岡山県の”和ハッカかき氷”を見て、ハーブによって”かき氷の概念”に変化が出ると感じました。

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昨年9月に、岡山県矢掛町のハッカ栽培復活の記事を取り上げました。

【過去の参考記事:「幻の日本薄荷(はっか)」を復活させ、宿場町として栄えた街に新たな観光資源を提供する岡山県の「矢掛ハッカ普及会」。北海道のハッカのルーツは岡山県にある?】(2019年9月30日)

この記事によって、日本のハッカ栽培の歴史についての興味に火が付きました。

その後、日本のハッカ産業の歴史年表に出会い、メンソール含有量世界一の植物である薄荷のルーツは中国であり、日本では江戸時代に岡山県で最初に栽培が開始したという記載が確かにありました。(以下)

【過去の参考記事:日本国内におけるハッカ(薄荷)産業の盛衰年表。これをおさえておくことで今後様々な気づきを得られそうです。】(2020年5月26日)

岡山県のハッカの歴史を探究をしていく上で、まずは、実際に訪問をし様々な情報に触れたくてうずうずしているのですが、冒頭の岡山県矢掛町に関する興味深いニュースが入ってきましたのでご紹介します。

岡山で矢掛町の和ハッカ使う大人のかき氷 「ミントジュエリー」と命名

 かき氷店「ぷくぷく氷」(岡山市北区伊福町1)は7月29日、大人のかき氷「ミントジュエリー」の販売をスタートした。(岡山経済新聞)

【写真】かき氷店「ぷくぷく氷」のミントジュエリー

 店主の南道文さんは、1957(昭和32)年に千日前商店街に開業した「福福饅頭(ふくふくまんじゅう)」(表町3)の2代目として大判焼きを焼いていた。かき氷は夏季限定で販売していた。2019(平成31)年3月に営業を終了し、「ぷくぷく氷」を6月にオープンさせた。

 同商品は、下からマンゴーシロップと青リンゴのゼリー、モヒートシロップをかけた氷、メロンとライムで作ったシロップのエスプーマ(ムース)でできている。モヒートシロップは、モヒート用のリキュールと自家製のミントシロップで作る。一番上には、ミントをのせる。価格は800円。

 南さんは、岡山県矢掛町で作られるミント(和ハッカ)を知り、ミントを使った「カクテル風なつごおり青・赤」を昨年は販売した。「カクテルのようなかき氷に挑戦した。矢掛町のミントは、味が優しい。かき氷を食べながら、ミントをかじれば風味が増す」と話す。少量だがアルコールが入っているので20歳以下には提供しない。

 昨年は「青」と「赤」という商品名だったが、今年はツイッターで名前の募集をした。エスプーマ(ムース)がきらきらと輝き、宝石のように見えることから「ミントジュエリー」と名付けられた。

 このほかにかき氷は、「カラフルかき氷(メロン・ざくろ・レモン・ラムネ)」(550円)、タピオカのトッピングされた「抹茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」(以上630円)、「ほうじ茶きなこわらびもち」「抹茶白玉金時」(以上880円)、「マンゴーマンゴー」(940円)、「ベリーベリー」(960円)、岡山県産の白桃を使った「白桃がいっぱい」(1,200円)を用意している。福福饅頭から提供している「ミルクセーキ」(660円)は、「ミルクセーキ(いちご・チョコ・キャラメル)」(710円)、テークアウト限定の「ミルクセーキ(抹茶・ほうじ茶)」(720円)がある。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

※岡山経済新聞の2020年7月31日の記事(https://okayama.keizai.biz/headline/1042/)

美味しそうです。

「かき氷」というと、数十年前は、大人というよりもキッズからヤング世代が中心に食べるものという概念が浸透していたと思いますが、近年はトッピングにバリエーションが出てきたことにより、中年(30代~50代)世代にも浸透してきたように思います。

私も街を歩いていると「美味しそうなかき氷だなあ~」と立ち止まってしまうことがあります。

今回の岡山県のハッカシロップを使ったアルコール入りの大人向けかき氷の記事を見て、ハーブ界で一般的に認知されているハーブコーディアル( ハーブと果汁などを煮詰めたイギリスの伝統的な飲み物)をかき氷に適用していくことで、かき氷の付加価値が増していき、且つ、幅広い世代に親しまれるようになっていくのではないかと思いました。

グーグルで、「コーディアル かき氷」で検索すると10件ほどしかヒットしないので、まだまだメジャーにはなっていないですが、すごく可能性を感じます。

来年以降のかき氷市場、ハーブ・アロマからの視点でアンテナを張っていきたいと思います。

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