富山の農高生が400年前のレシピを再現しハーブルームスプレーを商品化

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先日、高校生が、ハーブ・アロマ関連商品開発に関わったというニュースを取り上げました。

【過去記事:仙台商業高校が共同開発した「ずんだアロマアルコール」とは】(2022年2月9日)

昨日、このずんだアロマアルコールが届いたのですが、手の殺菌を行なう時に、香りの付いていないものと付いているものとでは、確かに殺菌をするモチベーションが異なることを実感しました。

今後のハーブ産業の発展を考えると、このような高校生が絡むニュースというのは未来に明るい光を照らします。

今日も高校生のニュースを取り上げたいと思います。

ハーブで部屋爽やか 中央農高生、ルームスプレー商品化

ルームスプレー(手前右)を作った生徒。バレンタインデーに合わせ、ラッピングしたハーブの鉢植えも販売している

 中央農業高校園芸デザイン科園芸福祉コースの3年生が、同校で栽培したハーブからルームスプレーを商品化した。リンゴ酢に半年以上漬け込んだものを活用し、昨春立ち上げた模擬株式会社が販売している。新年度は改良を試みる予定で、「コロナ禍の中、ハーブで爽やかな気分を自宅で味わってもらえれば」と話している。

 昨年4月、園芸福祉コースの生徒が模擬株式会社「Un Order(アン・オーダー)」を設立。3年生の野尻陽介さんと今村さくらさんが学校でハーブを採取し、半年以上酢に漬け込んだ後、第1弾の商品としてルームスプレーを開発した。1月に学外のイベントで初めて販売した。

 商品名は「4人の泥棒の酢」。1600年代、ペストが流行したフランスで、ハーブを漬けた酢を全身に塗った4人の盗賊が感染症にかからなかったという逸話にまつわる。文献を基にレシピを再現した。

 活用したのはラベンダーとローズマリー、ミント、タイム、セージの5種類。香りが強いローズマリーは臭い消し、タイムは殺菌効果があるとされ、玄関やトイレ、台所で使えるという。スプレーボトル付きで1個800円。

 課題は酢の匂いを和らげることで、2年生が取り組みを引き継ぎ、さらに使いやすく改良する。

 模擬株式会社は、バレンタインデーの贈り物として、業者から仕入れたハーブを植え替えてラッピングした鉢も販売し、ハーブの普及を目指している。

 野尻さんと今村さんは「ハーブをもっと身近に感じてほしい」と語る。

 商品の問い合わせは同校、FAX076(483)3362。

※北日本新聞社の2022年2月11日の記事(https://webun.jp/item/7826492)より抜粋

高校生の目線での商品開発ストーリーは、非常に新鮮で、こういう目線はもっと業界に取り入れたほうがいいと思いました。

純粋な気持ちから生まれた商品というのは、使用者の気持ちを高めてくれます。

抜粋記事の最後の「ハーブをもっと身近に感じてほしい」という言葉に個人的に少し驚きました。おそらく、農業高校の園芸コースに属している学生なので、物心がついたときからハーブのことが好きだった可能性もあると思います。

模擬株式会社をつくって商品化にこぎつける行動力のある学生たちの今後が楽しみでならないです。

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