方の知恵を使って改善した経験があり、自らの体験から生理や妊活など女性の悩みや不調のサポートを得意とする。

DIETポストセブンの2020年10月16日の記事(https://diet.news-postseven.com/59090)より抜粋

【2つ目の記事】

漢方薬で太りにくい体質に!我慢いらずのダイエットを薬剤師が解説

「漢方薬がダイエットにいい」と聞いたことはありませんか。自粛生活が長引き、運動不足で体重の増加が気になる人も多いようです。漢方薬はドラッグストアにも様々な種類が並び、身近な存在になりつつありますが、選び方がわからないという声も。そこで、あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師 山田桂子先生にダイエットを目的とした漢方薬を教えてもらいました。

そもそも「漢方」とは?

「漢方」と聞くと多くの人は「苦そう、おばあちゃんが飲んでいるイメージ」など、「漢方薬」のことをイメージするのではないでしょうか。

実は、漢方というのは気功、鍼灸、薬膳などを含んだ東洋医学全般のことをいいます。漢方薬はその中の一つで、漢方の考え方に基づいていくつかの生薬を組み合わせて出来た「薬」のこと。サプリメントや健康茶は健康維持増進を期待して服用するものですが、漢方薬は医薬品として、症状の改善効果がしっかり認められています。

なぜ女性の不調に漢方薬がおすすめなの?

「漢方薬」と西洋医学の「薬」の違い

「熱が出ているなら解熱剤」
「腫れや痛みがあるなら消炎鎮痛剤」
このように、はっきりした理由や原因がある体調不良の場合は、西洋医学による薬の服用でその症状を緩和することは可能です。

それに対し、漢方薬は症状の一部分だけを見るのではなく、身体全体のバランスを整えていくというのが大きな特徴です。不調が出ている原因を生活習慣全般から見直し体質改善していくことで、対処療法ではなく、症状の根本改善を目指していきます。

漢方薬は女性特有の悩みにフィットしやすい

女性特有のお悩みは原因が一つではないケースがほとんどで、ホルモンバランスや自律神経の乱れなど、さまざまな要素が複雑に絡みあっています。

だからこそ、女性特有の不調には目先の症状だけにアプローチするのではなく、体質そのものを改善し、症状が出ないように身体の根本から整えていく漢方が向いているのです。

具体的には、冷えやむくみ、便秘、ガス溜まりといった症状は、なかなか体重が減らない女性によくある不調であり、巡りが悪いサインの一つです。例えば、身体の冷えが解消されればそれだけ基礎代謝量が上がり、汗をかきやすく、運動の効果も得られやすくなります。体重が減るのは現在の体質がより良い方向に改善された結果のひとつ。漢方で考えるダイエットは、様々な不調を改善をしながら、結果的に健康的なスタイルに整えていくことができるのです。

ダイエットにつながる漢方薬が知りたい!おすすめ漢方薬の紹介

漢方で考えるダイエットは、主に「気・血・水」の滞りを解消することで「太りにくく、痩せやすい体質」を目指していきます。

みなさんは、現在の自分の体質のどこに「滞り」があるかをご存知ですか?実は体重が増えた原因が人ぞれぞれであるように、理想的なスタイルを目指す方法も人それぞれであり、体質によって異なります。どんなダイエットでも、正しい食生活と適度な運動は必要不可欠です。その上で、自分の体質に合った漢方薬を服用をすることで「滞り」を解消し、食事療法や運動療法の成果をより効果的に得ることができるのです。

ダイエットを目的として使うことの多い代表的な漢方薬

  1. 貧血気味で手足の冷えやむくみ、生理不順、生理痛がある人:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    身体を温めて血流をよくしながら、余分なむくみを改善していきます。
  2. 胃腸が弱く、むくみやすい人:五苓散(ごれいさん)
    余分な水分を尿としてしっかり排泄することで、体の水分代謝を改善します。
  3. のぼせやすく、肩こりや頭痛がある人:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
    滞った血の巡りを整えることで新陳代謝の促進を助けます。
  4. 高血圧の傾向があり、肩こりや頭痛、便秘を伴う人:大柴胡湯(だいさいことう)
    気の巡りをよくし、便秘を解消することでダイエットをサポートします。

漢方薬を飲むときの注意点

漢方薬を服用する際に何よりも大切なのは、自分の体質に合うものを選ぶことです。漢方薬は健康茶ではなく「医薬品」です。誤った選び方をすると、思うような効果が得られないばかりか、副作用につながることもあります。

自分に合った漢方薬が知りたい、コスパ良く漢方薬を試してみたい、という人にはスマホで気軽に専門家に相談できるサービスもあります。。例えば「あんしん漢方」は、AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれます。ご自宅で気軽にできる「オンライン個別相談」もあります。

●あんしん漢方:
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=222332b9mart0001

身体全体のバランスを見直して理想のスタイルを目指そう

  • 対処療法ではなく、体質改善のサポートをする
  • 女性特有のトラブル改善は漢方の得意分野
  • 活用することで女性特有の不調を改善しながら理想的なスタイルを目指せる

漢方薬がダイエットにおすすめ理由はこういった点です。
ダイエットがうまくいかない人は、体重を減らすことだけではなく、身体全体のバランスを根本から見直してみてはいかがでしょうか。


<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 山田 桂子

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 山田 桂子 漢方専門薬剤師

10年で受けた漢方相談の人数は延べ1万5,000人を超える、漢方のスペシャリスト。自身も、12年間もの無月経を漢方の知恵を使って改善した経験があり、自らの体験から生理や妊活など女性の悩みや不調のサポートを得意とする。

投稿 漢方薬で太りにくい体質に!我慢いらずのダイエットを薬剤師が解説 は Mart に最初に表示されました。

※今日をもっと楽しく「Mart」の2020年10月12日の記事(https://mart-magazine.com/beauty-health/healthcare/92972/)より抜粋




私自身も、「ダイエットの本質」は、一時的な脂肪の燃焼ではなく、「体質改善」であることの認識が強くなっています。

漢方薬を活用する際は、プロと相談をしつつ、自身の体質にフィットするものかどうかを見極めた上で摂取していくことが大切だと思います。

Like! Provence – プロヴァンスが大好きな、貴方へ。(バナーをクリック!)

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す