昨年10月に千葉県の大多喜ハーブガーデンに行き、売店でドライの「ホップ」を買いシングルハーブティーとして飲んだのですが、そのお味はなかなかのインパクトがありました。
【大多喜ハーブガーデンへ行った時の記事:千葉県にある大多喜ハーブガーデンへ行ってきました。ハーブ苗の種類の多さにびっくり。】
ビールは好きですが、ホップ独特の苦みを暖かいハーブティーとして感じると、個人的には美味しいとは言い難かったです。
でも、そのコクのある苦みというのは効能的には強いものがありそうだと感じたので、その後、ホップに関するニュースには目を通すようにしています。
過去に取り上げたホップ関連の記事は以下です。
【過去の関連記事①:”ホップの苦み成分「イソα酸」がアルツハイマー病を予防する”というキリンの研究について】(2017年11月1日)
【過去の参考記事②:『「ホップ」にのど炎症原因菌の殺菌効果!のど飴のパイオニア企業「カンロ」が確認』というプレスリリースを読んで】(2018年7月12日)
特に、カンロの記事について、「ホップの殺菌効果はセージの2倍」という研究結果は印象が強く残っていたと同時に、「カンロは近々、ホップが入ったのど飴を発売するからこのような研究結果を公表したのかな?」という予想もしていました。
するとやはり、そのニュースが入ってきました。(以下)
のどの乾燥が気になる人に朗報!体感型“ホップ”入りのど飴って知ってる?
旅先で「乗り物の中でのどが乾燥する」「朝起きたらのどがイガイガする」そんな時にあると便利なのが“のど飴”。特に季節の変わり目に注意したい風邪の原因菌に、効果的なハーブの一種“ホップ”がスゴイ!という噂。カンロの研究所から現地ルポします!
旅先で「乗り物の中でのどが乾燥する」「朝起きたらのどがイガイガする」そんな時にあると便利なのが“のど飴”。特に季節の変わり目に注意したい風邪の原因菌に、効果的なハーブの一種“ホップ”がスゴイ!と聞きつけて、のど飴のパイオニア企業・カンロの豊洲にある研究所に行ってきました。そのまま口に入れると苦いホップエキス
ハーブの一種であるホップに、のどの炎症の原因菌への殺菌効果が確認されたことを踏まえ、ドクターの科学的視点をプラスすることで生まれたのが、最先端のど飴「ドクタープラス」です。ホップエキスを高配合したことにより、ホップの強い苦みとの味のバランスに苦心し、試行錯誤を重ねて、通常の10倍の試作の末、なんと219番目の試作品でようやく実を結んだそうです。ホップ入り飴作りの実演を見学
会議室に持ち込まれた機材を使用して、実際にホップ入り飴作りの実演を見せていただきました。飴の中に入れるホップエキスはたったのこれだけですが、匂いを嗅ぐだけで、強烈な苦い香りを感じることができます。
ホップエキスを、温めてやわらかくなった飴に丹念に練り込んでいきます。
丸めて細くのばした飴を、飴切り機の上で転がすと一挙に何個も小さい丸い粒に裁断されます。
最後にひとつずつ型押しをして出来上がり。犬のカタチになっているのがわかりますか??ホップエキスのみを練り込んだ飴は、とても苦くてずっと舐めているのはツラいですが、研究の末に美味しく配合された飴は、同じ分量のホップエキスを含んでいるにも関わらず、すーっと爽やかな酸っぱさと、まろやかな甘みが口の中に広がります。
また、白湯にドクタープラスを溶かした「のど飴ティー」の試飲もさせてもらいましたが、のどがすーっとする飲み心地と共に、のどを潤し、身体も温まって、これからの季節にとても良さそうです。
123種類のハーブの中で最も強い殺菌力
さらに、“ホップ”の殺菌効果についてお話してくれたのは、2015年に開所した「KANRO R&D 豊洲研究所」の応用研究部 分析チームリーダー兼機能製法研究チームの佐藤慎士さん。ハーブ研究の専用環境が整ったこの研究所で研究した結果、国内外から取り寄せた123種類のハーブエキスの中で、最も強い殺菌力があることが確認されたのが「ホップ」です。ホップといえば、ビールの主原料の1つとして有名ですが、風邪の原因となっている病原菌=のどの炎症を引き起こす「A群溶血性レンサ球菌」に対して、強い殺菌効果があることがわかったのです。
風邪の原因菌である「A群溶血性レンサ球菌」を培養したシャーレの中に、それぞれのハーブエキスを添加したもの。抗菌力の強いハーブである、松葉・ジュニパーベリー・オレガン・ホップ・ユーカリの5つを比べてみると、上段の3つは原因菌を添加した状態のままで菌の死滅が確認できませんが、ユーカリは目視できる程度に減少、ホップのシャーレ内で確認できる生菌数はわずかに1。殺菌力が断トツに高いことが一目瞭然ですね。これからの季節、旅先やお出かけ先で、いざという時にあると安心の、のど飴。ホップエキスが入った「ドクタープラス」、ぜひトライしてみてください!
※ホップ自体の殺菌効果は認められていますが、ドクタープラスにおけるホップの効能は現段階で医学的な実証がなされておりません。ご了承くださいませ。
※TABIZINEの2018年10月18日の記事より一部抜粋
この記事を見たあと、Amazonで売っていることがわかったので早速購入しました。
実際に食べてみると、のど飴としてはかなりおいしい部類だと思います。
ホップの苦みが、柑橘系エキスと甘みでバランスよく包み込んでいる感じがします。
それと喉の部分に、なんらかのエキスが働きかけているのを感じるのですが、これはおそらく喉に付着していた菌に対してホップが反応をしていたのではないかと思います。
実際、喉が痛いときに、このドクタープラスを舐めるとどんな感覚が生じるのかに大きな興味が沸いてきました。
今年は庭でホップを育て始めたり、先日の日本メディカルハーブ協会(JAMHA)主催の薬草観察ツアーにおいても長野県にホップが自生していることがわかったりと、ホップとの関わりが生まれた年でもあります。
ホップという植物は奥が深そうなので、引き続き探求していきたいと思います。