真似したい知恵が沢山! スコットランドにおけるスローライフなクリスマスの過ごし方。

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12月になると、定番のように「あ~、今年もアッという間だったよね~」というコメントを身の回りでよく聞くようになります。

私自身の感覚としても、小学生時代の時間の流れと比較して、今の方が相対的に早くなっていることは確かだと思います。

時間の流れが速くなる(老化)要因としては、以前、メンタリストのDaigoさんが、世界の様々な研究結果をベースとして、だいたい以下のポイントを挙げていたと記憶しています。

 

■新鮮な経験が減るので「自動運転 (=無意識)」の活動が増えていくこと

■脳機能の低下(瞬間を捉える頻度(=カメラのシャッター回数)の低下)

■新陳代謝の低下(身体の感覚の低下)

 

この内容を見ると、常に新しい情報にたくさん触れることと、健康を維持・向上を継続することの大切さを再認識します。

また、12月になるとクリスマスデコレーションが街の中に溢れてきますので、クリスマス好きの私にとっては気分が大きく上がります。昨日はポマンダーを作っていましたが、やはりテンションが上がります!

 
 
 
 
 
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【過去の参考記事:人生初のポマンダーづくりに挑戦。オレンジとクローブが交わったときの香りが最高にいいです。】(2018年11月19日)

そんな中、スコットランドにおけるクリスマスの過ごし方についての情報に昨日触れたのですが、目から鱗の知恵がたくさん凝縮されていたので取り上げたいと思います。

【スコットランドからのスローライフ便り】もうすぐクリスマス!

マックスマーラやドルチェ&ガッバーナなど、Precious.jpでも人気の海外トップブランドのプレスを歴任してきたロイ・明美さんによる連載企画。

結婚を機に英国へ渡りロンドンで暮らし、2014年からはスコットランドへと住まいを移した彼女の素敵なカントリーライフを、自然、食、インテリアなどさまざまな側面からお伝えします。

今回はコテージからちょっと離れて、町のアパートメントでのクリスマスをご紹介! ちょっとしたアイデアで素敵になる手作りのクリスマス・デコレーションや、英国伝統のクリスマス・ケーキなど、アットホームなホリデーシーズンの迎え方を参考にしてみてはいかがでしょうか?

クリスマス・デコレーションは、素朴なラスティック・スタイルに!

12月に入ると、街中もどのお家もクリスマス・デコレーションに彩られて、ワクワク気分に。気づかぬうちにクリスマス・ソングをハミングしてしまいます。今年は、コロナ禍で制限があったりもしますが、楽しめることはたくさんあります。

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私たちのアパートメントがある町のハイストリート
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向かいのお花屋さんもキラキラです

そのひとつがクリスマス・デコレーション。毎年、我が家ではコテージのフィールドで収穫した枝や木々を使って、夫と一緒に飾りつけをします。

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コテージで収穫した松ぼっくりをアレンジ

秋に収穫した松ぼっくりは物置で乾燥させて先だけ白に塗り、テーブルセッティングやインテリアに使います。シナモンやクローブのエッセンシャルオイルを染み込ませたら、香りもクリスマス気分です。

いつもは村のコテージで迎えることが多いクリスマスですが、今年は、家族やショップに近い町のアパートメントで12月を過ごすことにしました。スコットランドもコロナウイルス警報の制限が厳しく、移動範囲も変動することもあるので、注意しています。

アパートメントに飾るクリスマス・ツリーは、木材屋さんで薄くカットした大木をバックグランドに、小枝を麻ひもでつなげて、枝にホワイトラメをスプレーした壁掛けツリーです。

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壁掛けツリーとファーザー・クリスマスの人形

小鳥やウッディなオーナメントはリバティで、フェルト素材で作られたファーザー・クリスマス(英国での伝統的なサンタクロースの呼称)はフォートナム&メイソンで見つけました。

テーブルのデコレーションは、チョコレートを使って。夫も友人も家族も、大のチョコレート好き。英国では、自動販売機といえばチョコレートのセレクションがメインです。

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英国人は、チョコレートが大好き!

赤やゴールドなどメタリックカラーの包装紙に包まれたチョコレートをガラスのジャーやグラスに入れるだけで、クリスマス気分が盛り上がります。

気づいたら空になっているガラスジャー。クリスマスの日まで、何度も一杯にしていきます。12月は楽しい月でもありますが、カロリーオーバーしてしまうという、恐ろしい月でもありますね。

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左/枝の下に飾ったプレゼントは、これからもっと増えていきます。右/こちらは夫がラッピングして、アレンジしたもの

プレゼントはラッピングしたら、森で摘んだ柊(ヒイラギ)の枝の下に飾るのがお約束。ひとつずつラッピングが完成するたびに、クリスマスの朝に開ける楽しみが増えていきます。

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2004年のクリスマス・カードは、コテージの写真に動物をアレンジしました

毎年夫がPCを駆使して作っているクリスマス・カード。大の動物好きなので、定番のトナカイだけでなく、いろいろな動物たちが登場します。

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こちらは2016年のクリスマス・カード。ファンタジーな世界です。

昔ながらのスイーツとともに迎える、英国伝統のクリスマス

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左/柊の葉と実で飾りつけしたクリスマス・プディング。右/ラム酒やブランデーを振りかけて火で燃やします

