私自身が、中東のスパイス料理に興味を持ったきっかけは、明らかに以下の2つの中東発祥のスパイスミックスの存在を知ったことが起点になっていると思います。
ザター(ザタール)
【過去記事:タイムと胡麻をベースとした中東発祥のスパイスミックス「ザター(ザタール)」を初めて試食してみました。】(2019年1月15日)
デュカ
【過去記事:「東京スパイスハウス」のデュカ(dukkah:中東のスパイスミックス)は格別でした。】(2019年1月26日)
これらの調合スパイスの魅力を理解した瞬間、中東料理の世界観を探求していきたいと思いました。
今日は、潰したひよこ豆やそら豆に香辛料を混ぜ合わせ丸めて食用油で揚げた中東のコロッケ風料理「ファラフェル」のサンドウィッチ専門店の情報を取り上げたいと思います。
アートも楽しめる♪お花が可愛いファラフェルサンド専門店「江島食堂」
品川区戸越の住宅街に2020年5月にオープンした、土日限定で営業するファラフェルサンド専門店。動物性製品は一切使用しない軽食や焼き菓子を提供しています。店のお庭で採れたエディブルフラワー(食べられるお花)が可愛いファラフェルサンドを食べに出かけませんか?アートと食事が同時に楽しめる♪
共同住宅だった建物を改装し、1Fはギャラリー、2Fはシェアキッチンや間借り飲食店などを運営するスペースに。ファラフェルサンドや焼き菓子の提供は2Fにて、土日のみ行っています。プラントベースのファラフェルサンド
主に中東で食べられる国民食「ファラフェルサンド」とは、ひよこ豆やそら豆を使用したコロッケと、野菜などをピタパンに挟んだ料理。動物性製品を使わないことから、ヴィーガンやベジタリアンの方でも安心して食べられます。オーナーのフクマカズエさん自身、お肉が体に合わず、長年ペスカタリアン生活をしているそう。「2000年頃の日本には、プラントベースのお店が少なかったんです」とフクマさん。そこで、フランス在住中にパリのマレ地区で出会ったファラフェルを再現することにしたのだとか。江島食堂のファラフェルサンドは、ファラフェルやフムスに自然栽培で育てた大豆を使っているのが特徴。ピタパンの中には、ファラフェル 、フムス(豆のペースト)、野菜、ハーブ、3種類の自家製ソースが入っています。上にトッピングされたエディブルフラワーやハーブは、お店の庭で育てたもの。季節によって花やハーブの種類が変わるので、見た目が毎回違うのも楽しい♪見た目にも美しい週替わりのスープたち
同じくプラントベースのスープを週替わりでご用意。アート業界で長く働いてきたフクマさんのセンスの詰まった1杯は必食です。スープの価格はそのときどきによって変わります。お客さんの多くは、「ファラフェルサンド+今週のスープ」1300円〜を頼むとか。1Fはアートギャラリー
ギャラリーでは、不定期でエキシビジョンを開催。これまでにインスタレーションアートや彫刻の作品を展示してきました。展覧会の予定などはウェブサイトから確認できます。ぜひ、お食事だけでなく、アートも楽しんでくださいね。自家製焼き菓子もお見逃しなく
焼き菓子(250円〜)も週替わりで用意。こちらもプラントベースを使用しています。メニューはインスタグラムで随時発信しているので、ぜひ確認してみてくださいね。自家焙煎のコーヒーも提供しているので、コーヒー好きさんにもおすすめですよ。料理をつくる際に出た生ゴミは、コンポストで堆肥化し、ハーブや花を育てている庭に肥料として使用。「古い住宅を改装したり、生ゴミを堆肥化したり、循環を心がけています」とフクマさん。週末ヴィーガンなどに取り組むお客さんも多いそう。ぜひ今度の土日に立ち寄ってみては?
falafel & coffee stand 江島食堂(ファラフェル&コーヒースタンド エシマショクドウ)
050-3592-0799
土日11:00〜15:00(売り切れ次第終了。営業日・時間は変更もあるためUnstagramでご確認ください)
月〜金
※ことりっぷの2021年10月26日の記事(https://co-trip.jp/article/544104/)より抜粋
アートも楽しめ、且つ、エディブルフラワーやハーブもふんだんに使ったファラフェルサンド、及び、魅力たっぷりのデザートも堪能できるなんて、至福の空間です。
ここは一度足を運び、その雰囲気を味わってみたいと思います。