私の身の回りでは、小さい頃から「カレーライスが嫌い」と言う人を全くと言っていいほど聞いたことがありません。
日本の家庭で食べるカレーライスというのは、本場インド・ネパールで食べられているものとは違い、日本人用にカスタマイズされた”味”と”食べ方”と”呼び名”になっているというのは、多くの人が持っている認識なのではないかと思います。
ボンカレーやバーモントカレーというような古くからのブランドが起点となって、”日本のカレーライス文化”を着実に築き上げてきたと言っても過言ではないのかもしれません。
今の日本の家庭で普及しているカレーライスの歴史については、すべてが正しい情報かは限らないですが、Wikipediaの情報が流れを掴む上で分かりやすいのではないかと思います。
自分自身が深くハーブのことに関わり始めてから、本格的なインド料理のお店の情報や、スパイスにこだわったカレーライスの情報にも敏感になってきています。
約2年前程前に、たまたまカレー好きの知り合いから「タバ インディア(東京駅八重洲口近く)」という南インド料理専門店を教えてもらい、初めて行ったときには、雰囲気、メニューの全てに衝撃を受けました。
「スパイスが生きているってこういうことか!」ということを初めて教えてくれたお店のように思います。
そして、先週末、東京・荻窪にて用事があった為、周辺に美味しいカレーライス屋さんが無いかを確認したところ、ネット上の評価で人気を伺える「インド風カリーライス すぱいす」というお店を見つけたので、早速行ってきました。
今年食べたカレーライスの中で、自分の中では一番美味しいと感じましたので、ご紹介したいと思います。
これは今年食べたカレーライスでは明らかにNO1だと感じました。
あっさりとした口当たりなんだけども、深いコクがあって、且つ、スパイスが踊る感覚が口の中であります。
また、添えてあるフレッシュバジルもカレールーの旨味と調和していて、牛すじのとろみもたまりません。
お店の名前は「インド風カリーライス すぱいす」ですが、ナンが付いてくるインド人が調理するタイプではなく、日本人が調理する日本のカレーライスなのですが、スパイス・ハーブ好きを大いに刺激する味だと思います。
今度、ここのお店に行った際は、違うメニューを試してみたいです。
来年は自分自身でスパイスの調合をして美味しいカレーライスを作れるようになりたいという目標もあるので、とても刺激になりました。