昨日に引き続き、初秋の北海道ハーブ巡り記をお伝えします。
【昨日の記事:初秋の北海道ハーブ巡り記【”ウポポイ” → “はまのマルシェ” → “夕暮れ前の最後のエント探し” in 白老町】】(2020年9月10日)
苫小牧のホテルを早朝出発し、苫小牧駅から札幌駅経由で、地下鉄とバスを乗り継いで、次の目的地である北海道石狩市のハーブガーデン『ラ・ターブルベール』へ向かいました。
(場所は、中央バスの花畔(バンナグロ)のバスターミナルの向かえにあります。)
私が所属している日本メディカルハーブ協会(JAMHA)主催の北海道地区イベント「ハニーガーデンで体験!メディカルハーブとアピセラピー」に参加するためです。
”ミツバチのためのハーブガーデン”である「ラ・ターブルベール」がどのような場所なのか、また、どのような想いで運営されているかは、以下のページを見ていただけるとわかると思います。この背景を知った上で、体験レポを見ていただくと感じる内容に厚みが出てくるはずです。
(私たちのこと)
(建築家として目覚めた志向)
(建築家から養蜂家に)
↑の記述の一部を以下に抜粋。
2人はアーユルヴェーダの古典書の中から「体調を整える効能別ハーブハチミツ」という概念に出逢うこととなる。必然とも言うべき、これらの好機が彼らをフィトテラピー(植物療法)と非加熱ハチミツという方向へと導いていった。
ここのポイントが、今のラ・ターブルベールの出発点と言えると思います。
(大きな転機となった311)
(蜂の気持ちになってみる)
それでは体験レポを始めます。
イベント開始前に、ガーデンを見て回ることにしました。
尾形先生によると、ミツバチが蜜源とする植物は大きく4つに分けられ、シソ科・キク科・バラ科・マメ科がメインだそうです。
しかも原種に近い植物をミツバチは好むということなのですが、その「原種」に近い植物を追い求めると「ハーブ」に辿り着いたとのことです。
シソ科のミント・バジル・ローズマリー・タイム
マメ科のクローバー、レッドクローバー、アカシア
あとは、ミカン科、レモン科の柑橘系の花も好むということです。
バラ科のブラックベリーの花、シソ科のカラミンサ・ベルガモット(ビーバーム)・クリーピングタイム・アニスヒソップ等、ミツバチの蜜源となる植物のお話があったのですが、特に、「カラミンサ」と「クリーピングタイム」については、ミツバチの大好物という説明がありました。
あとは、このハーブガーデンを作る際の工夫として、「通路を狭くする」ということを心掛けたそうです。そうすることで、ハーブが衣類に触れるようにしたり、手で香りをすぐに嗅ぐことができるようにすることで、香りを最大限に楽しんでほしいという想いがあったからとのことです。
ランチの時間に一緒にお話しした北海道の女性の方から、北海道・下川町はトドマツで有名で、秋に行くことをお勧め頂いたので、近いうちに行きたいと思いました。
その後、午後のメインイベントである尾形先生のセミナー「アピテラピーを知る」がスタート。
講座の内容のエッセンスについては、明日、後編として取り上げます。