今まで、様々なハーブ・アロマ関連情報を取り上げてきた中でも、「三重県」を単独で取り上げた記事が存在しません。
三重県津市には、「メナード青山リゾート ハーブガーデン」という有名なハーブガーデンがあるものの、なぜかハーブ・アロマに関する発信情報が少ないという印象があります。
「メナード青山リゾート ハーブガーデン」は、8ヘクタール(単純化すると100m x 800m)の面積があり、広大で非常に見応えがありそうなので、最も行ってみたいハーブガーデンのひとつです。
今日は、三重県の梅園の情報を取り上げたいと思います。
春の絶景ドライブ。梅の名所でビュッフェも楽しめる「いなべ市農業公園」
桜より少し前、まだ肌寒い3月中旬ごろに見ごろを迎える梅の花。優しい色合いと小さな花がいかにも日本らしい風情のある梅の花も、たくさん集まると信じられない絶景を生み出します。
桜のお花見とは一味違う、梅の海を堪能できる梅園が三重県いなべ市にある「いなべ市農業公園」です。濃いピンク、薄いピンク、白と梅によって造られる大地のグラデーションの魅力をご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
「いなべ市農業公園」には東海最大級の梅園が
三重県北部、いなべ市にある「いなべ市農業公園」。パークゴルフ場やレストラン、子どもが遊べる遊具のある「エコ福祉広場」と約30ヘクタールもの広大な「梅林公園」の2つで構成される山間ののどかな公園です。
休日のお散歩やお花見にぴったりで、さまざまなイベントも行われている同園ですが、最も美しい景色が見られるのが春。梅林公園エリアが梅の花に彩られる季節です。
梅林公園では約100種類、約400本もの梅の花が育てられており、その絶景は写真スポットとしても大人気!パッチワークのように色とりどりに広がる梅園の奥には鈴鹿山脈がそびえています。SNSでこの夢のような絶景が注目され、多くの人が訪れる人気スポットとなりました。
アクセス方法&駐車場は?
三重県の最北端、滋賀県と岐阜県の県境に位置するいなべ市。山間の自然豊かないなべ市へのアクセスはやはり車が便利です。
名古屋方面から訪れる場合、関西方面から訪れる場合のいずれも名神高速道路関ヶ原インターチェンジで高速道路を下車し365号線をおよそ40分ほどのドライブです。駐車場は1,000台分も用意されており、お祭り期間以外はなんと無料。ドライブの目的地としても最適です。
電車で訪れたい場合の最寄り駅は三岐鉄道北勢線の阿下喜駅(あげきえき)です。遠方から訪れる場合は、まず近鉄桑名駅を目指しましょう。駅からの公園までの交通機関はないので、タクシーを利用するといいですよ。約20分ほどで到着します。
エコ福祉広場と梅林公園はかなり離れているので、目的地に近い方の駐車場を利用するよう気をつけてくださいね。
絶景が広がる梅林
全国に梅の名所は数あれど、「いなべ市農業公園」ほど自然環境に恵まれた梅林はなかなかありません。
満開の梅の木の下を遊歩道沿いに散策したり、高台に造られた展望台から梅林の全貌を楽しむこともできます。一輪一輪は小さな梅の花も、400本も集まれば圧巻!梅の花の絨毯ともいうべき美しい光景は必見です。
さまざまな種類の梅が育てられているので、木によって色が異なるのも絶景のアクセントに。鮮やかな紅梅、真っ白な白梅、果実が有名な南高梅、少し黄色がかった古城などなど梅の花も種類によって色や大きさが異なります。全体を見て、近くで花を見てと2度楽しめますよ。
例年3月上旬〜3月中旬が見ごろ
「いなべ市農業公園」は梅の花だけではなくボタン、藤、桜、そしてブルーベリーなどさまざまな植物が育てられています。
遠くに山が見える環境もとても気持ち良いのでどの季節に訪れるのも良いのですが、やはり最も美しい景色に出会えるのが梅の花の季節です。
梅の花の見ごろは例年3月上旬から3月中旬ごろです。開花は2月下旬ごろからで、2〜3分咲の時期でも梅の木が多いので十分に美しい光景が楽しめますよ。
開花時期に合わせて毎年行われるのが「梅祭り」。開花が始まってから2~3週間に渡って行われる梅まつりは、屋台が出たり梅の苗木が販売されたり、大道芸などが行われたりと見どころも満載!
期間中の週末にはうまいもん市なども開催されます。花より団子の方も楽しめるイベントとなっていますよ!
イベント期間中は駐車場が有料となり、1台500円がかかります。特に週末は混雑することが多いので、余裕を持って訪れましょう。
※2022年の「梅祭り」は中止になりました。ただし9:00~16:00の間は無料で自由に入園が可能です。
6月には梅の実もぎとり体験ができる
400本もの梅の木が育てられている「いなべ市農業公園」では、6月になると梅の実を取る「梅の実もぎとり体験」イベントが催されています。まんまるで大きく育った梅の実を木から直接もぎ取り、梅ジュースや梅干しの作り方を学ぶイベントも開催されていますよ!
もぎたての青梅は持ち帰ることも可能。この梅の実もぎとり体験は大人気のイベントで、大人も子どもも梅の実探しに夢中になっています。実がなくなり次第終了となってしまうので、朝早く出かけるのがおすすめです。
参加料は1人1,000円。受付で袋をもらうことができ、園内ではもぎとった梅で作った梅ジュースの試飲体験も!梅の風味の詰まったジュースは甘酸っぱく爽やかな味わいです。
ランチは園内のレストランで
梅の花を存分に愛でた後は、園内のレストランでのランチがおすすめです。「農業レストラン フラール」はエコ福祉広場の芝生広場の目の前にあるレストラン。ランチタイムのみの営業ですが、地域の農家さんが作る野菜を使ったビュッフェが大人気となっています。
ちょっと変わったお野菜やフルーツ、ハーブを使った料理が並ぶビュッフェは大人1,210円、子ども880円、幼児330円ととてもお手ごろ価格!
お腹いっぱい食べても野菜が中心なので罪悪感もありません。園内で育てられたハーブもお料理に使われていますよ。ドライではない、フレッシュなハーブの香りを生かしたお料理も楽しめます。
寒い冬の終わりに咲き誇る梅の花。見ごろの時期は気温こそ寒いものの、梅の花の温かな色合いはすぐ訪れる春を強く感じさせます。
東海最大級の梅園は梅を見るだけでなく、食事も散策も楽しめるとても素敵な公園です。休日をリラックスして過ごすのにも、SNS映えを狙った写真撮影にもおすすめですよ。
- いなべ市農業公園
- 三重県いなべ市藤原町鼎3071
- 0594-46-8377
- 無料(※1人500円程度の寄付を園内設置募金箱へ)
- 梅林公園9:00〜16:00、エコ福祉広場8:30〜17:00
- 公式サイト
- image by:Shutterstock.com
- ※税込価格です。
- ※イベントに関する情報は変更になる可能性があるので、必ず事前にご確認ください。
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
いま読まれてますTRiP EDiTOR
※TRiP EDiTORの2022年2月28日の記事(https://tripeditor.com/440049)より抜粋
3月のドライブスポットして、非常に魅力的です。
関東の梅園にはいくつか行ったことはありますが、こじんまりとしたところが多く、常設のレストランがあるような場所ではありませんでした。
いなべ市農業公園のホームページ(以下)を見ると、毎日梅園の様子がアップされているので最適なタイミングで訪問できるようになっています。
この梅園は必ず見に行きたいと思います。
(地図)