古来のカカオ食文化に立ち返った飲むチョコレート「CACOCO」が届きました。スパイス効果で飲み口がさっぱりで美味です。

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14世紀に成立したアステカ王国で、カカオは、王侯貴族の“高級ドリンク”として重宝されてきた歴史があるようで、当時は、カカオをペースト状にすりつぶし、ハーブ、スパイス、水とブレンドして飲みやすくして採り入れていたそうです。

その後の技術発展と共に、チョコレート産業は様々な問題を抱えているそうです。

例えば、カカオ農場を開拓することによる森林破壊、地下水脈を汚染し、土壌を枯渇させる農法、隷属的な過酷な低賃金労働などの様々な問題と直面しているとのこと。

アメリカで誕生した、CACOCOという会社の創業者は、このような状況を変えるべく、フェアトレード、有機農法による土壌の活性化、サステイナブルデザインにより、エクアドルのカカオ農業に関わる人々の生活を豊かにする持続可能な農業を進めてきたそうです。

そんな活動の中から、古来のカカオ食文化に立ち返り、カカオ本来の良さを最大限に引き出し健康的に摂取できないか?という問いから、CACOCOの「飲むチョコレート」が生まれたのですが、そのCACOCOの日本総代理店のクラウドファンディングに昨年末支援をしていました。

そのクラウドファンディングが終了後に、リターンとして、CACOCOの「飲むチョコレート」がおととい到着しました。

パッケージを見ているだけでテンションが上がります。合計4タイプの飲むチョコレートが入っていたのですが、一つずつ、カカオにプラスしてどんなものが入っているのか見ていきたいと思います。
60% Rich Darkから確認してみます。
「カカオ・カカオバター・ココナッツシュガー・キャロブ・ルクマ・シナモン・ナツメグ・カイエンペッパー・岩塩」が入っています。

「キャロブ」のことについては以前、記事として取り上げたことがあります。

【過去の関連記事:ココアやチョコの代替品として有名な、古代エジプト時代からの用いられた甘味料「キャロブ」のことについて

「ルクマ」のことは今まで全く聞いたことが無かったのですが、ペルー原産のスーパーフードであることがわかりました。

つづいて、65% Golden Dark
「カカオ・カカオバター・カカオシュガー・マカ・メスキート・ターメリック・カルダモン・オレンジピール・ステビアリーフ・黒胡椒・岩塩」が入っています。

メスキートという名前をはじめて聞きましたが、マメ科の植物で、豆と鞘の部分がスーパーフードとして注目されているそうです。

つづいて、70% Spicy Darkです。
「カカオ・カカオバター・ココナッツシュガー・霊芝(マンネンタケ)・唐辛子・岩塩」が入っています。

霊芝(マンネンタケ)は、漢方のことを学んでいる人にとっては馴染みが深いと思いますが、説明ページのリンク(Wikipedia)を貼ります。

最後は、80% Extra Darkです。
「カカオ・カカオバター・ココナッツシュガー・バニラビーンズ・岩塩」が入っています。

昨夜、早速ですが、60% RICH DARKの封を開け、味見をしてみましたので、簡単にレポートします。

中身は、粉砕されたチョコレートという感じです。
120mlの温めた水か牛乳に、25gの商品を入れ、ブレンダーで混ぜるか、シェイカーで振ると出来上がりです。(ただスプーンで掻き混ぜるだけではしっかり溶けませんでした)
私は保存瓶を使ってシェイクしました。
こんな感じのできあがりです。

今まで、ココア、チョコレートと言うと、まず「甘い」という概念が一番最初に来ますが、このCACOCOの「飲むチョコレート(Drinking Chocolate)」を飲むと、その概念が大きく変わります。

カカオ本来の味とはこういうモノだったんだ、というのと、ハーブ&スパイスとカカオの相性の良さがしっかりと伝わってきます。

まさしく健康飲料という感じなのですが、さっぱりとした飲み口で美味しいです。

今後、カカオと現代人の関わり方が大きく変わっていく予感がするほど、素晴らしい商品だと思いました。

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