14世紀に成立したアステカ王国で、カカオは、王侯貴族の“高級ドリンク”として重宝されてきた歴史があるようで、当時は、カカオをペースト状にすりつぶし、ハーブ、スパイス、水とブレンドして飲みやすくして採り入れていたそうです。
その後の技術発展と共に、チョコレート産業は様々な問題を抱えているそうです。
例えば、カカオ農場を開拓することによる森林破壊、地下水脈を汚染し、土壌を枯渇させる農法、隷属的な過酷な低賃金労働などの様々な問題と直面しているとのこと。
アメリカで誕生した、CACOCOという会社の創業者は、このような状況を変えるべく、フェアトレード、有機農法による土壌の活性化、サステイナブルデザインにより、エクアドルのカカオ農業に関わる人々の生活を豊かにする持続可能な農業を進めてきたそうです。
そんな活動の中から、古来のカカオ食文化に立ち返り、カカオ本来の良さを最大限に引き出し健康的に摂取できないか?という問いから、CACOCOの「飲むチョコレート」が生まれたのですが、そのCACOCOの日本総代理店のクラウドファンディングに昨年末支援をしていました。
そのクラウドファンディングが終了後に、リターンとして、CACOCOの「飲むチョコレート」がおととい到着しました。
「キャロブ」のことについては以前、記事として取り上げたことがあります。
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「ルクマ」のことは今まで全く聞いたことが無かったのですが、ペルー原産のスーパーフードであることがわかりました。
メスキートという名前をはじめて聞きましたが、マメ科の植物で、豆と鞘の部分がスーパーフードとして注目されているそうです。
霊芝(マンネンタケ)は、漢方のことを学んでいる人にとっては馴染みが深いと思いますが、説明ページのリンク(Wikipedia)を貼ります。
昨夜、早速ですが、60% RICH DARKの封を開け、味見をしてみましたので、簡単にレポートします。
今まで、ココア、チョコレートと言うと、まず「甘い」という概念が一番最初に来ますが、このCACOCOの「飲むチョコレート(Drinking Chocolate)」を飲むと、その概念が大きく変わります。
カカオ本来の味とはこういうモノだったんだ、というのと、ハーブ&スパイスとカカオの相性の良さがしっかりと伝わってきます。
まさしく健康飲料という感じなのですが、さっぱりとした飲み口で美味しいです。
今後、カカオと現代人の関わり方が大きく変わっていく予感がするほど、素晴らしい商品だと思いました。
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