国際中医薬膳師が伝授する【食べる風邪薬】のレシピが美味しそう!

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年が明けて、3週間ちょっと経過しましたが、2022年は自分の人生史上最も濃密な一年になるという実感が湧いています。

歳を重ね、白髪やシワが増えても、心身が放つエネルギー量は年々大きくしていきたいと考えている今日この頃です。

今日は、病み上がりということもあり、【食べる風邪薬】のレシピを取り上げたいと思います。

食べる風邪薬、春菊とひじきのサラダ【井澤由美子さんの薬膳レシピ】

寒い季節には体を温める食材を。巡りをよくするには、それを担う内臓を養うものを。漢方の考えを借りて、毎日美味しく元気になろう。

撮影・青木和義 スタイリング・矢口紀子

【春菊】食べる風邪薬と呼ばれる野菜。 自律神経も整う。

肝を養う食材、春菊。特有の香りには、自律神経にアプローチしストレスを緩和して胃腸の働きを整える作用がある。食べる風邪薬と呼ばれるほど薬効が高く、古くから漢方薬の原料としても使われてきた。

腎に効く黒い食材、ひじきと合わせて、肝腎の整うサラダに。

油と一緒にいただくことでカロテンの吸収率もアップして、美肌効果ものぞめる。

春菊とひじきのサラダ

茎の部分とひじきはフライパンでさっと火を通す。

【材料】
春菊 1袋
生ひじき 50g
ドレッシング[オリーブオイル 大さじ1、塩 3つまみ、胡椒 少々、酢 小さじ2、本みりん 大さじ1]
好みの柑橘(かぼす、ゆず、レモンなど)適量

【作り方】
1.春菊は葉と茎に分け、葉は冷水に放っておく。
2.茎とひじきをフライパンにしき、ドレッシングを回しかけてさっと強火で1分ほど蒸し焼きにする。
3.ボウルに水気を切った春菊の葉と2を入れ、柑橘の果汁を搾って全体をさっくり混ぜる。

薬膳の知恵を、美味しく食べる。

中医学の考えでは、食物には体を冷やすものと温めるものがある。今の季節に摂りたいのは温性・熱性の食材だ。

「そして特に女性には、巡りのよい体のために『肝腎かなめ』を心がけてほしいなと思います。五臓のうちの肝と腎をケアする必要があるということ」

と、料理家で国際中医薬膳師、国際中医師の井澤由美子さん。

「肝は体の巡りを司ります。肝を養うと血流がスムーズになる。逆に弱ると自律神経に不調が出て、イライラや不安などの原因に。肝によい食べ物はニラ、春菊、ターメリック、人参、あさり、今ならゆずもいいですね」

そして腎は、体を温めるヒーターの役割をする。ここが弱ると老化が早まり、腰痛や白髪を引き起こす。

「腎をいたわるのは黒い食べ物。黒ごまや海藻類を積極的に摂りましょう」

井澤由美子さん(いざわ・ゆみこ)
料理家、国際中医薬膳師

旬の食材の効能と味を生かした、体を健やかにするレシピで人気。監修した『毎日の食事で心と体をととのえる 漢方ごはん』など、著書多数。

『クロワッサン』1059号より

※クロワッサンオンラインの2022年1月23日の記事(https://croissant-online.jp/health/165634/)より抜粋

つくり方がめちゃくちゃシンプルで、且つ、非常に美味しそうです。

今まで、春菊はお鍋で使うのがほとんどでしたので、このレシピを知ったことで、春菊の見方が少し変わりました。

また、風邪により体調を崩したことで、「肝腎かなめ」という言葉を改めて意識していきたいと思いました。

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