先日、【「かけるハーブ」というコンセプトがとても合理的、且つ、魅力的だと思う件】で、神戸のハーブティー専門店「ティーズラボ」が提供する新ブランド「Herb Laboratory(ハーブラボラトリー)」から発売された”かけるハーブ”のことについて記事にしました。
その「かけるハーブ」を購入し、一通り試食を終えましたので感触をレポートします。
今回購入したのは、5種セット(かけるハーブ 5種セット(ハイビスカス、釜炒り緑茶、マルベリージンジャー、カカオニブ、ローズヒップ)。1種につき3g×8袋です。
まずは「かけるハーブ ハイビスカス」をご飯にかけて食べてみました。
実は以前、ドライのハイビスカスをミルで挽いて食べたことがあるので、どんな味かは事前にある程度イメージが出来ていました。赤紫蘇で作られる「ゆかり」を若干酸っぱくした感じです。
ただ、今回試食したものには、粉末だし汁が入っているため、植物性の味にプラスしてカツオの風味が柔らかく広がる感じで、ピュアな「ゆかり」よりも”ふりかけ感”が出ていました
個人的には、ご飯との相性が一番いいのではないかと思います。美味しかったです。
次に、「かけるハーブ ローズヒップ」をヨーグルトにかけてみました。
甜菜含蜜糖がミックスされているので、デザート系にしっかりと合う感じです。この「かけるハーブ ローズヒップ」の中には、「ローズペタル」というハーブも含まれていたのですが初耳だったので調べてみました。
調べてみるとローズレッドの別名でした。甜菜糖のほのかな甘みにプラスしてバラの香りが口の中で広がる感じがあり、女性が特に喜ぶ味だと思います。
デザート系のものであれば、ほぼなんでもいける感じがします。
続いて、「かけるハーブ カカオニブ」をパンと一緒に食べてみました。
こちらも甜菜含蜜糖がミックスされているので、デザート向きの味です。ただ、「かけるハーブ ローズヒップ」と違い、カルダモンの味がよく効いていてキリッと締まった味です。
あと、「カカオニブ」というのが初耳で、「カカオ」と何が違うのか確認してみました。
▶カカオとどう違うの?
カカオにはカカオ豆やカカオパウダー、カカオバターにカカオマスなど、加工度合によって呼び名がたくさんあります。種類や違いについて、ここで一度整理しておきましょう。
・カカオ
中南米の熱帯雨林原産の植物のこと。・カカオニブ
カカオ豆を発酵、乾燥、焙煎してから、外皮などを取り除き細かくくだいてチップ状にしたもの。・カカオ豆
楕円形をしたカカオボットという、カカオの果実のタネ。・カカオマス
カカオ豆の胚乳部分を細かくくだいて焙煎してから、固めたもの。・カカオバター
カカオマスを作る過程で分離した油分のこと。ちなみに、チョコレートはパウダー状にしたカカオマスにカカオバターを練り込んで、砂糖や香料を加えて固めたものです。
※スーパーフード「カカオニブ」って?気になる食べ方や効果とは から一部抜粋
調べる前は、カカオの味によく似たハーブなのかなと思っていたのですが、加工方法の違いによる呼び名の違いでした。
続いて、「かけるハーブ 釜炒り緑茶」をサラダにかけてみました。
ハーブラボラトリーのおすすめレシピには、ポテトサラダと書いてあったので、サラダにと思ったのですが、、おススメからズレてしまった感じです。
ただ、5種の中で一番「塩」要素が強いので、割と正解だったと思います。抹茶塩とかをイメージしてもらえるといいと思います。
天ぷらなんかは確実に合うと思います。
最後は、マルベリージンジャーを甘辛チキンにかけて食べてみました。
ハーブラボラトリーのおすすめレシピの中で、先頭にチキン、魚と続いたので、とりあえず「チキン」を試してみました。こちらもおすすめから少しズレてしまいましたが、、。
こちらも「塩」要素が強く、且つ、ジンジャーが想像以上にピリッと効いています。今回は料理手法としては違いましたが、ソテー・ムニエル系には確実に合うと思います。
この「かけるハーブ 5種セット」を試してみて、適用できる範囲が限定されていないため、「これにかけてみるとどうだろう」と創造性が刺激される商品だと思いました。
あと、料理やデザートにハーブをかける時って、だいたい「瓶」から注がれると思いますが、ふりかけの袋を振ってかけるという動作が非常に新鮮でした。
今の日本の食文化では、「ふりかけをかける」というのが一般化しているので、ふりかけの一部にハーブが浸透することで、ハーブを生活に用いることが普通になりやすい側面も確かにあると思いました。
このハーブラボラトリーの試みをスタートとして、日本の大手ふりかけメーカーがハーブを使った商品をどんどん出してくれるとスーパーに行くのも今まで以上に楽しくなりますね。