ちょうど昨日は、ブルガリアに関する情報を取り上げましたが、SNS上での拡散はいつもより多かったです。「エッセンシャルオイル博物館」と「ローズ博物館」はやはり魅力的だと思います。
【昨日の記事:ブルガリアのカザンラクへ行ったら「エッセンシャルオイル博物館」と「ローズ博物館」は絶対に外せないと思いました。】
ブルガリアと共に、今最も行ってみたいと感じる国のひとつは隣接するギリシャです。
ギリシャに関する情報は、過去に少しだけ取り上げたことがあります。
【過去の関連記事:ギリシャ原産の高原ハーブ『アダチャイ(別名:シデリティス)』にはじめて出会いました。】
【過去の関連記事:”Oil&Vinegar”にて、ギリシャ料理には欠かせないという「ザジキソース」をはじめて知り、買ってみました。】
今日は、ギリシャに関連する情報なのですが、昨日、以下の少し気になる情報を目にしました。
石鹸だけど乾燥も防いでくれる!? ギリシャが誇る【マスティハ】のおすすめコスメをご紹介
「世界でギリシャ・ヒオス島のみ生産されているという希少な天然樹脂マスティハにハマっています」Oggi専属読者モデルの篠原菜月さんがおすすめコスメを紹介します!
お肌の調子が整う♡ マスティハコスメ
手洗いうがいの大切さが求められている今、私もしっかり心掛けています。ただ、一日に何回も手洗いと消毒を繰り返す手は、気が付くとカサカサ乾燥気味。そこで保湿力がある石鹸を探していたときに出合った、天然樹脂マスティハを使用したコスメをご紹介します。
マスティハに関しては、以前の記事(おすすめ口腔ケア! ギリシャが誇る【マスティハ】の天然チューイングガムって知ってる?)でも、その魅力についてお伝えしましたが、スキンケアコスメにも配合されているなんて、さすがスーパーフードと呼ばれる逸材。
◆マスティハコスメティクス|マスティハ トラディショナル ギリシャソープ オリーブオイル
ギリシャ伝統のオリーブ石鹸にマスティハをプラスした贅沢素材なんです。オリーブオイルが肌に潤いを与えてくれるのでこちらの石鹸を使った後はお肌がすべすべに! 顔にも安心して使えるシンプルな処方でお肌がつっぱることなく洗い上げてくれます♡ 抗菌・抗炎症効果で敏感肌やしつこい肌荒れでお悩みの方にもとてもおすすめです。
◆マスティハコスメティクス|マスティハ リキッドハンドソープ ウィズ マスティハオイル
私はこちらの液体ハンドソープの爽やかなパッケージがとても気に入っています。自粛期間には、プロにお任せする手のケアができていないのでカサカサ乾燥しがちだったんですが、しっとりとした洗い上がりの液体ハンドソープなので使いはじめてから手が潤うように。リポソーム入りのマスティハオイルが肌を潤してくれます。何よりマスティハのアロマの香りに癒されますよ♡
◆マスティハコスメティクス|マスティハアロマティックソープ
石鹸をよく泡立て、顔、体全体を優しくマッサージするように洗っています。癒されるマスティハのアロマの香りをぜひ体感してほしいです♡
◆洗ったあとは… 100%ピュアマスティハウォーターで保湿♡
天然樹脂であるマスティハを水蒸気蒸留で油分と水分に分離させたうちの、水分だけをそのままボトリング。100%天然の樹脂水です。添加物を一切含まず、マスティハ本来の効果をそのまま感じられて、エイジングケアに最適なんだそう。
ブースターとしても化粧水としても1本で2役なところが気に入っていて、お風呂上りにさっと100%ピュアマスティハウォーターで保湿すればいいんです。毎日使うことでお肌の調子が整ってくるので、ニキビやアトピーなど肌荒れにお悩みの方にもおすすめ。マスティハのコスメはパッケージもオシャレで素敵なので、手洗いやスキンケアの時間もより楽しめます♪
※Oggi.jpの2020年6月16日の記事(https://oggi.jp/6252432)より抜粋
上記の商品に使われている「マスティハ」は要約すると、ギリシャの特定の地域でしか採取されない樹脂であり、且つ、天然のチューイングガムとしても使用されており、香りが良くて、肌に良いものだということだと思います。
「マスティハ」に対する興味がグンと上がったため、マスティハに関する情報を少し調べてみました。
マスティハとは?
