名医による「目の健康生活10の鉄則」が参考になります。

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現在、私自身は在宅勤務の時間が増えて、在宅勤務中のリフレッシュ手段の開発が一つのテーマになっています。

コロナ前の、会社のオフィスに行ったり、お客さんのオフィスに行ってミーティングをするというのは、今思うと、無意識に気分のリフレッシュがされていたことに気づきました。

在宅勤務中は、Web会議を通じて複数の打ち合わせを休みなく連続で実施するケースが増えているのですが、気が付いたら、3時間~4時間くらいぶっ通しでPCに向かっていることがあります。

バーチャルの打ち合わせがメインになっていくと、定期的にしっかりとリフレッシュタイムを取って、自分自身の健康管理を行なっていく重要性が増していることもヒシヒシと感じてきています。

特に目の疲労感は溜まりやすくなっていて、視力は以前よりも低下したかなあと感じていたところに、興味深い記事を見つけたので早速ご紹介したいと思います。

名医に聞く目の健康生活10の鉄則|疲れ目、視力アップに…

コロナ禍の自粛期間中に目の疲れや視力の低下を不調を実感している人が多い。肩こりや頭痛、気分の落ち込みの多くは、目が原因かも…。そこで視力アップにもつながる10の生活習慣を、名医に聞いた。

疲れ目の老婦人の写真
写真/AFLO

【目次】

  • 目が疲れている人が多い理由とは
  • 【1】目を閉じて楽しいことを思う
  • 【2】蒸しタオルで目を温める
  • 【3】疲れ目解消に飲み過ぎ注意
  • 【4】40度くらいのお風呂に入浴
  • 【5】肩甲骨の間に使い捨てカイロを貼る
  • 【6】コンタクトレンズは半日に
  • 【7】血流を促すレバーやセロリを
  • 【8】くこの実は目の特効薬とも
  • 【9】ビタミンA豊富なにんじんジュースを
  • 【10】目の疲労にオキアミのみそ汁

目が疲れている人が多い理由とは

「コロナ禍に目の疲れを訴える患者さんは確かに増えています。

 やはり会社に通っていたときの方が生活にメリハリがついていたのでしょう。同じパソコン作業といっても、ずっと画面を見ているわけではなく対面で打ち合わせをしたり、街を歩いたり、通勤電車に乗ったりと変化があった。

 ところが、仕事を自宅でするとなれば変化に乏しく、近くの明るい画面を見っぱなしの生活になってしまった。目を酷使せざるを得ない、負担の大きい環境です」

 こう話すのは、延べ10万人以上の眼精疲労患者を治療してきた吉祥寺森岡眼科院長の森岡清史さんだ。

 それでは、疲れ目を回復させるメソッドを具体的に紹介していこう。

【1】目を閉じて楽しいことを思う

「まずは目を閉じることから始めてほしい」

 こう話すのは、マッサージなどの手技を中心とした視力回復術を手がける日本リバース本院院長の今野清志さんだ。

ちょっと目を閉じるだけでも疲れ目には有効。視力も回復するので運転免許の更新など、目の検査を受ける前には瞑想法をおすすめしています。

 やり方は簡単。目をつむって、昔のなるべく楽しかった出来事を思い出し、ゆっくりと目を開ける。それだけで疲れが取れて視力が上がります。

 人間は情報の8割を目から得て脳に送っており、その情報を処理することで脳は疲労します。目を閉じて情報を遮断すると脳が休まり、幼い頃の楽しい思い出が脳を弛緩させるのです」(今野さん)

 この瞑想法を実践し「無事に運転免許の更新ができた」との声も少なくないという。ちょっと目をつむるだけなら、仕事の合間や移動の電車内などでも実践できる。いますぐ取り入れてみよう。

【2】蒸しタオルで目を温める

写真/PIXTA

 目を温めることも即効性がある方法だと森岡さんは言う。

電子レンジやお湯などで蒸しタオルを作り、目にのせて休憩してみてください。目や周辺の筋肉群の血行をよくし、疲労の原因物質を排出する働きが期待できます。

 ただし、副交感神経を優位にさせるリラックス効果を得るためには温度が肝心。熱くしすぎると交感神経が刺激され、興奮状態になってしまいます。

 お風呂のお湯と同じか少しぬるいくらい、温度でいえば41℃以下になるようにしてください」(森岡さん)

 これからの暑い時期には冷やしたタオルを使いたくなるが、その場合は温かいタオルと交互に当てることで、さらなる効果を発揮する。

「ちょうどサウナと水風呂の温冷交代浴のように、血管が拡張、収縮を繰り返しポンプのように循環をよくしてくれます。ただし最後は必ず、血管が拡張した状態の『温』で終えましょう」(森岡さん)

 イシハラクリニック副院長の石原新菜石原さんも温冷交代タオルをすすめるが、さらにこんなひと工夫を提案する。

好きな香りのアロマオイルをタオルに垂らすことで、リラックス効果が上がります。

 たとえばミントやユーカリなどは、すっきりする香りでおすすめです。神経が落ち着き、睡眠の質も高まります」(石原さん)

【3】疲れ目解消に飲み過ぎ注意

 睡眠や食事、入浴など、日々の生活を規則正しく節制することも、疲れ目の解消につながる。冷たいビールがおいしい季節だが、飲みすぎには注意したい。今野さんが言う。
アルコールの飲みすぎといった、目と関連する肝臓に負担をかけることが疲れ目によくないのは言うまでもありません。そのほか自律神経を乱す睡眠不足、ストレスをためるようなことは悪化を招きやすいため、避けるべきです」(今野さん)

