【ネイチャーズウェイと同志社大学の共同研究】オウゴン根エキスに紫外線ダメージから細胞を保護する効果があることを発見

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20代、30代の頃は、自分自身の肌のことをケアするマインドというのはほとんど無かったのですが、40代になってから、肌のシミやザラザラ感というのが徐々に気になるようになってきて、できる限りそういうものの抑制をしていきたいと思うようになってきました。

美容に目覚めたという意味ではなく、加齢と共に代謝機能というのは徐々に衰えていくということを認めつつ、事前に対策することで抑制・改善できる術があるのであれば、できる限り手を打っていきたいと思うようになってきたということです。

正直、30代までは肌のケアの情報が全く頭の中に入ってこないような状態だったのですが、ここ最近は、自分の中で大事な情報源となっています。

そんな中、日本におけるオーガニックコスメのパイオニア的存在のネイチャーズウェイと同志社大学の共同研究結果に関するニュースが入ってきましたので、ご紹介します。

「紫外線のダメージに負けない肌を作る」オウゴン根エキスにUVBダメージから細胞を保護する効果があることを解明

株式会社ネイチャーズウェイ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:萩原吉晃、https://www.naturesway.co.jp)は、同志社大学大学院 生命医科学研究科 市川 寛 教授 (医学博士)との共同研究で様々なハーブエキスの肌への効果について研究を進めています。
今回、オウゴン根エキスがUVBによる細胞傷害を抑制し、紫外線ダメージからの保護に寄与する効果があることを発見しましたのでお知らせ致します。

■研究の背景・目的
和漢植物として知られ、肌荒れ防止や保湿に効果的と言われてきたオウゴンの効果を、科学的に解明し、その効果を明らかにするため。

■研究結果
ヒト表皮角化細胞をオウゴン根エキスで24時間処置後、UVBを照射して生細胞数を測定しました。その結果、オウゴン根エキス処置細胞は未処置細胞と比較して、細胞生存率の低下を抑制しました。現在、その詳細なメカニズムの解明について実験を進めております。

本研究結果は2019年6月27日の酸化ストレス学会および6月29日の日本香粧品学会で発表しました。

<株式会社ネイチャーズウェイ>

ネイチャーズウェイは1974年の創業以来、肌へのやさしさを追求し、自然素材にこだわった化粧品を提供し続けています。環境問題にもいち早く取り組み、「ネイチャーズウェイ環境基金」を設立。売上の一部を環境保護活動や、社会貢献活動に役立てています。また、製造や販売などの企業活動で生じる環境負荷を低減する取り組みも行っています。自然化粧品を通じ社会貢献を願うわたしたちネイチャーズウェイは、これからも自然との関わりの中で歩んでまいります。

PRTIMESの2019年8月20日のプレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000012734.html)より抜粋

 

内容を見ると、タイトルの【効果があることを解明】という表記は誤解を招く可能性がありますね。

解明済というわけではなく、効果があることを確認し、その効果のメカニズムを解明中というステータスということだと思います。

研究を行なっている「ネイチャーズウェイ」という会社は、過去に名前は聞いたことはありましたが、1974年創業の企業で、1976年に日本で初めてWELEDA(ヴェレダ)社(スイス)の自然化粧品を紹介した会社でした。

卸・販売、輸入、直販、研究開発・品質管理、製造、OEMの事業から成り立っていて、日本におけるオーガニックコスメのパイオニア的な存在だということもわかりました。

上記の抜粋記事(プレスリリース)が出た後は、恐らく、オウゴン根エキスを使った新商品が出てくるのではないかと予想しているのですが、、オウゴン根エキスとは何なのかについて、以下に取り上げます。

オウゴン (黄芩)
一般にコガネバナの和名が用いられ,漢字で「黄金花」とするところから,黄金のような黄色の花が咲くように思われやすいが,実際は紫紅色の花である.享保年間に朝鮮半島より渡来,その後,奈良県や群馬県に広がった.コガネバナ(黄金花)の名は,根が黄色であることに基づいたものである.

原植物
1.原産地又は分布
中国北部,東シベリア,朝鮮半島にかけて分布する.

2.植物形態
高さは30~60cm,根は円錐形,茎は四稜形,基部から多数分枝して上部は直立する.葉は対生してほとんど無柄.披針形で長さ1.5~5cm,尖頭で全縁,縁に毛がある.花は6~9月頃茎の上部に穂状花序をつけ,紫紅色の唇形花を多数腋生する

生薬
1.基原
コガネバナ Scutellaria baicalensis Georgi (シソ科 Labiatae) の周皮を除いた根を乾燥したもの.

2.産地
中国 (山東省,河北省,内蒙古自治区,山西省 等)

3.生薬の性状
本品は円錐状,円柱状,半管状又は平板状で,長さ5~20cm,径0.5~3cmである.外面は黄褐色を呈し,粗雑で著明な縦じわを認め,ところどころに側根の跡及び褐色の周皮の破片を残す.上端には茎の跡又は茎の残基を付ける.ときに木部の中心部は腐朽し,またしばしばうつろとなる.質は堅いが折りやすい.折面は繊維性で黄色である.
本品はほとんどにおいがなく,味は僅かに苦い.
横切片を鏡検するとき,残存したコルク層は6~20層で,皮部は柔組織からなり,厚壁細胞が散在する.木部は柔細胞からなり,道管及び少量の木部繊維が認められる.道管は通常,群をなし,接線方向若しくは放射方向に配列するか又は不定形を呈する.木部の中心部が腐朽するものでは,空洞化した部分の周囲にコルク層が認められる.皮部及び木部の柔細胞中には,単粒及び複粒のでんぷん粒が含まれる.

栽培 中国産
野生 中国産

4.成分
フラボン類:バイカレイン(baicalein),オウゴニン(wogonin),バイカレインの配糖体であるバイカリン(baicalin) 等.

5.日局17 規格値
バイカリン 10.0%以上
純度試験 (1) 重金属 10ppm以下
(2) ヒ素 5ppm以下
乾燥減量 12.0%以下(6時間)
灰分 6.0%以下

6.適用
健胃消化薬,止瀉整腸薬,瀉下薬,解熱鎮痛消炎薬,消炎排膿薬,尿路疾患用薬,止血薬,高血圧症用薬,精神神経用薬とみなされる処方に配合されている.

7.配合される主な漢方処方
黄芩湯,乙字湯,黄連解毒湯,柴陥湯,柴胡桂枝湯,柴胡清肝湯,柴苓湯,三黄瀉心湯,三物黄芩湯,生姜瀉心湯,小柴胡湯,潤腸湯,辛夷清肺湯,清肌安蛔湯,清湿化痰湯,清上防風湯,清肺湯,大柴胡湯,当帰散,半夏瀉心湯,補気建中湯,防風通聖散,竜胆瀉肝湯 等

日本漢方生薬製剤協会のオウゴンの紹介ページ(https://www.nikkankyo.org/seihin/shouyaku/01.htm)より一部抜粋

オウゴン自体は、胃腸系にも広く作用する生薬だということがわかりました。

オウゴンのことについて、今後徐々に見聞を広げていければと思います。

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