英国の伝統的なクリスマス・ケーキは、“クリスマス・プディング”と呼ばれる芳醇で濃厚な味わいのケーキです。

クリスマスの5週間前の“Stir-up Sunday”と呼ばれる日曜日から準備して、ドライフルーツ、ナッツやスパイスがぎっしり詰まった生地に、ブランデー、ラム酒やコニャックを入れて蒸し焼きしてから、クリスマスまで発酵・熟成させます。

いただく直前に部屋の灯りを消して、ラム酒またはブランデーを振りかけて火で燃やすのが習わし。素敵なエンターテイメントです。

また、クリスマス・プディングの中には硬貨や指輪、指ぬき、ボタンが入れられています。カットしたケーキに硬貨(昔は、製造中止になった6ペンス硬貨でした)が入っていた人は、幸せまたはお金持ちに。指輪は結婚、指ぬきやボタンは独身でいることを象徴すると伝えられています。

レシピは各家庭独自のレシピがあるようですが、今では、スーパーやデパートでさまざまな種類が販売されています。我が家は毎年、伝統的な味に近いといわれるフォートナム&メイソンのオーガニックバージョンを購入。大きさも選べて日持ちもするし、甘さも程よく優しい味わいで、おすすめです。お好みでブランデークリームを添えて、薄いスライスでもじゅうぶん満足できます。

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コテージのある村にあるホテル「Mhor84」のハンドメイドのミンスパイ!絶品です。

もうひとつ、クリスマスシーズンに欠かせない英国伝統菓子には“ミンスパイ”があります。肉のミンスではなくて、ドライフルーツ、りんごやスパイスを熟成して、サクサクしたショートクラストで包んだ一口サイズの甘いパイです。このシーズン、どのお家にも必ずあるミンスパイは、プディングと同様に各家庭で作る以外に、ショップでもいろいろな味が販売されています。

ミンスパイが店頭に並ぶと、クリスマスの季節だと気付かされます。オーブンで温めると、濃厚なミンスがサクサクとしたショートクラストと馴染んで、美味しくいただけます。

ミンスパイの歴史は13世紀に遡り、キリスト誕生の際に東方から三人の賢者が訪れ捧げた贈り物だそうです。十字軍が英国に持ち帰り、その当時は羊の肉だったのが、ドライフルーツに変わり、16世紀エリザベス朝からクリスマスの伝統菓子として親しまれてきました。

12月25日のクリスマスから1月6日までの12夜に1個ずつ食べると、新しい年に幸運が訪れると言い伝えられています。

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手作りのブッシュドノエル。クリームでデコレートするだけなので、とても簡単!

ケーキはもうひとつ、軽いスポンジとなめらかで上質な生クリームのケーキも作ります。

昨年作ったのは、ブッシュドノエル型。オーガニックのスポンジ生地に、泡立てたダブルクリームと湯煎で溶かした100%カカオの生チョコレートを合わせたものでデコレートしました。

ちなみに、ダブルクリームとは動物性で脂肪分48%の生クリームのこと。英国では脂肪分によって18%のシングルクリーム、55%のクロテッドクリームなどに分かれていて種類が豊富。ケーキのデコレーションには泡立ちやすいダブルクリームが適しています。

昨年は、村の友人4家族が集まって、各家庭でフルコースを分割していただいていくという「サファリサパー」でお祝いしました。4家族であれば前菜、メイン、デザート、チーズボードを、家から家へと移動しながらいただくというスタイルです。英国独自の伝統は、まだまだたくさんありますが、どれも興味深く素敵な経験です。

今年は世界中がコロナ禍で不安なときですが、きちんと感染対策しながら家族や友達と楽しくおしゃべりして、美味しく、飲んで、笑って、世界中がハッピーになるように、祈るばかりです。

Merry Christmas and Happy News Year 2021 to you all!

今日のおすすめ「なごみワンコ」は… ワンたちも一緒にクリスマス!

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「一体、何ごと?」と、不思議そうな様子のビッツ(左)とサラザー(右)

クリスマスは、もちろんワンコも一緒にお祝いします。ワンコもドレスアップ(させられちゃうという感じですが)。ビッツは帽子とマフラー、サラザーはトナカイさんのツノがお似合い。

プレゼントはもちろん犬用のおやつ。ディナーは、チキンフィレとお野菜の煮込みでした。どこのお家のクリスマス・カードにも必ずワンたちの名前が入っているのは、犬好きが多い英国の特徴かもしれません。


以上、スコットランド在住のロイ明美さんの連載第5回をお届けしました。

ささやかだけれど丁寧で、センスのよさが随所に感じられる「リアル・ラグジュアリー」なライフスタイル。来年はどんなエピソードが届くのか、ぜひお楽しみに!

※Precious.jpの2020年12月21日の記事(https://precious.jp/articles/-/23997)より抜粋

本当に素晴らしい記事で、マネしたい知恵がいっぱいです! ヨーロッパの人々の、シーズンイベントを”自然に全力で楽しむ心のゆとり”に大きな刺激を受けます。日本人の私にとって一番足りない部分だと思います。

2021年はイベントを自然にめいっぱい楽しむことのできる心のゆとりを持った人間になれるよう、前進していきたいと思います。

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