先月長野県を旅行した際に、世界最大のわさび農園である「大王わさび農場」を訪問し、その時のことを記事にしました。
【過去の参考記事:初夏の山梨・長野旅行【世界最大の大王わさび農場編】】(2020年6月10日)
人生で初めて見るわさび農園だったので、その光景には大きな刺激を受けました。また、園内にある『大王わさび農場百年記念館』には、わさびにまつわる様々な情報が展示されており、非常に勉強になりました。
中でも、「太陽に次ぐ殺菌力」という触れ込みで紹介されていた、わさびの効能には驚きました。
わさびの存在は日本人にとっては身近な存在なのですが、わさびの持つ能力に対する理解が自分にはほとんどなかったことに気づきました。
「大王わさび農場」に訪問したことにより、日々の生活の中で「わさび」の情報に触れた時の自分自身のスタンスが大きく変わったので、この訪問は大きな財産となっています。
さて、今日は、この「大王わさび農場」のわさびを使った新商品の情報をご紹介します。
「辛くなくて緑茶代わりに飲めます」 松本大など「本わさび茶」開発
松本大(松本市)と、薬草茶製造・販売などの黒姫和漢薬研究所(信濃町)が、ワサビの葉を活用した「本わさび茶」を共同開発し、このほど県内で販売を始めた。うまみ成分のグルタミン酸などが豊富で「辛くはなく、緑茶代わりに飲めます」とPRしている。
開発に携わった松本大人間健康学部の矢内和博准教授によると、緑茶と比べてグルタミン酸が約2・5倍、人体を構成する20種類のアミノ酸が約4・4倍も含まれ、アミノ酸補給やリラックス効果が見込めるという。
ワサビ葉は廃棄されることが多く、矢内准教授はこれまでも多様な活用法を探り、ペーストやコロッケなどを製品化してきた。9日の記者会見で「ワサビの茶はうまみがあり、緑茶より優れている。そば屋などで出してもらえれば」と期待した。辛みは熱を加えることで消えるという。
本わさび茶は大王わさび農場(安曇野市)の葉を使用している。焙煎(ばいせん)し、製品化する黒姫和漢薬研究所の狩野土(はかる)社長は「葉の刻み方や加熱する温度に薬草茶の経験を生かした」と話した。
ティーバッグ5袋入りパックで550円。大王わさび農場やJR松本、長野駅の売店で販売し、高速道路のサービスエリアにも販路を広げる予定。【武田博仁】
※毎日新聞の2020年7月16日の記事(https://mainichi.jp/articles/20200716/k00/00m/040/022000c?fm=newspass)より抜粋
辛みがなく、緑茶と比較して、うまみ物質と呼ばれる「グルタミン酸」が2.5倍あり、且つ、人体を構成する20種類のアミノ酸が約4.4倍という情報がありますが、わさび茶の風味がまだ想像できません。
ただ、緑茶の代わりに飲めるということは、緑茶にかなり近いということだと思います。
松本大と黒姫和漢薬研究所が、今回初めてわさび茶を開発したのかな?と思ったのですが、ネット上では、過去に、島根県産業技術センターと島根大学医学部との共同研究によって開発されていたことがわかりました。
ただ、現在は売られていないようです。。うまく販売が伸びなかったのかもしれません。今回は、過去の商品に足りなかった部分を補って販売されたということだと期待を持てると思います。
8月に長野へ行く予定があるので、探してきたいと思います。