先日、以下の記事で、東京・世田谷区にある『薬膳カフェ 日月』の存在を知りました。
魅力的なカフェで一度行ってみたいと感じたので、『薬膳カフェ 日月』のホームページを覗いてみると、非常に興味深い内容の記載がありました。(以下)
何を食べるかで自分の健康を決めるのではなく、健康な自分が何を美味しく食べるか。
中医学では、からだにいい食べ物を「上品 じょうぼん」と言い、その下にあるものを「中品 ちゅうぼん」、「下品 げぼん」と続きます。
豊かな食生活に恵まれたわたしたちは、高級なもの、希少なもの、栄養価の高い「スーパーフード」など、特別なものを摂取して、からだをよりスペシャルにしていくことに注力する傾向にあります。
そんな私たちが思い描く「上品 じょうぼん」とは・・・
すっぽん?
朝鮮人参?
まむし?これらの食べ物は、いざ!という時に食べる特効薬的なもの=「下品 げぼん」です。
調子の悪い時に食べる栄養価の高いもの=「中品 ちゅうぼん」、毎日食べてもいい、穏やかな効果で健康を保つもの=「上品 じょうぼん」とされています。
「上品」の食べ物をおいしく食べて過ごせる日々が、本当の健康です。
何を食べるかで自分の健康を決めるのではなく、健康な自分が何を美味しく食べるか。日々の「ほっと一息」を、心身ともに「上品」なもので満たしたい。
それが、薬膳カフェ 日月 のコンセプトです。
※東京世田谷区弦巻の薬膳カフェ日月(ひげつ)のホームページより抜粋
個人的にものすごく共感できる内容です。
”体調を崩したことをキッカケとしてハーブの世界に興味を持った人”の落とし穴として、「無意識にハーブに依存してしまう」思考に陥ることだと思っています。
昨年の私もそういうところがあり、「まあ、食べ過ぎてもハーブティー飲めば中和してくれるよ」という意識や、「まあ、運動をしなくても、ハーブのある暮らしをしていれば健康でいられるでしょ」という意識を少なからず持っていた部分がありました。
今年のコロナをきっかけに、家にいる日が急激に増えていくにつれて、その思考の限界が来てしまい、今は、週3回のジム通いをしていると共に、毎日の食生活と睡眠にもしっかりと気を配るようになりました。
自分自身の体と心がトータルで整い、健康体であることで、自身の意識に広がりが出て、今まで以上にハーブ・アロマの楽しみ方に幅が出ていきそうな感覚が芽生えてきました。
上記の抜粋の中にある、中医学の「上品(じょうぼん)」の考え方は、日本人が使う「上品(じょうひん)」という言葉にもリンクしていると思います。
上品(じょうひん)という言葉に対して私の持つイメージは、「適度な分量を楽しむ姿勢」だからです。
『何を食べるかで自分の健康を決めるのではなく、健康な自分が何を美味しく食べるか。』という、薬膳カフェ 日月 のコンセプトは、生涯ハーブ・アロマを楽しむ上でのベースの考えとして重要だと感じました。