地中海沿岸に分布するウルシ科の木Pistacia lentiscusの中でも、ギリシャ・ヒオス島だけで栽培されるマスティハの木(Pistachia Lentiscus var.Chia)の樹液です。
この木の幹や太い枝に傷を付けると、傷口をふさぎ細菌やバクテリアから自らを守るために透明な樹液が浸み出します。これを自然に乾燥したものが「マスティハ」(マスティック)です。不思議なことに、ヒオス島のマスティハには数々の健康効果が認められ、世界各地で薬や食品や化粧品に使われています。ギリシャを代表する有名な自然食品です。
● ヒオス島のマスティハ(マスティック)は、EUの原産地呼称保護(PDO)に認定された食品です。
ユネスコ無形文化遺産決定
(2014年12月、ユネスコの無形文化遺産に登録が決定しました。)
「薬物誌」を記したディオスコリデス、「医学の父」ヒポクラテスも治療にマスティハを用いていました。またマスティハの美肌効果も記録に残しています。
マスティハに秘められた効果は現代科学で次々に解明され、医学的にも多機能なシナジー効果をもつ樹液として注目されています。地球上でただ一か所、「マスティハ」がとれるギリシャ・ヒオス島は「ロケット花火祭り」でも有名です。
ヒオス島でしかとれない神秘のマスティハは、権力者たちの欲望と野望をかきたて、ヒオス島ならではの歴史を形作りました。マスティハは他に類を見ない多機能な自然食品です。ギリシャや周辺の国の人々は、昔から料理やスイーツの材料に入れました。
また多くの生薬やハーブが化粧品に使われるように、マスティハも石けんや化粧品の材料に加えられました。現在もマスティハを使った化粧品やエステが世界中で人気です。
(随時更新中)どう食べればいいのでしょうか?
ギリシャ・ヒオス島の「マスティハ」は、天然ガムです。
上白糖より黒砂糖、白米より玄米が体にいいといわれるように、天然ガムにはチューインガムにはない効果がたくさん詰まっています。食感はチューインガムより少し硬めですが、ほとんど変わりはありません。甘いフルーツやミントの味は付いていません。ほのかにさわやかなヒノキに似たマスティハの木の香りがします。
キャンディーのように口の中で溶けてなくなることはないので、いつまでも噛んでいられます。
マスティハはそのまま飲み込んでも健康に害は及ぼしません。
一般に推奨されている食べ方(噛み方)は1日1g~1.5gを1時間です。これは1日のうち何回かに分けて口にした合計の量と時間です。
(現在までにマスティハを噛んでいて、歯の詰め物がとれたという報告はありません。)マスティハはお料理やお菓子作りの材料にも使われています。
マスティハの栽培方法は?
エーゲ海の東端、トルコと国境を接する所にヒオス島は位置します。
この島の南東部でマスティハの木は栽培されています。1月~2月はマスティハの木の剪定作業を行います。
春になると一本ずつ木の根元の土をならし石灰の粉を
敷き詰め、夏の収穫シーズンまでにすべての準備を整えます。
7月になるとマスティハ(マスティック)の採取は始まります。(右)マスティハ(マスティック)の流れ落ちる様子から「キリストの涙」とも呼ばれます。|ギリシャ・ヒオス島 PDO 7月、マスティハの木の幹や太い枝に傷をつける作業をスタートします。
この傷から流れ出る樹液は、15~20日間そのままの状態で放置します。
つまめる硬さになったところで、ていねいに収穫されます。
これがヒオス島の「マスティハ」です。収穫作業は9月末までの約3ヶ月間続きますが、
1本の木からはたった150g~180gのマスティハしか採れません。12月、マスティハの木の枯葉を肥料に与えて、
次のシーズンまでしっかり木を休ませます。木肌を傷つける作業は「ケンティマ」と呼ばれ、すべて人の手で行われます。
千年以上変わらない方法と道具を使います。
マスティハ(マスティック)の採取・洗浄・選別すべての作業は人の手でていねいに行われます。|ギリシャ・ヒオス島 PDO 農家の手で集められたマスティハは島の天然湧水でていねいに
水洗いされて、「キオス・マスティハ生産者組合」に集められます。
「キオス・マスティハ生産者組合」でさらに洗浄・選別作業を経て、
原産地呼称保護(PDO)認証マークのついたパッケージに
包装されて世界各国に輸出されます。※Estiaのホームページ(http://www.estianippon.jp/html/page33.html)より一部抜粋
「薬物誌」を記したディオスコリデス、「医学の父」ヒポクラテスも治療にマスティハを用いており、且つ、その美肌効果も記録に残していたということを知ると、【マスティハ】の存在は無視できなくなります。
マスティハ関連の商品をAmazonで早速探してみました。
※美容液とデンタルリンスジェルを買ってみました。
「マスティハ」に対するアンテナがピンと立ちましたので、様々な角度から情報収集を継続していきたいと思います。