まだ早いかもしれませんが、今年一年を総括すると、オリーブオイルの違いに全く興味の無かった自分が、オリーブオイルの世界に興味を持った一年と言えます。
そのきっかけは、オリーブ界のボジョレー・ヌーボーと言われる「ノヴェッロ・オイル」の存在を知ったことが大きいです。その時のことは、9月の記事【オリーブ界のボジョレー・ヌーボー「ノヴェッロ・オイル」とは】に書きました。
上記リンクに詳しいことは書いていますが、ノヴェッロ・オイルについて以下に簡単にまとめます。
10月下旬から11月にかけて、オリーブの実を若摘みして作られるのが、オリーブオイルの新物「ノヴェッロ・オイル」で、オリーブの「搾りたてフレッシュジュース」のような感じです。
日本でもその年によって若干時期は異なるが、12月には入荷が始まることが多いです。
通常のオリーブオイルと、ノヴェッロ・オイルの一番の違いは、「濾しているかいないか(フィルタリングしているかいないか)」です。
ノヴェッロ・オイルは、あえて濾過(ろか)を通さないことで、オリーブ果実由来の香りや渋みを残しています。
オイル中にミクロレベルの微細なオリーブ果肉が浮遊した状態のままボトリングされるので、その色は少しニゴリのある深い色合いとなっています。
そして、今年10月に日清オイリオのオンライン通販ページで、【トスカーナ産エキストラバージンオリーブオイル・ヌーボー「ピエトラ・コロンビア」を今年も販売】という記載を見つけ、それはノヴェッロ・オイルであることが分かり、11月に予約し家を届くのを待っていました。
そんな中、以下のニュースが舞い込んできました。
成城石井は、今年手摘みで収穫されたばかりのオリーブを搾った、バルトリーニ・エミリオ エクストラバージンオリーブオイル ヌーヴォ2017を12月1日(金)に1万本限定で発売いたします。
イタリア中部・ウンブリア州で10月半ばから収穫された初摘みのオリーブをコールドプレス(低温圧搾)製法で搾り、フレッシュな風味をそのままにノンフィルターで瓶詰めしました。
初摘みのオリーブならではの若々しい香りと味わいをお楽しみいただけます。さらに、摘みたて・搾りたてのフレッシュなオリーブオイルをいち早くお客様にお届けするために商品を空輸しています。
成城石井独自の自社輸入の仕組みを活用することで、スピード感のある仕入れが可能となり、現地を出てから1~2週間以内には店頭に並びます。
この時期にしか味わえない、若々しい香りとフレッシュな味わいのバルトリーニ・エミリオ エクストラバージンオリーブオイル ヌーヴォ2017で食卓を豊かに飾り、自然の恵みを楽しんでみてはいかがでしょう。
※PRTIMES 2017年11月30日 14:00分
おっ!まさに、ノヴェッロ・オイルではないですか!ということで、成城石井へ行ってみましたら、山積みになっていましたので早速買って試飲しました。
以下にレポートします。
そして、早速ヌーボーの香りを嗅いでみたのですが、すごく新鮮な香りが広がり生のオリーブを絞ったということがよく分かります。生きているオイルという感覚です。
そして、そのまま試飲したのですが、舌の上がピリピリするような渋みがあります。想像以上に渋みが突き上げてくる感じでした。
でも不思議と美味しく、ちょっとクセになります。
近くに食パンがあったので、つけて食べてみることにしました。
パンにつけるとさらに美味しくなり、口の中に、オリーブの果汁が広がる感じで、すごくいいです。
渋みがあるので子供にはどうかなあと思ったのですが、長男は「めっちゃハマるわ~」の一言。
昨夜は、ノヴェッロ・オイル用にフランスパンを買い、改めて漬けて食べました。。やはり美味しいです。
年末にこういう旬のものを買って、年末年始を楽しむというのはいいことだなあ、と思いました。
あ、そういえば、日清オイリオのオンライン通販で予約していたノヴェッロ・オイルももうすぐ届きそうなので、「また同じようなもの買ったの?」と言われそうです。。