中国で2000年以上の栽培の歴史を持つ「花の女王」コウシンバラとは

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バラ(ローズ)と言うと、一度、ブルガリアのカザンラクにある”ローズ博物館”でバラの歴史についてじっくりと学びたい気持ちが強いです。

【過去記事:ブルガリアのカザンラクへ行ったら「エッセンシャルオイル博物館」と「ローズ博物館」は絶対に外せないと思いました。】(2020年6月17日)

栽培・鑑賞用としてバラは世界中の多くの人を魅了していますが、ここ最近は「食用」としてのバラの可能性が大きく広がっているように感じます。

今年2月に取り上げた、食用バラの可能性を追求する「ローズラボ」のストーリーは記憶に新しく、ワクワクさせてくれる記事でした。

【過去記事:「ローズラボ」の代表が語る食用バラの可能性について】(2022年2月24日)

今日は、個人的に初めて聞く名前のバラを取り上げたいと思います。

芒種に満開迎える「花の女王」コウシンバラ

芒種に満開迎える「花の女王」コウシンバラ

6月6日は二十四節気の一つ芒種(ぼうしゅ)です。この時期にコウシンバラ(月季)が満開を迎えます。コウシンバラは花期が長く、4月から9月まで咲き続けます。花が麗しく、品種が多いことから、「花の女王」とも呼ばれています。中国はコウシンバラの原産地の一つで、2000年以上の栽培の歴史を持ちます。

中国のコウシンバラは18世紀にインド経由で欧州に伝わると、たちまち世界中に広がり、街や公園を飾るようになり、人気を博しています。欧州の人々は中国のコウシンバラと現地の品種を広く交配させて、丹念に育成してきました。中国のコウシンバラは世界のさまざまなコウシンバラの母とも呼ばれています。

コウシンバラの根や葉、花は全て薬草として利用でき、活血(瘀血を取り除く)消腫、消炎解毒の作用があります。(提供/CRI)

※Record Chinaの2022年5月31日の記事(https://www.recordchina.co.jp/b895104-s12-c30-d0189.html)より抜粋

ヨーロッパにおける交配種の元となるようなバラなので、香り含めとても興味深いです。

ウィキペディアで調べると、コウシンバラ(庚申薔薇)は「ロサ・キネンシス」の和名であることがわかりました。

ここにも「ハイブリッド・ティーローズを含む多くの園芸用モダンローズの品種改良にも重要な品種である」という記述があります。

以下のリンクでは、歴史についての少し詳細な記述が見られます。

次回ローズガーデンに行く際は、ロサ・キネンシス(コウシンバラ)という名前に注目してみたいと思います。

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