 さらに、暑くなるとシャワーだけで済ます人も多いが、面倒がらず毎日きちんと入浴した方がいい。

「体はすべてつながっているので、ピンポイントで目だけの対処をするのではなく、全身の血流をよくすることも大事」(今野さん)

【4】40度くらいのお風呂に入浴

 真夏でもお風呂に入ることをおすすめしますが、長く入る必要はありません。5~10分ほどでいい。温度はしっかり温まる40℃くらいが理想です」(石原さん)

【5】肩甲骨の間に使い捨てカイロを貼る

 特に冷え症で血流が悪いと感じる場合、石原さんは肩甲骨と肩甲骨の間に使い捨てカイロを貼ることをすすめる。

 冷房の効いたオフィスに長い時間いなければならないなど、血流が悪くなっている人は試してみてもいいだろう。

【6】コンタクトレンズは半日に

 使い慣れたコンタクトレンズが疲れ目の原因になっていることも少なくない。
「特に女性は、メイクをするために、朝いちばんからコンタクトレンズをつけ、結果的に長時間使い続けることが日常化している場合が少なくありません。しかし目にとって、コンタクトレンズはやはり異物です。

 使用時間は半日の、12時間までにした方がいい。たとえば夜に人と会う予定があってコンタクトレンズをつけたいなら、午前中は眼鏡で過ごし、午後からコンタクトレンズを使うなど、工夫して」(森岡さん)

 肩こりや頭痛、吐き気などの不調の原因が、実はコンタクトレンズだったという例もあるというから、実践してみる価値はある。

【7】血流を促すレバーやセロリを

 目を温め、労り、外部からのケアを存分に行ったら、目にいいものを摂り入れたい。

 いが漢方内科「金のさじ診療所」院長の伊賀文彦さんは、血液を増やし、血行をよくする食べ物を積極的に摂ることを提案する。

「まず、血液量を増やすのに役立つレバーは、ぜひ摂りたい食材です。しょうがやねぎのような香りの強い香味野菜と一緒に調理すると、におい消しになるだけでなく、血液の巡りもよくなります。

 次いで、血流をよくするセロリ。漢方薬で血行を促す代表的な生薬と同じ、セリ科の植物です。生でたくさん摂るのが難しいため、スープにするのがおすすめです」(伊賀さん)

【8】くこの実は目の特効薬とも

写真/PIXTA

 血液に作用するこれらの食べ物に加え、伊賀さんは、漢方の世界で“目の特効薬”と呼ばれるくこの実の摂取を推奨する。

くこの実には肝臓や腎臓の働きを強める作用があるといわれ、昔から目の症状によく用いられてきました。

 特に疲れ目の状態に対しては肝臓、そして目を直接強めることで症状を軽減しやすくなると考えられています。私のクリニックでも、これで眼精疲労が回復した患者が多くいます。1日10gを、そのままおやつ代わりに食べるだけでかまいません」(伊賀さん)

【9】ビタミンA豊富なにんじんジュースを

写真/PIXTA

 石原さんは身近な食材で目の健康をキープしているという。

「にんじんにたっぷり含まれたβ-カロテンが体内でビタミンAとなり、これが目や皮膚の粘膜を強化・回復し、抵抗力を高める働きをしてくれる。

 光を感じる網膜の細胞もビタミンAが不足すると働きが鈍くなるなど、とても目と密接な栄養素です。β-カロテンは多くの緑黄色野菜に含まれますが、なかでもにんじんには多く含まれ、甘酸っぱいりんごと一緒にジュースにすれば、飲みやすいだけでなく、体内にも吸収されやすくなります。

 私もにんじん2本とりんご1個をジューサーにかけて作ったジュースを毎朝飲んでいます」

【10】目の疲労にオキアミのみそ汁

みそは日本のスーパーフードといっていい。みそにはメラノイジンというポリフェノールの一種が含まれ、抗酸化作用も強い。そのほか必須アミノ酸もすべて入っていて、乳酸菌、酵母菌、麹菌などの善玉菌も豊富。

 ビタミンB1をはじめB2、B6、B12、抗酸化作用のあるビタミンEなど、さまざまな栄養素が摂れます。だしは抗酸化作用があり、体がさびるのを防いでくれるアスタキサンチンが豊富なオキアミを使うのもいい。おいしくて安いうえ、何より調理も簡単です」(石原さん)

教えてくれた人

日本リバース本院院長・今野清志さん、吉祥寺森岡眼科院長の森岡清史さん、イシハラクリニック副院長の石原新菜さん、いが漢方内科「金のさじ診療所」院長・伊賀文彦さん

※女性セブン2020年7月16日号
https://josei7.com/

※介護ポストセブンの2020年7月18日の記事(https://kaigo.news-postseven.com/82764)より抜粋

一番最初に出てくる「目を閉じて楽しいことを思う」というのは、早速試してみましたが非常に効果がありそうです。目の視神経の緊張が緩むのを感じることができました。

あとは、7番目の血流を促す「レバーやセロリ」、8番目の漢方の世界では目の特効薬と言われる「クコの実」、9番目のニンジンジュース、10番目のオキアミも意識して取りいれていきたいと思いました。

目の疲労感を感じるときには、たまにこの記事を読み返し、健康の維持に役立てていきたいと思います。

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