開放型ハーブ農園としての準備が着々と進む「かながわハーブナーセリー」へ初めて行ってきました。

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今年3月に、神奈川県の私鉄が発行してる発行物に、神奈川県横浜市泉区にあるハーブ農園「かながわハーブナーセリー」のことが取り上げられたのですが、そのことを以前記事にしました。

【下記の関連記事:進化し続けるハーブ農園「かながわハーブナーセリー」@神奈川県横浜市

この記事は、現在の「かながわハーブナーセリー」に至る経緯と、園主の笛木英治さんが考えていることがよく理解頂ける内容となっているので、このハーブ農園のことを深く知りたい方は、↑のリンクをクリックしてください。

このハーブ農園のことを取り上げて以来、ずっと行きたいと思っていたのですが、昨日訪問することができましたので、早速レポートしたいと思います。

私の自宅(神奈川県横浜市青葉区)から車で30分ちょっと走ると、横浜市泉区にある「かながわハーブナーセリー」が見えてきます。

入り口に入ると園主の笛木さんが迎えてくれました。入り口に入ってすぐのこの光景を見ると一気にテンションが上がってきました。こちらに植えてあるものは主にレストランへ卸すハーブが中心に植えてあります。
こちらにはポッドに入れられたハーブ苗が並んでおり、ガーデンセンター等に卸したり、来園者へ販売したりされています。
【ここで豆知識】ハーブ苗についているこのような札(プラスチックプレート)をガーデンセンターで見たことがあると思いますが、実はこの札の種類は”ハーブを卸している業者に全く依存しない”そうです。この札の製造者によって札の種類が異なっているだけとのことでした。
このハーブ苗が置かれている台の向かって右側に広がる敷地は、昨年までは巨大なビニールハウスだったそうなのですが、昨年10月の台風によって全て倒壊してしまい、そのビニールハウスは全て取り払い、摘み取り体験ができるスペースとしての準備を進めていました。また、手前の新しい遮光型ビニールハウスは今後ワークショップを実施したり、ハーブの陰干しができる場所して活用していくそうです。
摘み取り体験予定スペースにはお洒落な札が立ち始めています。
種類が豊富なので、とても満足な摘み取り体験スペースとなることがわかりました。
ワークショップ場所として予定されているビニールハウスの中です。ティートゥリーやサラダバーネットのドライが吊るされていてワクワクする空間になっています。今後さらに準備が進められて行く予定ですので最終形がとても楽しみです。

以降は、笛木さんと会話をしながら撮らせて頂いたハーブの写真です。笛木さんのコメントを交えながらご紹介します。

こちらはスイートフェンネル。サラダやカルパッチョの香りづけとして先の部分が、卸先のレストランではよく使われているそうです。
こちらはフローレンスフェンネル。スイートフェンネルの変種です。こちらの品種は香りは少なめですが、玉ねぎのように膨らむ根元を野菜として活用するレストランは多いそうです。
こちらはキャラウェイ。少し驚いたのですが、キャラウェイというと種子をスパイスとして活用するニーズが一般的ですが、花を飾り付けとして活用する需要が多いそうです。花の咲き方が若干ヤロウに似ていたので、最初勘違いしてしまいました。
こちらはセージとチャイブ。セージは刻んだ後にパンに織り交ぜたり、ハンバーグの臭い消しにも活用されているそうです。
今、花が最盛期のコモンタイム。左上の花が咲いていないのがレモンタイムです。タイムは、コモン⇒レモン⇒園芸種の順で花の咲くタイミングが違うそうです。卸先のレストランでは、タイムは主にマリネ液として活用されているそうです。
ジャーマンカモミールが綺麗に咲いていました。
こちらはローマンカモミール。
こちらはキャットニップ(手前)とキャットミント。
(キャットニップの写真)私の自宅の庭でも気になっていたのですが、この黄色い斑点が出てくる原因は羽虫だそうです。羽虫が葉の表面から養分を吸い取ることでその跡が残ってしまうようです。写真をよく見ると羽虫がいるのがわかると思います。笛木さん曰く、無農薬で育てている以上この現象は避けられないようです。
こちらはレモンミント。実はこのミントなかなか売られておらず欲しかった品種です。購入させて頂きました。
こちらはフレンチタラゴン。フレンチタラゴンは「火を通した時にその凄さがわかる」という笛木さんのコメントを聞き、今年必ず苗を手に入れることを決意。火を通したときの香りはクセになるそうで、魚介類と合わせるのが定番で、豚肉の相性もいいようです。
こちらはアーティチョークのグリーングローブという品種。アーティチョークの蕾を食べるタイミングは小さめの柔らかい時じゃないと駄目なようです。大きくなってしまうと急激に蕾が固くなってしまうそうです。
こちらはタンジ―。毒性が発見される前は、お茶としてよく飲まれており、笛木さんもお茶として飲んだことがあるそうで、なかなかイケるみたいです。自宅の庭にもあるので、少し試したくなってきました。
こちらはブルーマロウ。花の色が非常にきれいです。

以上、かながわハーブナーセリーにある一部のハーブたちをご紹介しました。

今回はじめて訪問して感じたことは、20年近く毎日天候とハーブ栽培に向き合ってきた笛木さんが発する言葉の一つ一つにもの凄い説得力と膨大な知見を持たれていることを感じました。

ハーブ農園を見回りながら色々なことを教わったのですが、非常に情報量が多くまだ自分の中で消化できていないものがグッと増えたので、今後の検証材料としていきたいと思います。

また2~3か月後くらいに改めてお伺いすることで、また違った角度のお話が聞けるのではないかと思いますので、その日を楽しみにしたいと思います。

かながわハーブナーセリーの情報

 
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2件のコメントがあります

  1. 以前より、ハーブの苗を作っている農家さんに興味があったので、
    記事を読んで感嘆することばかりでした。
    キャラウェイのお花の需要、タラゴンの味の奥深さ…等々

    特に、タラゴンの生の風味が実は苦手でした。
    ハーブビネガーで作成したことがあるのですが。
    クセがある事で、かなりのアンチが多いコリアンダー(パクチー)でさえ好みな自分なので、クセがあるモノもクリア出来る、変な自負だけはあったのですが…
    私にはどうにも口に合わないクセでした。
    それから、タラゴンだけは鬼門となっていましたが、この記事による「火を通すことで現れるタラゴンの魅力」というのを、是非、感じてみたくなりました!

    また、ラベルのデザインが札の製造会社によるものという事実も知りませんでした。
    最近はポップな絵柄も多くて、ラベルに惹かれて購入したくなる苗もあるくらいです。

    知らない情報。そして、知って感心する内容ばかりでした。
    また記事を読ませて頂きます。

    1. Rosemary6107

      コメント頂き、ありがとうございます。

      タラゴンにつきましては、3年以上前に、よくタラゴンのことを理解しないままネットで”ロシアンタラゴン”を買い、ハーブビネガーづくりにも活用したのですが香りがほとんどせずに、あれ?と思ったところ、フレンチタラゴンでないと香りが出ないことを知りました。

      私も笛木さんのお話を聞き、火を通す料理でフレンチタラゴンを活用したいと強く思いました。

      まずはフレンチタラゴンの苗を仕入れたいと思います。

      ラベルの件は、私も盲点でした。ハーブ苗を提供している農園のことをもっと知っていきたいとも同時に感じました。

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